男マンの日記

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2・11ガンバレ☆プロレス王子大会観戦記。カサンドラ参戦!ガンプロはあの頃のDDTか?

大分時間が経ってしまい、来週末の3・4は次のガンバレ☆プロレス王子大会。ということで2・11大会の観戦記です。まあ時間も経ったんでざっくりといきます。と思ったんですが事件が!しかもセミに!というわけでセミファイナル中心に語ります。

 外で並んでたら、家族連れのなんか見知らぬレスラーがいるなーとか思ってたんですが、その人が選手入場式に登場。大家と会場さんとの軽い寸劇のあとで急遽第0試合に出場することに。という訳で興行開始!

 

 

第0試合

◯ソーカル・クレイジー
7分10秒 ラ・ミスティカ
✕宇宙銀河戦士アンドロス

謎のレスラーはソーカル・クレイジー。査定試合の相手としてアンドロスが的確なのかがよくわかりませんが、とにかく第0試合開始。ルチャをベースにアンドロスを攻め込むミスティカ、のらりくらりとかわすアンドロス。最後はラ・ミスティカで勝利を収めたソーカル・クレイジー。正直スタイル的に再登場するかはよくわかりませんが、まあ会場はあったまった第0試合。再登場するか?

 

第1試合 GANBARE NEW WAVE

◯冨永真一郎&仲川翔大
8分33秒 黙認ジャスト・フェースロック
安部行洋&✕アンドロメダKEN

ここからほんとの第1試合。ASUKA PROJECTの仲川選手、プロレスリングACEのアンドロメダKENNEL選手は初見でした。それぞれの選手がいい動きをしていたような気がします。気がします、というのはこの試合前、整理券をもらうのが15:30,そして会場が17:30。その2時間王子で特にやることがないために串カツ屋で当然呑んでしまう。そしてその酔いと眠気がこの試合の時がピーク。正直まああんまり覚えていないというか。申し訳ないというか。気付いたら終わってました。

 

第2試合 G-COSMOS 2017 日本vsタイ国際異種格闘技戦 in 王子
~パンチドランキオンルール 3分無制限ラウンド

◯伊藤崇文[日本代表]
 4R2分26秒 TKO(右フック→レフェリーストップ)
✕タノムサク鳥羽[タイ代表]

そしてガンプロ格闘技路線を勝村と担ってきた伊藤が異種格闘技戦としてタノムサク鳥羽と対決。最初は鳥羽がパンチ、伊藤がかいくぐって寝技、という攻防でラウンドを重ねていきました。久々にシングルマッチ見ましたが、鳥羽の大きく振り回すパンチは豪快だし迫力あります。

思えばほぼパンチでプロレスをし続けてたタノムサク鳥羽。ガンガン振り回す鳥羽に王子の客もガンガン沸き始め、その空気に触発されてか伊藤もガンガンと打撃で応戦、大振りのパンチとローキック連打が交錯、最後はノーガードの打ち合い!打撃戦とはこのこと。4Rはもうノーガードの撃ち合いになり、鳥羽が両手を広げて「打ってこい!」と挑発したところに伊藤の右フックが炸裂。伊藤の勝ちで終わったこの試合。王子が揺れた、と言っても過言ではない熱い試合でした。鳥羽選手にはレギュラーで出て欲しい!段々格闘色が強くなるガンプロでした。

 

第3試合 清水愛ガンバレ☆プロレス試練の三番勝負最終戦

◯清水愛
15分55秒 ツームストーン・パイルドライバー→エビ固め
✕カサンドラ宮城
※清水愛 試練の三番勝負は通産0勝3敗

 「清水愛 試練の三番勝負」第一戦は翔太、第二戦は松本浩代と対戦しそれぞれ敗北。特に松本浩代戦では試合後に涙を見せた清水愛。そして第三戦はカサンドラ宮城。強さという点の他にも強烈なキャラクターとの闘いでもある難しい試合。実際、カサンドラは入場するなり客を罵倒してみたり木曽レフェリーに難癖つけてレフェリーチェックを拒否してみたりとやりたい放題、客のハートをガッチリ掴んでいきました。

清水愛のほうも攻め込もうとしましたが、カサンドラの身体能力に阻まれ苦戦。清水と並ぶと長身さ、足の長さが目立つカサンドラ。当たりも強く、キックで攻め込み、逆エビで悲鳴をあげさせ、エルボーでガツガツと食らわせていきます。清水愛ピンチ。

しかしそこから反撃し、丸め込みの連発やカミカゼ、そしてフィッシャーマンを狙うなど見せ場をそれでもなんとか作っていった清水愛でしたが、最後は顔面へのキックからのツームストンでピン。カサンドラの強烈なキャラクター、余裕を感じた一戦でした。

結局試練の三番勝負三連敗だった清水愛でしたが、今まで対戦してこなかったレベルの選手と試合をしたことは確か。これを機にもう1段上を目指すのか?それとも母としての幸せを目指すのか?人生の分岐点を迎えている清水愛。というか本業は声優なんですが。忘れてた・・・。

