男マンの日記

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今のプロレス界にジュニアヘビー級は必要か?新日本Jrタッグトーナメントの面子を見て思うこと。

先日、新日本プロレス秋のイベント「Jrタッグトーナメント」の詳細、参加チームが発表されました。

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タイガー&ライガーとかもありますが、やはり注目はリコシェ&マット・サイダルのハイフライヤータッグ。技自体も凄いですが、技と技とのつなぎ、入り方も独創的な二人。どんな試合を見せてくれるか楽しみです。

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しかし、つくづく思うのは、ジュニアヘビー級と限定してしまったがゆえの注目度の低さ。カイル・オライリー&ボビー・フィッシュのレッドドラゴン、ニック・ジャクソン&マット・ジャクソンのヤングバックスも、アメリカでは普通にタッグチャンピオンを獲ってたりするタッグですし、そこに「ジュニアヘビー」という枠はなく、ひとつの「タッグチーム」として勝負している。そういうタッグチームを「ジュニアヘビー」として、「ヘビー」とは別枠にまとめてしまっているのは非常に勿体無い。

 

いっそ、「ワールド・タッグリーグ・トーナメント」とかそういう名称にして新日本の全タッグチームが参加するトーナメントにしたほうが盛り上がるだろうし、いろんな試合が見れて面白くなるんじゃないかと。でっかい選手を小さい選手が立体殺法で倒す、というのがプロレスの1つの醍醐味でもあるわけで、「ジュニアヘビー」というくくりはその醍醐味を消してしまっているのではないか。

乱暴なことを言ってしまえば、そもそも「ジュニアヘビー」というくくりが必要なのか。外国人選手を呼ぶ上で、この「ジュニアヘビー」というくくりが結構な壁になっているのではないか、と思うのです。

 

実際、WWE、TNA等でもすでに「ジュニアヘビー」のタイトルはなくなっていますし、WWE現チャンピオンのセス・ロリンズも体格的にはジュニアヘビー。ヘビー級の選手の軽量化が進む今、ヘビー・ジュニアヘビーの区分をしている団体は新日本、ノア、全日本、W-1、ZERO1くらいのもの。DDT、ドラゴンゲート、大日本には「ジュニアヘビー」の枠は存在しません。

新日本プロレスでも棚橋、中邑は100キロ前後、柴田は90キロくらいなので、体重の差としてはほぼジュニアと変わらないと言っていいでしょう。

※ドラゴンゲートには82Kg以下級の「オープン・ザ・ブレイブゲート選手権」が存在しますが、一般のジュニアヘビーとはちょっと変わってくるので除外します

   

また新日本プロレスに限ると、今のジュニアヘビーの存在意義としては従来の軽量級戦線に加え、海外、インディのトップ選手をジュニア枠で呼び興行前半で使い、良かったらヘビー戦線に送るかジュニアのままレギュラーに、というようなテスト枠としての役割と、新人が身体が出来る前にジュニアヘビー枠として修行する、という育成枠。この3つが混ざり合った枠としてジュニアヘビーという枠が存在しているように見えます。インディ・海外の選手はちょっと格下で一回呼んでおきたい、みたいな思惑も感じます。

なので、先日のケニー・オメガVSマット・サイダルのタイトルマッチもジュニアヘビーのタイトルマッチとしての扱い。ノアでもザック・セイバーJrを呼んでますがあくまでジュニアヘビーとしての参加なので、メインどころとはあまり絡まないのが勿体無いところです。

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個人的にはジュニアとヘビーの枠はこの三沢&小川組が成立した時点から崩れていってもっと入り乱れたいろんなタッグとかが見れるかなとも思っていたのですが、現実はまだその壁が(メジャー団体の中では)存在するのが事実。 もっと自由にいろんなタッグ、いろんな闘いが見たい!そう思った今回の新日本Jrタッグトーナメント発表でした。見るけど。

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