男マンの日記

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9・4 全日本プロレス品川大会。王道トーナメント一回戦!諏訪魔!諏訪魔大爆発!

行ってきました全日本プロレス品川大会。初めて行った会場の品川ステラボール。品川からプリンスホテル方面に降り、横断歩道を渡ってマックとか入ってる建物を突っ切って坂を少し上がった所に映画館のT-ジョイ、水族館のアクアパークがありますが、ステラボールはその間。T-ジョイかアクアパークの入り口に入って奥に進むと入り口があります。結構わかりにくいところに入り口がありますので要注意。

 

 

また、ライブハウスだからなのか500円のドリンクチケット購入が必須。500円で氷結350缶・・・。と割り切れない気分を抱えつつも入場すると中は結構広く、満員だと1000人位入りそう(今回の興行は満員で755人でした。よく入ってた!)ライブハウスだから天井が高く、音響はかなり良かったです。まあ、後楽園ホールが使えるようになれば使うんでしょうが、悪くない会場かなと思いました。

そして今回の興行はかなりいいカード。諏訪魔vs宮原はもちろん、ゼウスvsボディガー、秋山vs大森、崔vsジェイク、カシンvs青柳あたりが注目か。長井vs佐藤光留・・・。全日本プロレスの本気を見た王道トーナメント一回戦を振り返ります。 

 

まずは王道トーナメント参加選手の入場式とトロフィー変換。こういうセレモニーを大事にする当たりがメジャー団体の矜持かなと。こちらの気分も引き締まるし、こういうのは大事にして欲しい。


第4回王道トーナメント 前日記者会見

前日記者会見も。正直、崔のサングラスしか印象に残りませんでしたが。何事・・・。ちなみに組み合わせ表はこんな感じです。順当に行くとゼウスvsボディガーの勝者と諏訪魔vs宮原の勝者が決勝で当たるという感じ。番狂わせはあるのか?

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 第1試合 王道トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負

✕野村直矢
10分50秒 タイガードライバー→エビ固め
◯滝澤大志

滝澤はK-DOJOの選手。190cm 90kgという大型選手。対するはエボリューションを脱退した野村。第一試合から大型選手のぶつかり合いはそれだけで迫力があります。野村も意地を見せて所々健闘するも、最後はタイガードライバーで瀧澤勝ち。K-DOJO瀧澤、大型選手だし継続参戦もありそうです。

第2試合 王道トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負

✕佐藤光留
11分57秒 腕ひしぎ逆十字固め
◯長井満也

久々に見た長井満也。佐藤光留とはUWF系かと思いながら観てました。ただ最初こそ打撃の間合いを探り合ってましたがすぐさまUWFクソ食らえとばかりに場外乱闘を仕掛け、客に罵声を浴びせる長井。佐藤に声援を送る客に毒づき、さんざ暴れまわって最後はしっかりと腕ひしぎでギブアップ勝ち。光留は今回少し存在感で負けてた印象でした。とにかくフッ切れた長井の良さが目立った試合でした。。

第3試合 王道トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負

◯青木篤志
8分51秒 ジャックナイフ式エビ固め
✕吉江豊(フリー)

膝狙いの青木だが吉江のプレス殺法を食らってしまいグロッキーに。かなり攻め込まれ続けて追いつめられますが、最後に丸め込んで青木勝利。ちょっとレフェリーのカウント微妙だったのが惜しい。一瞬微妙な空気になってましたが。しかし、基本通り、しっかりとヘビー級攻略を見せてくれた青木は素晴らしかったです。

第4試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負

◯渕正信&ウルティモドラゴン&中島洋平
13分41秒 首固め
西村修&土方隆司&✕SUSHI

渕のボディスラム、グーパンチからのパーを堪能。ありがたい系プロレス。末永く見せて欲しい、ただそれだけです。ただ中島と土方、西村の絡みは見応えありました。ちなみに土方のコンディションが一番良さそうでした。世界Jrいけるんじゃない?くらいの身体の張り具合。いっそ挑戦!

   

第5試合 王道トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負

✕青柳優馬
6分38秒 飛びつき腕ひしぎ逆十字固め
◯ケンドー・カシン

入場から謎のタマゴ(後から確認したら、「大怪獣モノ」の卵らしいです。何の伏線?)持って来たりレフェリー失神させたりとやりたい放題のカシン、最後はロープに振ってカウンターの飛びつき腕十字。カシンの試合。カシンの世界。青柳も頑張っていましたが流石にカシンの世界を崩すまでは行かず。挫折続きの青柳ですが、まだまだこれから!

