男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

情熱大陸「棚橋弘至」感想。棚橋は新日本プロレス初のアイドルだった。

9月30日深夜0:20から(本来23:30からのはずでしたが、バレーボールで延長になったためこの時間に。「プロレス総選挙」といい、延長に泣かされる宿命のプロレス番組・・・。)放送された情熱大陸。棚橋弘至の回を見たので感想をつらつらと書いていきます。

ちなみに見逃した方は民法公式テレビポータルサイト「TVer」で見れます。ただ10月7日(日) 22:59 配信終了なのでご注意を。

 

tver.jp

 

 

情熱大陸「棚橋弘至」内容振り返り

というわけで振り返っていきます。情熱大陸「棚橋弘至」

番組は日本武道館でのG1決勝戦、飯伏幸太戦から。

美容院で髪型を問われ「プロレスラーから離してください」と語る飯伏。

「プロレスにチャラさを持ち込んだのは僕ですからね」

そしてファンとの握手会。ファンひとりひとりの名前を呼び、ハグしていく棚橋。そししてスタッフに「疲れましたか?」と問われ「疲れてない」と応える飯伏。後楽園ホールの女子トイレ列に並ぶという棚橋ギャグも披露。

 

   

 

そして場面は新日本プロレス道場に。新日本プロレス道場の象徴だったアントニオ猪木の肖像。しかし猪木からの脱却のために外したと語る棚橋。

 

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でもさりげなく「闘魂」パネルはあるのね。「燃える闘魂」アントニオ猪木。その魂の一部は継承していく、ということでしょうか。新日本プロレス自体は猪木と袂を分かちましたが、やはりどこかでアントニオ猪木の遺伝子は残っている、という自負があるのかもしれません。

 

そして受け身の練習からウエイトトレーニング、そしてトレーニング後のタンニング。リング上のライトからの陰影をつけるために日に焼くという棚橋。念入りなウエイトトレーニングが多めに描かれてました。しかしトレーニング風景はわりとあっさりめ。

 

そしてちゃんこシーン。脂身を外し、米をほぼ食べない食事を披露。隣でヤングライオンの辻陽太選手がガツガツ食べてるのが印象的。「寺門ジモン似」でおなじみの辻選手の将来に期待したい!!イイ顔!

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そしてG1Aブロック最終戦前の売店風景、そして「プロレス好きな女子=プ女子」という字幕から、会場の女性ファンに棚橋の魅力を聞きますが、このファンがなんとも既存ファンに嫌われそう、というか、軽いイメージのファンというか、バカっぽいというか

 

「棚橋さんの魅力はい~っぱいあるんですけどぉ~、まずかっこいい、イケメン、そして・・・エロい!!」

 

「筋肉大好きで、胸筋と、ちょっとお肉がついてる感じが逆にイイ」

 

いっぱいと言いつつ見た目だけじゃん!とか身体見てるだけだろ!とかついつい思ってしまった私。まあわかりやすくていいのかもしれないし、自分もアイドルとか見るときはそういうとこだしなぁ、とか思うんでそういうもんかもしれませんが。

 

   

 

そして棚橋がプロレスを志すきっかけとして猪木、タイガーマスクが紹介され、両親が子供時代を振り返ります。棚橋が20歳になったときに、「今まで慈しんで育てていただいて有難うございます」お礼を言ったというエピソード。なんというか正しい!圧倒的正しさ!

そして大学を卒業して新日本プロレスに入った棚橋(ちなみにプロレス同好会でレイザーラモンRGの後輩だった、というようなエピソードは割愛)しかし新日本はどんどん観客が減っていく。「格闘技に押されて暗黒期」とナレーションで言ってましたが、大本の原因はアントニオ猪木と新日本プロレスが揉めに揉めての内輪もめが原因な気も。大量離脱も団体の腰が定まらず、猪木が介入することで半端な格闘技路線になったりと混乱

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「お客さんがどんどん減ってる、会場も盛り上がらない。これはこのままやってもスターになれない。」

 

そこから映像はインスタグラムにファッションを上げたり、ポッドキャストのラジオで喋ったりとプロレス以外の活動にも力を入れる棚橋、そして絶賛公開中「パパはわるものチャンピオン」の舞台挨拶に。

 

そして最後にG1クライマックス決勝(番組内では「一番大きな大会」と描写)そしてヒザをかばいながら試合に臨み、痛み止めをうち、試合に勝って歓声を浴びる棚橋の姿。そして試合後に車に乗り、会場から帰っていく棚橋を映して番組は終わります。

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ケガと闘い、プロレス以外の活動も頑張り観客を感動させる棚橋弘至。番組の最後は棚橋が笑顔を浮かべながら発した「面白いっしょ プロレス」の一言で終わります。

 

「満身創痍。でもやっぱり疲れたとは言わない」

 

