８・１０ 新日本プロレス後楽園ホール大会を新日本プロレスワールドで観戦しました。後楽園２連戦の初日。２連戦の後はいよいよ両国３連戦です。リーグ戦も終盤になると、わりと見慣れた光景になってきた気もしますが・・・。ともかく試合から。
第５試合 「G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦
◯ドク・ギャローズ（2勝6敗＝4点）
[08分22秒]雪崩式ハングマンスヌース→片エビ固め
✕内藤 哲也（5勝3敗＝10点）
いつもながらのらりくらりと試合を進めてペースを掴んだ内藤ですが、コーナーに登ったギャローズとの競り合いに破れ、雪崩式ハングマンスヌースで敗北。ほぼこの技一発で負けたような印象ですが、痛い１敗で優勝戦線から脱落。ただ棚橋、AJに勝っているので、今後の流れも色々可能性があるのではないでしょうか。G1の次のシリーズではもっとキャラクターが固まっているでしょうが、ユニットをどう組むのか？パートナーいないと今後の展開が厳しいと思いますが、誰を連れてくるのか。それによって新日本プロレスの中で内藤がどういうポジションになるかが固まってくるはず。いっそ半年くらいメキシコ行って日本から姿を消す、という可能性もありそうです。さてどうするか。
第６試合 「G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦
◯天山 広吉（2勝6敗＝4点）
[09分49秒]アナコンダマックス
✕柴田 勝頼（4勝4敗＝8点）
この試合も、攻めこんでいた柴田ですが天山のアナコンダバイス⇒アナコンダマックスのアナコンダ殺法に敗北して４敗。天山もペースを掴んでた感じでもないですが、最後の攻防で意地を見せた感じです。う～ん、柴田に関してはまだ届かないか、という印象。
第７試合 「G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦
◯矢野 通（3勝5敗＝6点）
[00分50秒]裏霞
✕飯伏 幸太（3勝5敗＝6点）
これは本当に秒殺。一気呵成に攻めこむ飯伏を最後レフェリーの死角からの急所⇒浦霞で勝利した矢野。まあ飯伏にとっての洗礼、という感じでしょうか。う～ん。まあ面白かったけど。これもなんか矢野のための勝利、という気がしてならない。
第８試合 「G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦
◯AJスタイルズ（6勝2敗＝12点）
[09分53秒]エビ固め
✕バッドラック・ファレ（5勝3敗＝10点）
最初は八百長でファレをフォールしようとするAJですが、ファレが抵抗してセコンド込みのもみ合いに。ファレが場外のセコンドがいるところに向けて無造作にAJを投げたところは結構戦慄が走りました。最後はロープに足をかけたエビ固めでAJ勝利。BALLET CLUBも大所帯だし、そろそろ再編の動きがあるんでしょうか。
第９試合 「G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦
◯棚橋 弘至（6勝2敗＝12点）
[16分15秒]ハイフライフロー→片エビ固め
✕真壁 刀義（4勝4敗＝8点）
棚橋はコーナーポストを使ったり関節技でのヒザ攻め、真壁がラリアットで棚橋を場外に叩き落としたり、場外でのパワースラムで互いに攻めこむ中、キングコングニーをかわしてのドラゴンスクリューからのハイフライフロー二連発で棚橋の勝利。
これで２敗はAJと棚橋のみ。１４日の直接対決で勝ったほうがリーグ優勝となります。結局残ったのはこの２人。なかなか時間が動かない、というのが今の新日本のはがゆさでもあります。
今年のG1は、後半にいくにつれいつもの顔ぶれが残りそうな気配しかしなくなってちょっと萎えてくるところがあります。柴田も飯伏も後半失速する形になってしまい残念。今の新日本プロレス、なかなか時計は動かない。
まあ、プロレス界では独占状態。世間にもまだまだこれから浸透させていくところなので、番付的に大きな動きをする時期ではない、というのもわかりますが、意外性のあるスターを生むことが出来るのがG1という舞台。今年はそこを活用して欲しかった、というのが本音です。
特に柴田、飯伏は今の新日本のスタイルとは異質なものを持ちつつ強烈な個性を発揮しているので、今ここでドンと押し出して欲しかった。それでこそG1、という意識はもう古いんでしょうか。なにはともあれここまで来たので最後まで見守ろうと思います。
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