男マンの日記

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食で振り返る、羽海野チカ「3月のライオン」11巻。手巻き寿司、ジンジャーエール、そして餃子パーティー!!

 羽海野チカ「3月のライオン」11巻を購入、読みました。

3月のライオン 11 (ジェッツコミックス)

3月のライオン 11 (ジェッツコミックス)

 

 感想やあらすじについては色んな人がいろんな事言ってると思うんで特に述べませんが、この巻は特に「食べ物」がストーリーに関わってくるので簡単に振り返りたいと思います。

 

まずは「手巻き寿司」具をたくさん用意して各自が巻いて食べる手巻き寿司。家族団らんの象徴として登場します。「猫も家族」ということで、ちゃんと猫もご飯を楽しみにして美味しそうに食べたりするのがこの漫画の好ましいところ。

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川本家に桐山くんたちが招かれ、家族のようにわいわいと寿司を食べる幸せな場面が目に浮かびます。テンションが上がりまくるモモちゃんと同じ顔の猫もかわいらしい。家族の幸せが目に浮かびます。おいしそう!

 

しかしその家族の幸せを壊そうとする存在が川本三姉妹の父。川本家に寄生してこようとするその父と対決する桐山くん。ジンジャーエールを飲みながら三姉妹を守るために敵と対峙していきます。ピリっと辛味のあるジンジャーエール。桐山くんの切なさを表す、そしてまだ酒を飲めない年齢を表すジンジャーエール。ほろ苦い青春の味。

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そして最後に出てくるのが餃子。川本家&桐本くんで食べる餃子に期待をふくらませる3人。手巻き寿司と同じくみんなで包んでみんなで食べる。家族団らんの象徴としての餃子。しかし、この時はこの後の展開を誰も想像しては居ませんでした。

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この餃子をどういう風に食べるのか、それはぜひ実際に読んで欲しいところですが、このように家族の幸せ、そして孤独を描き出す食べ物描写がことごとく美味しそうなのが3月のライオンのいいところ。そして食べ物でテンションの上がるモモ、ひな、そして猫たちの愛らしさ。素晴らしい「食マンガ」の一面もある「3月のライオン」全巻読んで損はない。おすすめです。

 

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