男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

4・29DDT後楽園大会、自宅観戦記。やっと!やっと入江茂弘チャンピオンに!

というわけで疲労困憊だったのでTV観戦のDDT後楽園大会。ひたすらツイートしながら観てたのでまとめて載っけておきます。後で思うことあったら追記するかも。満足度高い興行でした。

※4/30 ツイッターから文章にまとめ、諸々追記しました。

 

オープニングマッチ 梅田公太“狂犬”七番勝負第1戦

◯潮崎豪(8分39秒 豪腕ラリアット→体固め)✕梅田公太

梅田の七番勝負第一戦はプロレスリング・ノアの潮崎豪。試合開始から梅田が攻め、潮崎が受ける、という攻防の中、5分過ぎに潮崎が出したチョップで場内の空気が一変。胸を切り裂く音に観客が一瞬静まり返るほど。その後は垂直落下式ブレーンバスター→豪腕ラリアットで潮崎勝利。梅田も鋭い蹴りを見せるなど今できる健闘はしたが叩き潰された、という印象。やはり分厚さが違う。そして爽やかに去る潮崎。

そして試合後に第二戦の相手が発表され、次は新木場で伊東竜二とハードコア戦。意外なチョイスだなー。伊東のDDT参戦ってかなり久しぶりなんじゃないだろうか?色んなプロレスを体験させる、というコンセプトなのか。とにかく、どこか「あわや」という場面を作って欲しいところです。

第二試合 敗者国外追放マッチ

◯坂口征夫&マイク・ベイリー&MAO&赤井沙希
(7分46秒 PK→エビ固め)
✕平田一喜&大鷲透&スーパー・ササダンゴ・マシン&アントーニオ本多

試合前に急遽敗者国外追放マッチと告知されて普通に平田が敗北。試合自体はいつもの感じでした。ごんぎつねがド直球の下ネタだったのが印象に残りましたが・・・。
負けて国外追放が決定した平田、コーナーポストに捕まって国外追放に抵抗する平田だが、TOKYO GOにのせて若手にわっしょいわっしょいと胴上げされながら退場、そしてVTRでタカティモ・ドラゴン、ヒラティモ・ドラゴンの参戦が告知される。ザッツ茶番!まあそんな気はしてましたが。

まあ別にいいんですが、高木、大鷲というトップ戦線を通過して今前座でやっているレスラー達の前座コメディ路線に平田一喜がつきあわされてるのは勿体無いというか。そんなことしてるうちに、気付いたらトップはもう平田より若手が張ってるわけで、いいかげん付き合ってらんねえ!って反逆する展開も観てみたい。

昨日ガンプロ帰りに観戦仲間と呑んで話しながら思ったんですが、今のDDTは前座コメディ戦線とメインのシリアスが完全に分離してしまってるのでコメディが陳腐に見えてしまう。平田がメインで踊りながら竹下と凄い殴り合いするとか、フランソワーズ&真子がタッグベルト挑戦とかそういう展開があってもいいんじゃないか。そんなことをこの試合を見て改めて考えたりしました。「コメディは前座」っていうわりと古めの固定観念にDDTが縛られるのは勿体無いんじゃないかな~と。

 

第三試合 30分一本勝負

高尾蒼馬&◯上野勇希
(6分43秒 フランケンシュタイナー→エビ固め)
✕樋口和貞&石井慧介

これは石井のベルトに高尾が挑戦する流れができるのか、そして上野のチャレンジマッチ?と思ってボンヤリ観てたら樋口の凄いチョークスラムを返した上野が突進してきた樋口を上野がフランケンで3カウント!上野勝利!これはビックリした!以上!

第四試合 3WAYタッグマッチ

◯ジェイソン“ザ・ギフト”キンケイド&渡瀬瑞基
(7分14秒 フィロソファーズスタンプ→エビ固め)
松永智充&✕勝俣瞬馬

※残り1組は佐々木大輔&遠藤哲哉

初見、DDT初登場のキンケイド、ROH,AAW等に参戦し、チェーズ・オーエンズやマット・リドルとも試合経験のある選手。2003年デビューなのでキャリアは15年とベテランの粋に入るでしょう。

細身ではありますが3人まとめてのフランケン、コーナーTOコーナーのドロップキックなどトリッキーなファイトを繰り広げます。コスチュームがデスノートの死神っぽく、ヨガのポーズで相手を撹乱したりもします。フィニッシュもコーナーポストに立ってのフットスタンプで勝俣に勝利。持味はある程度発揮した日本デビューとなりました。でもまだまだこれから、という手探り感。入江とのタッグなども観てみたい。クセの強い選手でした。

第五試合 チェリーDDTラストマッチ

✕チェリー&フランソワーズ☆タカギ&大石真子
(11分23秒 真・男色ドライバー→漢固め)
◯男色ディーノ&KUDO&高梨将弘

おチェリーさん所属ラスト、DDT壮行試合。張り切って出てきたチェリーさんですが、ディーノのナイトメアを喰らい、KUDOにボコられながらもチェリートーンボム!しかしその後は熟女でドーンの誤爆連発から高梨&KUDOのスーパーキックを喰らい、男色ドライバーで3カウント。チェリーさんのムーブも出し切り、相手&味方から最後のフルコースを喰らい、壮絶に散っていきました。ありがとう、おチェリーさん!

