男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

8・19全日本プロレス後楽園大会観戦記。Jrヘビーのタッグマッチで開場爆発!

 正直お盆休みが明日(というか今日)までなので、居ても立ってもいられずに行ってきました後楽園ホール。全日本プロレス!ギリギリに入場したのですでに暗いですがこんなかんじ。南側はわりと空席が有りましたが、北、東、西はほぼ満席。結果1300人の客入り。満員とは行きませんでしたが、ビッグマッチ前(8・26流山)前としては上出来なのでは、という気も。そして、いきなりお目当てのカードが始まりました。

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5000円席の端っこでした。一列後ろにしてもうちょっと真ん中が良かったかな・・・。

 

 

 

 第一試合
 アジアタッグ選手権試合前哨戦 8人タッグマッチ

◯大森隆男&秋山準&丸山敦&力
(11分15秒 アックスボンバー→片エビ固め)
✕渕正信&西村修&青柳優馬&ギアニー・ヴァレッタ

 お目当ての試合とは第一試合。なんと力道山三世こと力が全日本プロレスに参戦する!これは見なければ!と駆けつけたわけです。正直このメンツだとほぼ出番なしかな~とか思って見てましたが、前半5分くらい出突っ張りの大活躍!

ヴァレッタにチョップ連打を叩き込んだり、丸山との合体でセーバーチョップを放ったり(誤爆)と見せ場を作っていく活躍。試合自体は大森が放ったアックスボンバーが渕に炸裂。あっさり3カウントで終了しました。それでも第一試合で10分超え、そのなかで結構存在感を発揮した力。最後の勝ち名乗りにも入ってました。いや~、全日本プロレスで見る力。新鮮で良かった。今度はシングルなどあるといいですね。

社長!よろしくおねがいします!!

 

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コーナーからのセーバーチョップ。盛大に誤爆しますが・・・・。

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勝ち名乗りを受ける力。大森、秋山、力というこの並び。ビビってたじろいだ!

 

第二試合
 Jr. TAG BATTLE OF GLORY 公式戦

◯旭志織&梶トマト
(9分28秒 ダイヤル固め)
✕ブラックめんそーれ&ブラック・タイガーⅦ

 

ここからタッグリーグの試合。K-DOJOコンビと謎コンビの対決。謎コンビは悪い子としつつも互いに仲間割れしつつというギクシャクしながらの闘い。ブラックめんそーれが旭の髪を引っ張りまくるという悪いことをしたりしつつ、最後は誤爆から旭にたたみこまれてブラックめんそーれ敗北。モメながら帰っていきました。まあそんな感じ。

 

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梶トマトのトマトダンス、相変わらずハイテンションでした。サビ前が好き。

 

第三試合
 Jr. TAG BATTLE OF GLORY 公式戦

◯近藤修司&鈴木鼓太郎
(5分7秒 首固め)
✕岩本煌史&TAJIRI

ハッキリいってかなりのお目当て試合。ハッキリとなにか企んでますよ~的な感じを出して入ってくるTAJIRI岩本組。しかし試合はとてもクリーンに進み、互角の攻防の中で近藤と岩本のマッチアップに。パワーで畳み込んでくる近藤に岩本も負けじと返していき、柔道殺法連発でかなりのところまで追い込みますが、孤高の芸術をこらえられたところを丸め込まれて3カウント。5分という短いタイムでの決着となりました。

かなりエンジンかかるのが早い試合でしたが、白熱の攻防が見れて楽しめました。しかし一方でTAJIRI組が何かを隠したまま終わった感じもして少々物足りない感じも。この2組が決勝に上がって再戦してくれれば次はTAJIRI組の秘策が炸裂するかも・・・と思ってしまいました。中身の詰まった試合。不敵に引き上げる近藤の表情が印象的でした。

 

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突っかかる岩本を止める鼓太郎、あざ笑う近藤。この人はこの表情が似合う。

 

第四試合
 タッグマッチ

◯ゼウス&ジョー・ドーリング
(4分54秒 ジャックハマー→片エビ固め)
✕ディラン・ジェイムス&ジェイク・リー

 三冠チャンピオンとなったゼウスにジェイク、ディランが挑む形のタッグマッチ。試合はとにかくじょーとディランのぶつかり合いが凄い。タックルとかラリアットとか、シンプル極まりない攻防の繰り返しですがこれがやっぱりデカいだけあって迫力がすごかった。そんなこんなで圧倒されてるうちにゼウスがあっさりディランをジャックハマーで押さえて3カウント。もう少しじっくりとゼウスとジェイクの絡みが見たかった試合、しかし、「ああ~全日本見てるな~」という満腹感のある試合でもありました。そしてここで休憩に。

 

f:id:otokoman:20180818194127j:plainラリアット相打ちもド迫力!どよめく会場!デカいは正義!f:id:otokoman:20180818194520j:plain

勝利のゼウス。ガッツポーズがかっこよかった。

 

   

 

第五試合
 Jr. TAG BATTLE OF GLORY 公式戦

◯望月成晃&シュン・スカイウォーカー
(13分53秒 三角蹴り→片エビ固め)
✕佐藤光留&青木篤志

そして休憩明けのタッグマッチはドラゲーVS全日本の団体対抗戦という趣。タッグリーグの公式戦ではありますが、これは燃えるシチュエーション。個人的には初めて生で見るシュン・スカイウォーカーに注目してました。

