8・16 新日本プロレス両国国技館大会を生観戦してきました。一ヶ月間に渡るG1クライマックスもいよいよ最終戦。とにかく両国三連戦。14日、15日は多少空席は見えましたが、満員と言い張ってもいいくらいの入り。そして16日は超満員、当日券も出ずという状態でした。そして両国に来たのでとりあえず。
両国でちゃんこ! pic.twitter.com/5atLIl1CDw
— 男マン(プロレス☆ブロガー) (@otokoman) August 16, 2015
今回全試合について書きますが、生で見て映像見返したりとかはしていないので本当にその場の感想を。そしてやはり正直メイン以外になかなか見どころを見いだせなかったので、そういうテンションで見ています。
第1試合 20分1本勝負
◯田口 隆祐・デビッド フィンレー・マスカラ ドラダ
[06分39秒]スライディングヒップアタック→片エビ固め
✕小松 洋平・田中 翔・獣神サンダー・ライガー
ライガー人気凄い。正直「こんなにライガー出てくるだけで湧いていいの?」状態。でもフォール獲ったのは田口。そんな試合でした。後ろのOLさんがほぼ初観戦みたいでレスラーの一挙一動にキャーキャー言ってて微笑ましいと同時に不安な気持ちに。
第2試合 30分1本勝負
◯天山 広吉・小島 聡・キャプテン ニュージャパン
[06分38秒]アナコンダバイス
✕ジェイ ホワイト・中西 学・永田 裕志
あまりどんな試合だったか思い出せない・・・・。 ちゃんこ食べた後で眠気がきてたのかもしれません。白目が出たような出なかったような・・・。「動けない方のテンコジ」こと天山がアナコンダバイスでフィニッシュ。
第3試合 30分1本勝負
◯マイケル エルガン
[09分24秒]エルガンボム
✕YOSHI-HASHI
すっかりブレイクを果たしたエルガン。コーナーからのぶっこ抜きブレーンバスターやエルボー、そしてコーナーへのパワーボムからのエルガンボムと、すっかりイメージが定着してきたエルガン(ただ単に自分がG1リーグ戦全部見てたからかも・・・。) YOSHI-HASHIとの謎のシングルマッチでしたが、YOSHI-HASHIも食らいついてあわや、というシーンを作り出し、最後はエルガンボムでフォール負け、といういい仕事。何というか、ちゃんといい試合でした。面白かった。来年はG1だYOSHI-HASHI。
YOSHI-HASHIインタビュー掲載。こういう人なんだ・・・。
第4試合 30分1本勝負
◯石井 智宏・桜庭 和志・矢野 通
[08分53秒]垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
✕タマ トンガ・高橋 裕二郎・バッドラック ファレ
最初矢野が沸かせた後はほぼタマ トンガと石井が試合してましたが最後も垂直落下式ブレーンバスターで締め。さすがにあっさり風味の試合でした。
この試合で桜庭が出てくる度にすぐブーイングして「桜庭つまんねーんだよ!」と叫んで喜んでる輩がいましたが、「うるせーお前が世界で一番つまんねーんだよ死ね」と思いながら見てたら試合終わってました。
「ああ、新日も馬鹿に見つかったんだな」と思いながら試合を見てると感慨深い気持ちに。裕二郎がわりと洒落にならないくらいのテーピングしてたので心配になりました。石井といい裕二郎といい、首をやっちゃうと普通の感情で試合を見れなくなるのでしっかりと治して欲しいところ。
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第5試合 30分1本勝負
◯飯伏 幸太・柴田 勝頼・後藤 洋央紀
[10分41秒]フェニックススプラッシュ→片エビ固め
✕本間 朋晃・内藤 哲也・真壁 刀義
内藤の「じらし入場」に会場からの大ブーイング。ああ、今年のドーム観戦後に居酒屋で「内藤これからどうしたらいいんだろうな~」って話してたら、隣のテーブルでも「内藤どうすればブレイクするかな~」って話し合いしてた事を考えるとここまで来たかと感慨深かったです、涙。そして今回、内藤と柴田の対決ムードが爆発。内藤の挑発に柴田が乗り、場外で内藤をボコボコにするという展開に観客も大喜び。真壁と飯伏のNEVERをめぐる因縁が霞むほどでした。う~ん、凄かった。こういう平場の試合でテーマを持って展開を作れるところが柴田も内藤もいい仕事。一方後藤の回りが全くの無風状態なのが、まあらしいというか、しっかりしろというか。まあ殿だからいいのか。いや、よくないよくない。
あと、ここらへんからも前の試合とは別のウザい客が「内藤つまんねー」とか「お、同士討ちでしょどうせ」とか叫んだり、選手をちゃん付けで呼んだりと不快さ100%だったりしたんですが、「ああ、新日も馬鹿に(以下略)」
休憩時間
2016年1月4日(月)東京ドーム大会開催決定!!
