男マンの日記

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8・13 G1クライマックス28決勝戦徹底検証。棚橋弘至VS飯伏幸太戦全攻防書き起こし!

一月に渡って開催されたG1クライマックス28は棚橋弘至の勝利で幕を閉じました。しかしその道程は苦しいもの。初戦の7・14鈴木みのる戦では勝利したものの試合全編に渡って足攻めをされて悶絶、逆回転のドラゴンスクリューという危険な技からなんとか勝利しました。そして7・16札幌大会ではジェイ・ホワイトに反則絡みとはいえ敗北。試合のペースも握られて苦しい戦いを強いられました。

その後は勝利を重ねるもYOSHI-HASHI戦は最後一発の丸め込みでの勝利、エルガン戦でも強引な丸め込みでの3カウントと、試合内容的にも相手に圧倒されることが増えました。相手を圧倒しての勝利、というものはなく、なんとか勝利を掴み続けて最終戦ではオカダとなんとか時間切れ引き分けでの決勝進出。正直、オカダや鈴木みのると比べてもリーグ戦の内容が素晴らしかった、というわけでもなかった棚橋。色んなものを犠牲にしながら執念で決勝進出を果たした、というAブロックのリーグ戦でした。 

 

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 一方の飯伏幸太、Bブロックでは苦戦が続き、7・21の矢野戦で初敗北、7・26のSANADA戦でも敗北して2連敗。石井、内藤を撃破するも8・8横浜大会でタマ・トンガに乱入絡みで敗北。しかしトップだったケニーもこの日矢野に敗北、8・10武道館では内藤がザック・セイバーJrに敗北し、ケニーとの直接対決で勝ったことでようやく決勝進出しました。 結果的には飯伏、ケニー、ザック、内藤と4人が12点で並び、直接対決の結果による決勝進出、という薄氷のリーグ戦でした。

 

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そしていよいよ迎えた8・13日本武道館大会。満員の客席の中、飯伏のセコンドにはケニー・オメガ、棚橋のセコンドには柴田勝頼が付き、新日本プロレスVSDDT出身、というような対立構図が浮かび上がる。棚橋が確信的に「仕掛けた」中、客席は圧倒的棚橋支持の中で試合がスタート。ここからは二人の攻防を淡々と書き出していきます。そして、棚橋のかけた技は赤文字、飯伏がかけた技は青文字で表記。技の数、塊でなんとなく流れがわかるかな、というテスト的試みですので御覧ください。 

 

   

 

スタート、飯伏は打撃の間合い、棚橋は手四つのレスリングをしようとする。一旦下がる飯伏、再び両者近づきガッチリ組み合う。バックを取る棚橋、切り返して腕を取る飯伏、すかさず返し腕を取る棚橋。バックを取って倒し、バックマウントの体制から腕を取りに行く棚橋、防御してロープブレイクする飯伏。

 

間合いを取り、再び腕を探り合う二人。タックルに入る飯伏、かわす棚橋。今度は棚橋がタックルに入りバックを取るが飯伏が防御して離れる。

 

組み合おうとするときにジャブを出す飯伏、一旦打撃をすると見せかけて潜って腕を取ってからのヘッドロック。飯伏ロープに振ろうとするも棚橋こらえてヘッドロック。首投げするも飯伏がヘッドシサーズでとらえて返す。互いにグラウンドの攻防。再び棚橋がヘッドロックで締め上げる。飯伏、腹パンからロープに振る。ショルダータックルで棚橋倒すもすかさず飯伏起き上がりミドルキックで倒す。

 

両者起き上がり、飯伏、コーナーへ棚橋をエルボーで追い詰め、反対コーナーに降るも棚橋左ヒザへの低空ドロップキック。倒れる飯伏の脚を蹴り、攻める棚橋。トライアングル・スコーピオンで相手をまたぐ前の体勢で締め上げる。飯伏ロープブレイク。

 

両者立ち上がり飯伏エルボーもヒザへの蹴りで動きを止めた棚橋、ロープに走るもミドルキックで迎撃されてダウン。飯伏も脚をひきずりつつ起き上がり、棚橋がコーナーに降るも突進をかわし、飯伏パワースラムからセカンドロープからのムーンサルト、カウント2

飯伏ジャーマンの体制も、棚橋足を蹴って脱出、ロープに飛ぶもドロップキックで迎撃され場外へ。飯伏三角跳びかと思わせるもエプロンに着地、リング下から低空ドロップキックを狙う棚橋、飯伏かわしてエプロンでフットスタンプ。リング内でのたうちまわる棚橋。

飯伏リングに戻り、棚橋を起こすもエルボーで反撃。ミドルキックも肘で防御。棚橋二度ロープに飛ぶも飯伏ミドルキックで迎撃。三度目で棚橋キャッチし、ドラゴンスクリュー。かなり痛がる飯伏。

起き上がった棚橋、コーナーにもたれる飯伏にドロップキック、すかさず飯伏、着地した棚橋にフットスタンプ。しかし棚橋も起き上がってすかさずドロップキック。場外に落ちた棚橋にコーナーからの攻撃を狙うも飯伏起き上がってやり投げ狙い。着地した棚橋がスリングブレイド!コーナーに倒れ込む飯伏に対角線ドロップキック

 

起き上がった飯伏と棚橋エルボー合戦。徐々に頭を振ってテンションを上げていく飯伏、引かない棚橋。ヒザを蹴って体制を崩し、ロープに飛んだ所をかわされてロープ懸垂で起き上がろうとするも飯伏に捉えられ、リング中央で人でなしドライバー喰らう、カウント2。