 

第4試合 ジャパニーズ・サイコ~勝負の時~

◯今成夢人
9分59秒 スリーパーホールド
✕マーズ・スペクター

試合開始からマーズ・スペクターが圧倒。関節技で絞り上げ、キックで何度も何度も今成をボコボコにしますが何度も何度も何度も立ち上がってくる今成。また何度も何度も何度もボコボコにしますがフラフラになるつつも何度も何度も何度も立ち上がって来る今成。目が完全にイってる中、最後はフラフラになった今成が後ろから飛びついてスリーパー。そのまま何があってもしがみついたまま締め上げ続けて最後はギブアップ勝ち。ついに勝った!と倒れたままの今成を尻目にマスクを脱いだマーズ・スペクターの正体は 鶴巻伸洋!

SAW(サブミッション・アーツ・レスリング)に所属し、初期リングスなどに参加。リングス実験リーグなどに参戦していた選手です。マスクを取った鶴巻はマイクを持って静かに語り始めます。

 ※DDT公式サイトより引用

鶴巻「まあ頑張ったよ今成。ガンバレ☆プロレスファンの皆さん、知らない人も多いかと思いますが、マーズスペクターをやってきた鶴巻伸洋といいます、オールドファンの方はご存知かもしれませんが。

マーズスペクターという覆面レスラーは、俺が兄貴のように慕っていた木村浩一郎先輩がやっていた宇宙パワーのオマージュでやらせていただきました。

 

知ってる方もいるかもしれませんが、3年前に木村さんが44歳で亡くなられました。俺もその時に木村さんの葬式行って・・・DDTの選手はほぼ全員来られてましたね・・・この忙しい中に。そして、私もすごくお世話になった木村先輩にお世話になった恩を返さなきゃ。それで何かやれることないかな・・・と思った時に、これを思いつきました。

 

今の高木さんと木村さんが作り上げてきたDDT、もう立派な団体になってます。後楽園ホールも常に満員です。でもこのガンバレ☆プロレス、まだまだだと思います。だから俺は、このリングに上がりました。一年間このガンバレ☆プロレス上がってきて・・・まあ大したことない団体です。ちっちゃい団体です。クソみたいな団体です。選手も皆ちっちゃいし、皆よえーし、華のある選手一人もいねーし。

 

だけど・・・このガンバレ☆プロレス!スゲー頑張ってるな!レスラーも、スタッフも、レフェリーも、そしていろんな団体上がってきたけど、ここはお客さんが一番頑張ってる!熱いよ!日本一熱い団体だ!そして、今成スゲー頑張った。俺はお前に負けるとは思わなかったよ!最後もミドルキックで立ち上がってくるからよ・・・。お前に気持ちで負けた、気持ちで・・・。もう大丈夫だよ、大家も頑張ってるしお前も頑張ってる。もうオレがやること終わったと思う」

そこで大家が登場し、継続参戦を訴えると戸惑いながらも応じた鶴巻。素顔でどういうファイトを見せるのか。またマーズ・スペクターに戻るのか。今後の絡み方も楽しみです。しかしほんとに初期メンバー以外はほぼ格闘家になりつつあるな・・・。どこへ行くガンプロ。

 

第5試合 ガンバレ☆プロレスvsシン・ガンバレ☆プロレス

大家健&勝村周一朗&◯三富政行
17分39秒 ソルティースプラッシュ→片エビ固め
大家健想&浪口修&✕シバター

 相変わらずの抗争を繰り広げるガンプロ軍とシン・ガンプロ軍。前回乱入したシバターが正式参戦しメインに登場。そしてシバターと炎上軍を組んでいた三富がメインに参戦。大家がつかまり苦しい展開だったガンプロ軍でしたが、勝村の活躍でペースを取り戻し、最後は三富がシバターから3カウント!負けたシバターでしたが随所に見せる格闘技的ムーブ&ヒールとしての振る舞いで持ち味を出していました。個人的には好きなレスラーなんですが、負けたことでKENSOからシン・ガンプロ軍追放を宣言され、三富から4月のタッグトーナメントのパートナーに誘われるも拒否。シバターどこへ行く・・・。

   

4月の王子大会では昼夜興行。1日かけてのタッグトーナメントを計画しているガンプロ。いみじくもマーズ・スペクターが言ってましたが、今のガンバレ☆プロレスには「あのころのDDT」感を感じます。クオリティが安定しなかったりズンドコだったりするけど、何が出てくるかわからない。心にグッとくる試合があったり、豪快にズッコケたり(シン・ガンプロ軍自体が壮大に滑っているという噂も・・・。)しかしただただ進む感じ。怪しいテイスト。熱いマイク。しばらくは追いかけたい、いや、追いかけないと!という気にさせてくれるガンバレ☆プロレス。これからも期待です。 

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