男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

11・17「#大家帝国主催興行〜マッスルメイツの2015〜」観戦記前半戦、あのマッスルが帰ってきた!

さていよいよ#大家帝国主催興行!!!水曜日のダウンタウンでは結構滑りつつも確実に爪痕を残したササダンゴマシン。そして関係ないですが15日は天龍引退興行を見て胸を熱くした後の17日。期待に胸パンパン状態で訪れた後楽園ホールはエレベーター待ちの列がビルの外まで長く伸び、中に入れば掛け値なしの超満員。「HARASHIMA&大家健vs棚橋弘至&小松洋平」という1カードのみの発表でこの客数、そしてこの熱気。チケットの8割ほどがDDTのファンクラブ先行、スマホ会員先行で売れたという噂のこの興行ですが、見渡せば新日ファンの姿もちらほらと。期待がふくらんだ状態でいよいよ興行開始です。

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いきなりVTRからスタート。5年ぶりのマッスルということで張り切るマッスルメイツ。5年前とは違い、経営論やマーケティング理論を駆使してカードを考えるメイツたちに鶴見亜門はおいていかれがち。寂しくその場を去る亜門・・・というところでPENPALSの「LONELY DAYS」に乗せた登場人物紹介VTR、そしてリングに上がるマッスルメイツたち。そしてもう泣いてる坂井。ここでもうこっちの涙腺も一回決壊。あああ~マッスルだあ~っていうこの感じ。そしてマッスル坂井の挨拶。

「後楽園ホールにお集まりの皆さん、マッスル坂井です!今日は・・・今日はマッスルを・・・マッスルやるって言っちゃったんで、最後まで、いや、メインイベントの直前まで!!このメンバーで頑張りますので応援よろしくお願いします!」

ここでやっぱりメインはがっちりまじめにプロレスするんだ!と思いました(ディーノが小松を籠絡して代わりに藤岡が・・・とかいう展開も無くはないかと思ってたので)そしてほどなくして鶴見亜門も登場。

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イチャイチャする男色ディーノ&マッスル坂井。久々のマッスル坂井!

色々寸劇が繰り広げられましたが、結局グダグダのマッスルメイツを鶴見亜門が一喝、ササダンゴマシンの向こうを張ってパワーポイントでマッスルメイツの課題について語り、いろいろ考えてるけど結局「愚直に頑張る」要素が足りないと看破。

これからは煽りパワポなどに頼らず、俺が用意した「新生マッスル軍」と戦え!そこにお前らに足りない要素が入ってる!と宣言。それぞれの試合PVでカードとテーマが発表されるという形式で試合がスタート。ここまで30分ほど経ってました、さすがマッスル。

 

第1試合 オンリー”丸め込み”タッグデスマッチ

◯久保佑允&7代目Mr.マジック[新生マッスル軍]
12分5秒 首固め
✕趙雲子龍&ペドロ高石[旧マッスル軍]

ソ◯ー生命で働くペドロ&趙雲がPVで流され、営業で必要なのは相手を丸め込む=丸め込みオンリーで試合が決まる特別ルールでの試合開始。

そして試合開始とともに会場内に流れる神実況(実況:村田晴夫 解説:鈴木健のゴールデンコンビ!)マッスルだー!とここでも実感。

多彩な丸め込みで試合が進む前半。ヤス・ウラノこと7代目Mr.マジックはともかく、スーパークルー(ディック東郷プロレス教室)出身の久保選手の多彩な丸め込み技テクニックには目を見張るものがあり、劣勢になった旧マッスル軍は得意なトークで相手を丸め込む作戦に。

リング上で生命保険にサインさせようと「レスラーは怪我などしたら無収入」、「レスラー生活続けても潰しが効かない」などとトークで精神的に追い込んでからとどめの「今このリング上で契約したら一ヶ月保険料無料&海外ドラマ見放題」という特典で新マッスル軍をサイン直前まで追い込んだところでスクールボーイで丸め込み。

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文字通りの「丸め込み」しかしカウント2!

しかしこれをカウント2で返した二人、木曽レフェリーを丸め込み、久保がレフェリーのブラインドを突いてのバックブロー&ゴロースープレックスからの首固めで趙雲から3カウント。鶴見五郎チルドレンらしい連続技から新生マッスル軍勝利。いい試合!