棚橋、パワーボム狙いの飯伏の脚をすくって倒し、寝た飯伏にドラゴンスクリュー2連発からのテキサス・クローバーホールドへ。飯伏、懸命にロープに逃れようとするもリング中央に引っ張る棚橋。なんとか飯伏ロープに。

棚橋、エプロンに立った飯伏の足を取り、ロープ越しのドラゴンスクリュー、場外に逃れた飯伏にコーナーからフライング・ボディアタック。棚橋の時間が続く。

 

リングに戻った飯伏にアピール付きでスリングブレイドを狙う棚橋、カウンターのウラカン・ラナを喰らい場外へ。飯伏、スワンダイブ式の半回転式ラ・ケブラーダ

棚橋をリングに戻し、飯伏エプロンからのスワンダイブ式ドロップキック。コーナーに棚橋を上げ、ブレーンバスターを狙う飯伏、棚橋のビンタを喰らうもエプロンに着地してスワンダイブ式雪崩式フランケンシュタイナー、カウント2。仰向けで倒れ込む棚橋。飯伏、起き上がらせてハーフネルソン・スープレックスでカウント2。笑顔を見せるて煽り、ヘンなポーズする飯伏。カミゴェを狙うも腕をクロスして抵抗する棚橋、かわして丸め込むもカウント2、すかさず起き上がった飯伏が背後から走り込んでボマイェ、両者ダウン。

飯伏ラストライド狙うも棚橋着地してビンタ。ゆらりと立ち上がった飯伏が掌底ストレート、フックでの掌底連打から蹴りでコーナーに倒して頭を蹴る。ここで海野レフェリー止める(ここだけ止める意味があまりわからないが)棚橋立ち上がり前進。飯伏のビンタを喰らい続けながら前に詰めてコーナーに追い詰める。ビンタ合戦、挑発する飯伏にビンタ連発するも、飯伏がカウンターのラリアットで薙ぎ倒す。両者ダウン。

膝をついたまま両者エルボー合戦。棚橋気合を入れつつ立ち上がる。両者立ち上がりエルボー合戦。棚橋喰らうも仁王立ちからエルボースマッシュ連打、飯伏フックでビンタ、ロープにふろうとするも棚橋スリングブレイドでカウント2、だるま式ジャーマン、カウント2

コーナーからハイフライフロー狙うも剣山で防ぐ飯伏、飯伏、背後からボマイェその場飛びムーンサルトニードロップやり投げロープ越し投げっぱなしジャーマン、アピールしてからのシットダウン式ラストライド、カウント2

再びカミゴェ狙うも棚橋かわす、飯伏、腕を離さずにクロスアーム・スープレックス。カウント2、そのまま再びカミゴェ狙いも棚橋かわしてネックスクリュー2連発、ビンタ合戦からキックをかわしてのドラゴン・スープレックス、カウント2

うつぶせの飯伏にハイフライフロー、起き上がった飯伏にハイフライフロー、倒れた飯伏にとどめのハイフライフロー!3カウント!

 

2011年の棚橋弘至と中邑真輔

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飯伏幸太デビュー10周年記念DVD SIDE NJPW

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 こうしてみると、前半は互角の攻防、そしてドラゴンスクリュー2連発から棚橋の時間になり、その後は飯伏のスワンダイブ式ケブラーダから飯伏ペースに。二度張り手の攻防をはさみ、後半は飯伏が大技を畳み掛ける展開になりました。

特にボマイェ。その場飛びムーンサルトニードロップ、やり投げ、ロープ越し投げっぱなしジャーマン、アピールしてからのシットダウン式ラストライド、という流れは圧巻。飯伏というレスラーのクレイジーさ、パワーとスピードをいかんなく発揮した大技連発。ここで決まってもおかしくなかった流れでした。

しかしここからカミゴェを狙い、防がれる攻防が続く中で徐々に棚橋がペースを戻し、ハイフライフロー3連発で3カウントを奪ってみせた、大技の数ではかなわない棚橋が、要所要所を締めることで勝利を掴んだ、という印象の試合でした。

 

個人的にはリーグ戦での試合内容でも、決勝戦の試合内容でも飯伏幸太がその輝きを見せた、と思いました。棚橋がこのG1で選んだ試合スタイルは、相手選手がある程度派手な技を出して盛り上げてくれる、という前提のもので、そうでないとかなり地味なものになってしまう。リーグ戦では正直褒められる試合内容じゃないところもありましたし、一番盛り上げたレスラー、というより一番勝ちにこだわったレスラー、という印象を受けました。

あの日本武道館の試合は、やはり飯伏の華のある動きや大技がなければ成立しなかったと思いますし、リーグ最終戦のケニー戦から見るとかなり「新日本プロレス、G1クライマックスの決勝」に寄せた、「行儀の良い」ファイトだったようにも見えました。きっちりと仕事を全うした飯伏。柴田を帯同して観客を味方にし、武道館の雰囲気込みで勝ちをもぎ取った棚橋。今年のG1クライマックス28、素晴らしい決勝戦だったし、両者の意地、感情が交錯する決勝戦だった。棚橋が今持っている感情やイライラが今後の新日本プロレスをどう変えていくのか。以前DDTに言い放った言葉のように波紋を呼ぶのか。 棚橋の行動、そして飯伏とケニーはどういう道を歩むのか。注視していきたいと思います。何はともあれ、選手の方々お疲れ様でした!

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