試合後にチェリーのマイク、花束贈呈、記念撮影。涙声のチェリーだけど半分女装なのがDDTらしさかな~。おチェリーさんお疲れ様でした!とはいえまた女子団体で見れるでしょう。ガトムーとか。

っていうか休憩なしか。まだ開始から1時間20分なのにセミファイナルに。このままだと2時間ちょっとで終わりそう。ちなみに夜は全日本プロレス。

セミファイナル DDT EXTREME級選手権試合~通常ルール

✕宮本裕向<王者>
(12分51秒 蒼魔刀→片エビ固め)
◯HARASHIMA<挑戦者>

※宮本が4度目の防衛に失敗、HARASHIMAが第41代王者となる。

HARASHIMAはニューコスチューム。ちなみに金色のヒラヒラは「フリンジ」といってヒラヒラ動くするので動きが速く見える。という解説のスーパー・ササダンゴ・マシンからの豆知識。初めて知った!

そもそもエクストリームながらも通常ルールのこの試合。序盤足攻めから入る宮本だがものともせず蹴りまくるHARASHIMA、そしていつもどおりの二人を出し合う好勝負に。そりゃこの二人なら面白くないわけないわけで。

宮本の掟破りの蒼魔刀からエルボー合戦、宮本のアッパー、ハイキック、そしてHARASHIMAの掟破りのファイヤーサンダー、最後は正調蒼魔刀でHARASHIMA勝利。普通にいい試合でHARASHIMA勝利。これがメインで終わっても文句ない試合ではありますが、でもEXTREMEってこういうのだっけ?という疑問も残る一戦でした。

試合後にHARASHIMAが宮本に感謝のマイク。その後、リング上で5・13博多での防衛戦を要求する今林AP。どの相手とやりたい?と質問するAPに「KUDOとやりたいです」とのHARASHIMA。ってことはしばらく通常ルールでの防衛戦になるんだろうか?なんというか、新日本のインターコンチっぽいベルトになっていく予感が。もうちょっと個性をつけといたほうが面白いと思うんですが。

ここで解説のササダンゴ「てっきり僕が呼ばれると思ったんですけどね・・・。」と思ってもいないコメント。さすがです。

しかしここで宮本がマイク。タイトルマッチのために一時的に脱退していたスマイルスカッシュを改めて正式に脱退することを発表。そして、セコンドについていたヤス・ウラノも同時に脱退。ここで高尾がどうするか、と思ったら高尾は残留を表明しました。しかしここでDAMNATION入場。裏切りを勧め、断った途端にHARASHIMAをボコる3人を高尾が救出!ただマイクで締めるHARASHIMAを不穏な表情で眺める高尾の動向が気になるところ。またユニット再編の予感・・・。

   

メインイベント KO-D無差別級選手権試合

✕竹下幸之介<王者>
(18分17秒 ビーストボンバー→体固め) 
◯入江茂弘○<挑戦者>

※竹下が12度目の防衛に失敗、入江が第62代王者となる。

ハッピーモーテル解散したけど、竹下にとってはまだアントンが必要だったんじゃないかな~と思わせる煽りV。竹下のほうが病んでる気がするんだが。入江の「団体には期待しない」ってスタンスはプロレスラーとして凄く健全に見える

タックル合戦から互いに場外に飛ぶ展開、竹下がエプロンでの攻防を制してバックドロップでペースを握る。入江なんとかリングイン。ネックブリーカー、スリーパーとじっくり攻める竹下。入江も頭突きで反撃。

垂直落下式ブレーンバスター、ブラックホールスラムと攻め込む入江。コーナーに登った入江を雪崩式ブレーンバスターで返すも、その後のエルボーが目に入ったか、竹下が一気に失速。入江デスバレーボム、垂直落下デスバレードライバー。竹下も返していくが入江が主導権を握る。

入江交通事故ショルダータックルからのキャノンボールドロップ、竹下投げっぱなしジャーマン。ラリアット打ち合い、ビーストボンバー!竹下サプライスローズからヒザ!ジャーマン!会場入江コール!
入江ヘッドバット!エルボー!飯伏殺し!ダイビングエルボー!ビーストボンバーで3!

フィニッシュ鳥肌立ったけど、決してフロックではない勝利。会場に祝福されながらの入江勝利。ベルトを奪って顔を埋める入江、ベルトを一回入江から奪い、改めて入江の肩にかける竹下。凄い試合だったよ二人共。
そして結局マイクで人の良さがにじみ出る入江。ピープルズ・チャンピオン!

 

DDT公式ファンブック THIS IS DDT (双葉社スーパームック)

DDT公式ファンブック THIS IS DDT (双葉社スーパームック)

 

大家健に勝ったという実績を引っさげてDDT無差別級に挑戦を表明する石井。
入江「この数年、DDTで何の実績も残してないくせにこのベルト取っただけで何勘違いしてんだよ」ザッツ正論オブ正論!そのとおり!いい事言った!

とはいえ挑戦は受諾。KO-Dタイトルマッチが決定し、興行は終了していきました。

いろいろあった4・30後楽園大会。個人的に最近のDDTに思うことは多いですが、画面で観てる分には最近で一番客も入ってたし、試合も全部面白かった。
全試合終了後にアイアンマンがササダンゴ→島谷→赤井と移動し、松井レフェリーの撤収時間ストップ。いい興行でした。

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