 

第2試合 「プ女子」タッグマッチ 30分3本勝負

1本目:パートナー同士が手を繋いだまま闘う特別ルール

◯大石真翔&◯勝俣瞬馬[新生マッスル軍]
5分43秒 ミラクルエクスタシー×ミラクルエクスタシー→エビ固め
✕男色ディーノ&✕アントーニオ本多[旧マッスル軍]

2本目:コーナーに居る味方にタッチすると試合権利が移る特別ルール

◯大石真翔&勝俣瞬馬[新生マッスル軍]
14分4秒 十字架固め
男色ディーノ&✕アントーニオ本多[旧マッスル軍]

※2-0でKa-Too勝利

PVで「プ女子に人気のユニット」KA-TOO(大石真翔&勝俣瞬馬)、対して「プ女子に不人気なユニット」ディーノ&アントンと煽られ、ご丁寧に鶴見亜門が登場し、「Ka-tooには温かい声援を、ディーノ&アントンには断罪のブーイングを」と観客を捻じ伏せてからの試合開始。

一本目は互いの絆を確かめるため、パートナー同士の手を縛り付けた状態での闘い。観客の声援に答え、手を振りながら闘うKA-TOOに対してチームワークがギクシャクするディーノ&アントン。合体ダイビング・フィストドロップをかわされ、一本目は合体ミラクルエクスタシーから3カウントを許してしまいます。

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バイオニックエルボー狙いで手を回したらディーノの腕を極めてしまうアントン!

二本目はまあ通常のタッグマッチ。観客に手を振るKA-TOOを羨ましがるアントン、一方ディーノは勝俣をまさぐるいつもの展開でしたが、大石がアントンに「観客に手を振ったらモテるよ~」と勧誘すると思わず観客に手を振ってしまうアントン。そしてさらに「観客に声援を浴びて人気者になりたかったら、ディーノを裏切ってブン殴れ!」とディーノを足蹴にしながら勧誘する大石。コーナーに登ってそれに応えそうになったアントンですが、そこで二人のVTRが。

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海岸で睦み合う二人!いい絵!

ディーノを裏切れず、KA-TOOの二人にエルボー投下、大石を攻め込んでフォールするアントンですが、松井アナはフォールせず。何故?と観客が騒然としたところでVTRが

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手でハートをつくる二人。ラブラブ過ぎる!

観客が騒然とする中、大石がアントンを丸め込み3カウント。なんでしょう。「プ女子」といいつつ結果的に腐女子的ニーズをカバーしてしまった企画でした。絵力が凄かった。

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第3試合 全日本手相撲選手権決勝戦

[旧マッスル軍]○藤岡典一
0分42秒 捻り出し
[新生マッスル軍]●山里亮太
※藤岡が優勝

幻の格闘技「手相撲」について語るマッスル坂井、手相撲の達人としてエリザベス宮地を召喚し、手相撲の魅力についてプレゼン。原始的な格闘技としての素晴らしさについてさんざん語った後、旧マッスル軍藤岡、一方男色ディーノの「横一線に並べてもらっちゃ困るってことよ」と棚橋発言パロディからの新生マッスル軍山里が登場。山里も「最近は基本手相撲ですよ」とファンタジー膨らむ発言。

※ちなみに手相撲の意味はこちらから。(実際は「自腹で呑み食いすること」という意味もあるらしいですが)

 「この対決をサムライTVでも中継するこの興行で流していいのか?」という空気の中から密室で試合開始。

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 こちらの意味での手相撲だったというオチwww

実況の村田さんが脱力し、やる気無くしたところで休憩www

前半戦はここで終了。いや~、爆笑しました。しかし山ちゃん、なんの違和感もなくDDT出てくるなー。すっかり常連。

そしてここでスベらされた山ちゃんですが、DDT大阪大会での記者会見で激昂、マッスル坂井に食ってかかってました。この記者会見が凄く面白かったのでぜひ見てください。正直この記者会見がピークな気もしなくはない、そのくらいの完成度でした。山ちゃんキレッキレ!


2015年11月18日DDT大阪オクトパス2015直前記者会見 - YouTube

ここで前半戦終了。笑いに徹した前半戦。しかしみんな少しだけソワソワしているのはメインがあるから。定められたゴールに向かってるけど誰もそこには触れず、マッスル特有の笑いを展開。メインへの期待感がありつつもそれを忘れるほど笑わされた前半戦でした。続きは後半へ。 

天才はあきらめた (朝日文庫)

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