男マンの日記

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8・9 新日本プロレス後楽園ホール大会 後藤と石井の地獄のマラソンは後藤勝利。今回も裕二郎と同伴はMAO!

 8・9 新日本プロレス後楽園ホール大会を見ました。全国を回り、後楽園に戻ってきた新日本プロレス。残り試合は11日、12日後楽園、14日,15日,16日の両国三連戦になりました。ある程度形勢が見えてきましたがやっぱり混戦。まだまだ目が離せない展開になってます。

 

第5試合「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦

◯“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン(5勝2敗=10点)
[12分56秒]ガンスタン→片エビ固め
✕マイケル・エルガン(4勝3敗=8点)

エルガンが大健闘してガンガン攻め込み、セコンドの介入もものともせず(アンダーソンをパワーボムの形で場外のセコンド勢の中に投げ込んだ場面は壮観でした)自らの勝利パターン、エルガンボムに入ったところからアンダーソンが身体を反転させてガンスタン!3カウント!今シリーズのアンダーソンは、相手の必殺技に合わせてガンスタンを打ち込む、というパターンを作りつつあります。そうすると、基本寝たふりで相手に必殺技をかけさせる、というのがアンダーソンの勝利パターンになるわけで、これは中々新しいかもしれない。相手も「本当に大丈夫か?」みたいなところが出てくるわけで、

アンダーソンは2敗で残りが小島、裕二郎と比較的計算できる相手を残しているのでオカダがどこか取りこぼせばトップに並ぶ確率が大。外国人初優勝はAJではなくアンダーソン、という可能性もあります。

エルガンは優勝戦線からは交代しましたが、前評判を裏切る活躍。この試合も沸かせてくれました。G1後の継続参戦もアリかと思わせる活躍でした。最後までイイとこ見せてほしいものです。

 

第6試合「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦

◯永田 裕志(2勝5敗=4点)
[10分50秒]バックドロップホールド
✕小島 聡(2勝5敗=4点)

 脇腹を攻められまくった永田ですが、意地を見せてバックドロップで小島をフォール。2勝目をあげました。永田は事前に挑発されたオカダ戦を残しており、ここでどう闘うかが永田のG1クライマックスでの総決算ということになるでしょう。いっちょ意地を見せて欲しいところです。

 

第7試合「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦

◯オカダ・カズチカ(6勝1敗=12点)
[14分21秒]レインメーカー→片エビ固め
✕高橋 裕二郎(2勝5敗=4点)

今回はディーバ同伴だった裕二郎。その勢いでオカダを攻めこみまくり、マイアミシャインであと一歩のところまで追い詰めますが、追撃しようとしたセコンドのコーディ・ホールをリング外から外道が足を引っ張って形勢逆転。最後はツームストンからのレインメーカーでオカダが勝利しました。

いや、面白かった。MAO(今日は水着+ゆるめの全身網タイツ)のダンスから始まり、序盤のじっくりとした攻防から場外乱闘、セコンド介入、そして大技の応酬からのキックアウト、相手セコンドの逆襲からの必殺技、と、プロレス要素の全てを14分にギュッと詰め込んだような試合でした。G1で乱入は・・・とかはGKだけに言わせとけばいいし、そもそも過去にも乱入とか反則とか結構あるんでそこは気にせずに、エンターテイメントとして優れた試合だったと思います。

   

セコンドなしでも裕二郎のポテンシャルは今回かなり発揮されてましたし、オカダをもう一歩まで追い詰めたのは評価されるところでしょう。残りはアンダーソン戦と本間戦ですが、最後まで裕二郎を貫いてほしいものです。

 

第8試合「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦

◯中邑 真輔(5勝2敗=10点)
[11分50秒]ボマイェ→片エビ固め
✕本間 朋晃(0勝7敗=0点)

本間の「ヌルヌル」をいじりつつ、場外でエグい鉄柵攻撃などを交えて最後はカウンターのボマイェで勝利した中邑。 さて次はオカダ戦。そして中邑といえば、NumberのWeb版でこのようなコラムが掲載されていました。欠場の裏にはこんなことが。

number.bunshun.jp

盛夏号 新日本プロレスBi-monthly(5) 2015年 8/15 号 [雑誌]: 週刊プロレス 別冊

盛夏号 新日本プロレスBi-monthly(5) 2015年 8/15 号 [雑誌]: 週刊プロレス 別冊

 

第9試合「G1 CLIMAX 25」Bブロック公式戦

◯後藤 洋央紀(5勝2敗=10点)
[17分11秒]昇天・改→片エビ固め
石井 智宏(4勝3敗=8点)

 魂の削り合いのような試合の末、昇天・改で後藤が勝利。いや、ほんとに「血を吐きながら続ける、地獄のマラソンですよ」というような試合でした。垂直落下系の技はそんなに使用していないんですが、とにかくエグい打撃を入れまくる試合。互いにシンプルな打撃技を得意としているため、ゴツゴツとした展開が続き、互いがフラフラになったところで闘いを終わらせる、という感じのフィニッシュでした。

このような選手の肉体を削り合う試合から脱却し、技の攻防、駆け引きで見せていくとうのが今の新日本プロレスの本流になっていて、それは興業会社としては正しい方向なんですが、そこからはみ出すレスラーが魅力的に映るのもまた確か。それが石井であり、石井との闘いに応えた後藤になるのだと思います。

 

さてこれでオカダ1敗、後藤、中邑、アンダーソン2敗と絞られてきた優勝争い。オカダが2連敗しないと3敗勢にはチャンスがないので、実質2敗までが優勝の権利ありとなるでしょう。そして残っている直接対決はオカダVS中邑、アンダーソンと後藤は下位勢との闘いになるのでオカダに中邑が勝ったりすると一挙に4つ巴の決定戦となる可能性も。オカダVSの中邑は15日両国。ここでこのリーグの趨勢が決まる。注目です。

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