こもともこ「ごほうびごはん」読みました。また「食マンガ」
最近読んだ食についての漫画感想。「ダンジョン飯」、「幸腹グラフィティ」、「鬱ごはん」 - 男マンの日記
どれだけ食マンガ好きなんだ、っていう話になるんですが、食というか、人が美味しそうに何かを食べている、という絵にはやはり惹かれるものがあります。その幸せそうな表情をどれだけ魅力的に描けるか、そのディティールでどれだけ共感を得られるか、というところが食マンガのキモだと思います。
さて「ごほうびごはん」ですが、週刊漫画TIMES連載のショートグルメマンガ。
ストーリーとしては、主人公の新人OL池田咲子さん。地方出身のいわゆる「おのぼりさん」の週一度の楽しみは、自分を思いきりねぎらう「ごほうびごはん」
その「ごほうびごはん」を楽しく頬張るさまを毎回描く、というマンガになってます。
ごほうびごはん / こもとも子 - ニコニコ静画 (マンガ)
テイストとしては「週刊漫画TIMES」連載ということで、比較的男臭い誌面を潤す役割。ほのぼのとした華のあるショートグルメマンガ。役割、世界観としては限りなくファミリー系4コマに近いものになっており、安心して読めるマンガと言えると思います。久住作品のような食に対するわがままさも薄く、どちらかというと「こもれびのーと」さんの「一緒にゴハン食べたいッ」に近いテイストかな、と。
そしてこのマンガの特徴としては、なんといっても縦長大コマでの「おいしい」描写。咲ちゃんのたまらん顔&バックのファンタジー全開な心情描写(を越えた世界観)が面白く楽しめてホッコリします。
それぞれ「伊勢海老カレー」、「筍の天ぷら」回。
昔話から巨大伊勢海老!
ローストビーフ回とタコヤキ回!
自分チアガールからのタコヤキくす玉パカーン!
比較的ヌルめの世界観ですが、仕事でイヤなことがあったりとか上司の違う一面を発見したりとか、お仕事女子ものとしても読める「ごほうびごはん」おすすめです。
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