皆さんご存知 全日本プロレス三冠王者宮原健斗。2016年、諏訪魔の怪我により返上された三冠王者をゼウスと争いチャンピオンに。その後ほぼ一年間ベルトを守り抜きますが石川修司に敗れて王座陥落。しかし8・27両国大会では石川修司を破り三冠王者に返り咲き、10・9後楽園大会では諏訪魔との防衛戦に臨みます。
しかしまだまだ宮原本人の「度を越したナルシストっぷり」が中々世の中に浸透していないようなので、ここでぜひ紹介していきたい。まず本人ブログから。
2017年10月のブログ|宮原健斗オフィシャルブログ「IT'S MY LIFE」Powered by Ameba
本人の顔率の高さ!自撮りにかなりのこだわりを持つ宮原。ブログの写真全てに作り込んだ表情で映っているあたりが素晴らしい。
そしてこのエントリ
「自撮り王子」(自称)
「スマホ写真の8割は宮原健斗(自分)」
というワードの素晴らしさ。自分の好きさが半端ない。
そして、最近の宮原と言えば興行の締めのマイク。普通締めのマイクは勝った人がするものですが、ここ半年ほどで勝っても負けてもほぼ宮原が締めのマイクを担当することに。
そして、この大阪大会でもそうですが、段々とフォーマットが凝ったことになってきています。
パターンとしては、普通にマイクで喋って終わり→帰りかける宮原→観客の宮原コール→リングに戻ってきて「全日本プロレス、最高ですか~」と観客に問いかける。→宮原「聞こえないなぁ~」→観客再び宮原コール→宮原復活「全日本プロレス、最高ですか~!」「◯◯(興行している地名)最高~!!」
という流れで、この「宮原劇場」がメイン終了後10~20分くらい続くのが全日本プロレスの定番になっています。
その他にもタッグマッチ時の控えでもず~っと声を出していたり
自らのユニット「NEXTREME」では後輩2人を使って色々遊んでみたり
この図抜けたサービス精神と絶大な自信、そして自分大好きなナルシストっぷり。プロレスラーとしての異常なスタミナや耐久性、動きのメリハリに関しては全日本以外のプロレスファンにも浸透して来ていると思いますが、私はこの宮原のすっとんだ性格も今の全日本プロレスの大きな魅力だと思っています。
そしてこの宮原健斗と小橋建太の対談記事がこちら。日刊Spaの企画として行われた対談ですが、宮原のファン時代、プロレス観などについて語られています。
宮原:炊飯器は例えです(笑)。僕のプライベートはファンタジーですね。やっぱり夢を売る商売なので、ファンタジーが大事だと思ってます。憧れの人が、「自分と同じじゃん」って、ちょっとイヤじゃないですか。共感を得て人気が出る人もいると思うんですけど、僕はそういうタイプではないですね。プロレスに対して、夢というものをずっと持ち続けているので。
小橋:なにからそういうのをイメージし始めたの?
宮原:僕にとってプロレスラーって、子どもの頃からすごい崇高な存在なんですよ。サインを求めて出待ちされるくらいの求心力があったわけじゃないですか。そういうのを守らなければいけないと思ってるんです。「いつでも会えるアイドル」って言いますけど、僕はあの人たちとはちょっと違う。僕にとっては、会えない人たちだったから会場に行きたいと思ったわけで。時代の変化もあると思うんですけど、僕の中でそこは崩せないところですね。
と、意外と古風なプロレス観を吐露。そして、石川修司との闘いのときにキャッチフレーズとしていた「最強」VS「最高」についても。
宮原:僕はなぜ最高と言い始めたかと言うと、明るいポジティブな言霊を吐き出したかったからなんです。先に言葉を発して、それについていくっていうやり方なんですよ。「俺は最高だ」って言ったら、周りがそういう目で見るから、最高にならなきゃいけないじゃないですか。言葉の意味というよりは、言霊を吐くということが大事でした。
等、インタビュー等であまり突っ込まれていない所まで小橋相手に色々話している対談はこちらから。全4回と読み応えありますので、宮原に興味がある方、そして小橋は知ってるけど今の全日本は知らない方も楽しめるかと思います。
現在三冠チャンピオンとして全日本プロレスを牽引している宮原健斗。観客動員でも好調を維持している全日本プロレスは確実に彼を中心に回っていると言っていいでしょう。彼の強さプラス、異常なポジティブさも世の中に伝わって欲しい。そしていよいよ明日の10・9後楽園、宮原健斗VS諏訪魔。好勝負必至のこの闘い、必見です。
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