棚橋弘至入門、というか新日本プロレス入門、というつくりの番組でした。プロレスを全く知らない人達や、昔ちょっと見ていたけど今は知らない、という人達にとって「新日本プロレス」、「棚橋弘至」をこの番組で初めて知るということもあるでしょう。 

 

ただこれを見て思ったのは、棚橋は新日本プロレス初のアイドルレスラー、自覚的にアイドル的に振る舞ったアイドルレスラーだということ。

実際インスタ上げて髪型こだわってエクステ付けてファッション、握手会でファンの名前覚えて・・・と、プロレス以外のところは完璧にアイドル。新日本プロレスの中で彼のような自意識のレスラーは他に誰もいなかった。プロレスと並行してアイドル的な自己プロデュースを加えたことで棚橋弘至は他のレスラーと一線を画し、トップに立つことが出来た。全てではないですが、この要因も確実にあるでしょう。

 

現在こそドラゴンゲートなど見た目に拘る団体も増えましたが、棚橋弘至は新日本の救世主であるとともに日本最初の男子アイドルレスラー。これがこの番組を見て、棚橋について考えた私の感想です。そして細かい感想、番組への要望はエントリ後半にて。

 

棚橋弘至はなぜ新日本プロレスを変えること

棚橋弘至はなぜ新日本プロレスを変えること

 
2011年の棚橋弘至と中邑真輔

2011年の棚橋弘至と中邑真輔

 

 

プロレスを見るには?映像で見る~生観戦へ。

この番組でプロレスに興味を持った方はぜひ一度、プロレスの試合を見ていただきたい。いま一番手っ取り早いのはテレビ朝日「ワールドプロレスリング」、か、AbemaTV「格闘チャンネル」になるでしょう。

www.tv-asahi.co.jp

abema.tv

格闘チャンネルはK-1、総合格闘技なども放送していますし、結構な確率で過去の新日本プロレス中継が流れてます。エンタメ寄りのDDTプロレスリングも中継してますのでプロレスの入り口として一番のオススメです。

 

 手前味噌ですがこちらのエントリで無料で見れるプロレス動画を紹介してます。YOUTUBEから入るのもいいのでは。手軽に見れます。

otokoman.hatenablog.com

このようにまずプロレスを見て感じて、なにかひっかかったらぜひ生観戦を。各団体のHPに情報が載ってたりしますのでチェックしてみてください。わかりやすくまとまっているのがこちら。

puwota.com

ぜひプロレス観戦の沼へ!プロレスはあなたを待っている!気軽に門を潜ってもらえるとヒザをケガしながら闘っている棚橋も報われるというもの。お待ちしてます!!

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今回の番組感想、描いて欲しかった「素の棚橋弘至」

最後に私の感想を。少し辛口になりますが、もう少し棚橋弘至、という人間を深く掘って欲しかった。試合のシーンもG1クライマックスの武道館3連戦に限られていたし、ほぼ道場と映画のプロモーションでまかなわれていた印象。食事シーンも二度あり、試合シーンも同じようなところが繰り返されていて、撮れ高が足りないんじゃないかな、という印象を受けました。

 

棚橋自身が自分の「ファンタジーとしてのプロレスラー」としての姿にこだわっていて、プライベートや、自身の無防備な喜怒哀楽を安易にさらさないことは分かっているのですが、そこにあえて踏み込んで欲しかった。

今更「同棲してた女性に刺されて、ナイフを背中に刺したまま原付で病院に行ったエピソード」とか、「DDTに参戦してHARASHIMA戦後に謎の激切れを見せた事件」とかを深く掘って欲しいとも思いませんが、なぜ棚橋が今のようなプロレスラー像を作り上げたのかとか、今の「チャラい」像を確立する時に誰に何を言われて、何を参考にしていったのか、という掘り下げはしてほしかった。

例えば取材陣が「家族団らん撮らせてくださいよ~」と棚橋に持ちかけて断られる。そこで「何で断るんですか?」とツっこんで答えるところを放送するとか。なんかこう、棚橋の綻びとか人間臭さとか、もっというとエゴの部分、欲の部分を見たかった。「プロレスのためにケガしながら頑張ってます」で終わってしまってたのが残念でした。

 

ちなみに大学の同級生、角田弁護士のラジオにゲスト出演した棚橋、こちらはほんとにリラックスして色々と語っています。方言で話してるし、こちらに密着してくれたほうが面白かったんじゃないかな~と思ってます。なにげなくケニーに毒吐いたりしてるので、興味ある方は聞いてみてください。

www.kbs-kyoto.co.jp

www.kbs-kyoto.co.jp

今回は個人的に期待はずれでしたが、次の機会があればもうちょっと力抜いてたり、誰かに心許してたりする棚橋も見たいところ。なんというか、まだまだ堀りがいのあるレスラーだと思うのでそういうのがあったらぜひ見たい&読みたい。というわけで次回に期待してます。今回もある意味楽しめました!ありがとう棚橋!ありがとうTBS!