第6試合 王道トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負

✕ジェイク・リー
8分22秒 那智の滝→エビ固め
◯崔領ニ

バチバチの蹴り合い。崔に唾を吐きかけるなど向こう気の強さ見せたジェイク、ドラゴンスクリューなども見せたが那智の滝に沈みました。短時間だが心の入った試合。どちらも良かった。特にジェイクの霊が入ったファイトには期待が持てました。今までどこかのっそりしていたジェイクですが、この試合はキリッとしていた印象でした。大器覚醒、の片鱗が見えた試合でした。

第7試合 王道トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負

◯ゼウス
9分49秒 ジャックハマー→片エビ固め
●ボディガー(フリー)

いきなりの「ポージング合戦」から始まり真っ向からの力比べの連続。ボディガーの奥の手ハイキックも出たが最後にはジャックハマーでゼウス勝利。気持ちいい好勝負。タッグパートナーらしい信頼関係がありつつも意地の張り合い。ほっこりしました。

第8試合 王道トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負

◯秋山準
13分45秒 リストクラッチ式エクスプロイダー→片エビ固め
✕大森隆男

秋山の好調さが際立つ試合。隙を見ての畳み掛け、非情さは流石でした。膝を連打する秋山の怖さ!大森もアックスボンバー、アックスギロチンを出したが展開を繋ぎきれなかった印象でした。ペースを取り戻しきれなかったというか。最後は秋山がエクスプロイダーからのリストクラッチ式エクスプロイダーで勝利。ギュッと詰まったフルコースみたいな試合でした。短い分攻防が濃かったです。

第9試合 王道トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負

✕宮原健斗
18分50秒 レボリューションボム→エビ固め
◯諏訪魔

諏訪魔が試合の前半はスリーパーを軸にしてペースを握るじっくりとした試合。宮原も隙をつきながら攻めますが諏訪魔も力で対抗する見応えのある展開。互角の攻防から攻め込む諏訪魔でしたが、その後宮原からドロップキック、ビッグブーツ等で反撃を食らってからのブラックアウト連発、ジャーマン・スープレックスで反撃されるも必勝技のシャットダウン式ジャーマンを阻止して重爆ドロップキック!諏訪魔くらいの巨漢選手が放つドロップキックはかなりの迫力がありました。

ペースを握った諏訪魔は急角度のバックドロップ、剛腕ラリアットなどで反撃し、最後は旋回式のパワーボム「レボシューションボム」で勝利!!盟友ジョー・ドーリングの技で勝つあたりが諏訪魔の凄さ。とにかく圧倒的存在感。お帰り諏訪魔! 両者とも凄いかったです。これぞ!というプロレスを堪能しました。いやー、素晴らしかった。

 

ここで諏訪魔が宮原に勝利したのは大きい。このまま王道トーナメント優勝すれば文句なく次期挑戦者。やはり舞台は両国国技館になるのか?というところですがまだまだ予断を許さない王道トーナメント。勝利した諏訪魔は思いの丈を吐き出すようなコメント。痺れます。 

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ケガしている間の不安、バックドロップを放つ時の迷いを赤裸々に吐き出した諏訪魔。そしてジョー・ドーリングへの想いのたけを告白していきました。化け物的な強さを取り戻しつつある諏訪魔の人間的な部分がにじみ出たこの試合後コメント。ますます諏訪魔を応援したくなりました。

以下コメント(バトル・ニュースさんを参考に書き起こしました)

諏訪魔:よーし、よーし・・・勝ったよ!今日、勝つまで長かったし、スッゲー苦しかった。思い出した!この・・・半年間の・・・地獄を!この感覚だと思ってね。すごい・・・うれしいよ!ここまでまだやれるって・・・自信になった。タイトルかかってないんだけどさ。この自信は・・・何物にも代えられない。ほんとに足戻ってくれよってずっと思って。バックドロップでアキレス腱が切れて、そのバックドロップをね、バックドロップを打つ時・・・ちょっと考えたよね。頼むぞ!って・・・言い聞かせて・・・。一緒に練習してきたんだしさ、ここまでやってきたんだよ。

――三冠王者としての宮原選手の実力についてはあらためていかがでしたか?
諏訪魔:うん・・・見てない間に、形を作ってるっていうのはわかったよ。入場して来てもさ・・・あいつの世界観というのが・・・あったのはわかる。ただ俺にも意地はあるからそこはまだね。まだまだそんな、序の口で。決着はついていないと思ってるだろうし

――フィニッシュではドーリング選手のようにスパイラルを加えたところに思い入れを感じたのですが?
諏訪魔:当然ジョーもね。ジョーとは何回も決勝でやろうぜ、色んな所で言ってるし。・・・ジョーはすごいな。あれで何回転もまわすんでしょう?足が危ないよね。そのリスクを負ってでも。、やっぱジョーにもね、復活したぞというところを見せたかったし、『帰ってこいよ』と。一緒に決勝やりたいと。そういう思いでやりました

 

2回戦は9・17横浜ラジアントホール大会、準決勝・決勝は9・19後楽園ホール大会。これからどのような展開が全日本プロレスで起こるのか、楽しみつつ見守ろうと思います。 

別冊週刊プロレス晩夏号 全日本プロレス激闘史(2) 2016年 9/1 号 [雑誌]: 週刊プロレス 別冊
 

 

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諏訪魔、いい顔してました。

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