ドラゲーとはいえ齢50の望月、そして青木&佐藤は基本に忠実なスタイルですが、シュンは「スカイウォーカー」というリングネーム通りに飛びまくる。そしてこれが他3人とのコントラストとなって映える結果に。そして佐藤光留が空手出身の望月に対してガンガン打撃戦を挑んで挑発していったことで会場大盛り上がり、 望月も最初技の失敗などあったものの、光留とガンガン打ち合い白熱。とにかく序盤からガンガン盛り上がり続けたこの試合、この日のベストバウトと言ってもいいかもしれません。

試合は光留に腕十字で追い詰められた望月がアンクルロックで返していき、最後は一度序盤に失敗した三角蹴りを光留にお見舞いして3カウント!番狂わせ、と言ってもいい勝利をあげました。

青木、光留は痛い1敗。しかしながら、全日本ジュニアの意地というか、クオリティをしっかりと見せつけた一戦だったんじゃないでしょうか。面白かった!

 

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堅実にシュンを痛めつける青木、カットを防ぐ光留。望月は結局光留を避けてリング一周するハメに。

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勝ち名乗りを上げるドラゲータッグ。シュンの喜びっぷりが清々しかったです。

 

セミファイナル
 アジアヘビー級選手権試合

◯ボディガー【王者】
(15分50秒 バウンス→片エビ固め)
✕野村直矢【挑戦者】
※第9代王者が初防衛に成功

前の試合絶賛したあとでなんですが、典型的な凡戦となってしまったこの試合。野村の当たりがいまいち弱いように見えたのと、ボディガーの動きもイマイチだった気が。最後のバウンスも持ち上げきれていなかったように見えたので、ちょっと今後は頑張って欲しいというか。セミとしては厳しい試合でした。う~ん残念。

 

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ベルト誇示する姿はカッコイイんですけどね~。う~ん、という内容でした。 

 

ボディビルのかけ声辞典

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執念 覚悟に潜む狂気

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メインイベント
 世界タッグ選手権試合

◯諏訪魔&石川修司【王者組】
(21分19秒 バックドロップホールド)
✕ヨシタツ&宮原健斗【挑戦者組】
※第83代王者組が2度目の防衛に成功

そしていよいよメインイベント。まあ、この4人のタッグマッチならもう内容はお墨付きなので安心して見れます。今回のテーマとしては、ヨシタツが予告してたバックドロップが決まるかどうか。宮原も丸腰なので、なにかベルトが欲しいところです。

と、安心して見てたら序盤の宮原とヨシタツの合体攻撃(宮原のヒザとヨシタツのミドル)を受けてから諏訪魔の様子がおかしい。うずくまる諏訪魔。なかなか起き上がらない諏訪魔に和田京平レフェリーも様子を見て、一度場外に逃してリングドクターを呼んでのチェック。その間場外戦が繰り広げられ、石川がもちこたえて何とか諏訪魔が戦線に戻りますが、その後も弱々しい様子の諏訪魔。 大丈夫か?と観客にも心配が広がります。

しかしここから盛り返していくのが諏訪魔。ヨシタツとのマッチアップが続き、ヨシタツ幻想に長時間捕まるなどピンチを迎えますがその後の押さえ込みを何とか2で返し、ついにヨシタツのバックドロップを喰らうもすぐに4人入り乱れての乱戦となったため難を逃れ、そして諏訪魔の逆襲に。走り込んでカウンターのドロップキックをブチかまし、入ってきた宮原ごとチョップでヨシタツを吹き飛ばし、ラリアートで薙ぎ倒す。石川が宮原をとにかく押さえ込み続けて、サンダーファイヤー、ブラックアウトの相打ちで倒れ込み場外へ。諏訪魔がすかさずバックドロップ、何とか返したヨシタツに再びバックドロップ。今度はバックドロップホールドで固めて3カウントを奪いました。房総大巨人防衛成功!

 

 

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一時はどうなることかと思ったメインでしたが、石川の献身的な宮原のカット、そして諏訪魔の回復力によって何とか勝利を掴み取った暴走大巨人。コンビネーションもだいぶ安定し、なかなかの盤石感が出始めています。他団体との闘いも視野に入れているということで(前も言ってた気もしますが)大日本やZERO-1勢との闘いも期待したい所。個人的にはヤンキー2丁拳銃のような機動力を得意とするタッグとの対戦なども見てみたいところです。

一方のヨシケン、宮原のコンディションは相変わらず素晴らしいので、またタイトルマッチに絡んで欲しい所。一方ヨシタツはバックドロップ解禁したので、ここからの飛躍に期待です。

 

最後は諏訪魔が締めてハッピーエンドで終わった全日本プロレス後楽園ホール大会。26日のキッコーマンアリーナ大会ではゼウスvs石川の三冠戦、青木vs岩本のJr王座戦、野村&青柳vs大森&小高イサミのアジアタッグ戦が組まれるなど盛りだくさん。そしてなにげにセミの秋山&ヨシタツvsジェイク&崔なども注目。まだまだ8月後半、目が話せない全日本プロレスに期待を持てる、しかし課題も見えた全日本プロレス後楽園大会でした。 

 

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