知ってた。多分行きます。
天龍源一郎が引退試合の相手にオカダ・カズチカを指名!!
このマイクのやりとりが良かった。オカダを「あんちゃん」と呼ぶ天龍、「ボクと同じ時代じゃなくて良かったですね」とうそぶくオカダ、どちらもらしさが出ていてグッと来ました。ただ一番良かったのは、外道がちゃんと天龍を「天龍さん」と呼んでいた事。ああ、WAR・・・。
第6試合 60分1本勝負 IWGPジュニアタッグ選手権
◯ボビー フィッシュ・カイル オライリー<挑戦者組>
[17分35秒]チェイシング・ザ・ドラゴン→片エビ固め
✕ニック ジャクソン・マット ジャクソン<王者組>
東京ドームでは3WAYで第一試合だったIWGPジュニアタッグ選手権。今回は後半戦なのは単にヘビーのタイトルマッチが組めなかったからか。ジュニアタッグはおー、はー、ほほーと見てるうちに終わるのが大半ですが、今回はコーディー ホールがボビー フィッシュかカイル オライリーのどっちかを控室に拉致してしばらく戻らない、というギャグをかましてたりしたので結構楽しめました。ただ、散々派手な連携技をやったあげくにフィニッシュはブレーンバスター&キックという比較的地味な技なのがちょっと面白かった。
第7試合 60分1本勝負 IWGPジュニア選手権
◯ KUSHIDA<第71代王者>
[17分28秒]ホバーボードロック
✕リコシェ<挑戦者>
KUSHIDAが防衛。まあ、しかしリコシェは相変わらず凄い。あの空中技の浮遊感というか、無重力感というか。同じ技をやっても全然違う天才感がありました。KUSHIDAは長期政権を予感させる安定感。
第8試合 30分1本勝負
AJ スタイルズ ・ドク ギャローズ・“ザ・マシンガン”カール アンダーソン
[11分16秒]スタイルズクラッシュ→エビ固め
✕オカダ カズチカ・マイケル ベネット・マット ターバン WITH マリア ケネリス
ここらへんになると、もうメインが次に見えてきてるんで「早く終わんないかな~」と思って見てたんですが、まさかのオカダがAJにフォール負け。天龍に対戦表明した当日にあっさり負けるオカダ。う~ん、カテェ・・・。あと何というか、バレットクラブが楽しそうでした。仲良しユニット。
第9試合 無制限1本勝負
◯棚橋 弘至<Aブロック1位>
[32分15秒]ハイフライフロー→片エビ固め
✕中邑 真輔<Bブロック1位>
そしていよいよメイン。8試合分タメてから、さらに蝶野、武藤がテーマ曲に乗って入場、テレ朝アナが煽ってからの両者入場、客席ドーン、このハイテンションで試合に突入してコケるはずがない。ただただ熱戦としか表現しようのない32分。最後に手を挙げたのは棚橋でした。4回のハイフライフローを炸裂させての勝利。中邑もやりきった、力尽きた感がありました。
しかし30分を超える試合時間といい、後半両者ダウンが続いたところといい、どこか全日本プロレスの四天王プロレスを彷彿とさせる部分もあったこの試合、もちろん垂直落下系の技などは最低限に抑えられてはいますが、使う技を絞りつつ、互いの技をかわしあうという今の新日本プロレスのスタイル。ただ、やはり連戦の疲れもあり、後半動きが止まったところを客のテンション、会場のムードで乗り切った、というところも見えました。やはりコンディションが双方とも良いとは言えなかった上でのこの試合。堪能させてもらいました。
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そして勝利後のエアギター。まあ、正直長いなとも思いましたがその後「愛してまーす」の締め、銀のテープが舞い散る、G1の締めくくりとしては最高の瞬間でした。
ただ、何回か言っていますが、やはり新しい力が出てこなかったマンネリ感があったのもまた確か。ここは例えば柴田VS石井、飯伏VS後藤など、思い切った決勝になっても良かったのではないかとも思います。しかしまあ、それはともかく終わり良ければ全て良し。8・16両国大会、いい興業でした!
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