男マンの日記

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NHKドラマ版「昭和元禄落語心中」一話感想。岡田将生の八雲が若い!竜星涼のワンコ感!

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遅ればせながら昭和元禄落語心中のドラマ版一話を視聴しました。

なんとなくドラマやるのは知ってたんですが、ボンヤリしてたらすでに始まってて記事書いてる今日は五話。というわけでNHKオンデマンドに加入して一話から見ていこう、とさっそく加入。

 

www.nhk-ondemand.jp

 

 

 

で、とりあえず一話視聴。一話は特別枠で一時間十分(二話以降は四十五分)ドラマも原作と同じく一巻の「与太郎放浪編」からの開始。しかしドラマの導入は原作と違い、八雲の幼少時の回想シーンから。そこから一巻冒頭の与太郎出所、八雲への弟子入りへと続きます。

与太郎役は竜星涼。いろいろやってるな~とWIKIを見てたら「激レアさん」の岡野回の再現ドラマの岡野役。有名所としてはキョウリュウジャーのレッド役。快活で軽い、与太郎にぴったりというか。「陽」の演技というか。

落語への真っ直ぐな姿勢とか喜怒哀楽の強さ。そしてしょんぼりしたときのワンコ感というか、母性本能くすぐりそうな可愛げ。全体的な前座感。なんとなく柳亭小痴楽さんっぽいというか。見てるだけで面白い。黙ってると「陰」の方向に行きがちなこのストーリーを「陽」のほうにどこまで与太郎が力づくで引っ張るか。それによってこのドラマの視聴感が変わってきそうだな、と思いました。

 

そして、岡田将生が老けメイクして八雲をやってるんですが、あの雰囲気、世をはかなんだ感じはさすが。風格も出てますが、しかしちょっと老けメイクしても出てくる若さ。もうちょっと落ち着いた感じでもいいかなと思ってしまいました。

なにより声が若いのが目立ったかなと。落語は喋るので目立ちますが、声を老けさすのはなかなか難しい。語り口は落ち着いていていいんですが、

 

   

 

一時間の枠で、与太郎が弟子になり、破門になり許されて・・・原作一巻丸々~二巻の前半まで。つまりは「与太郎放浪編」を一時間でギュっとして終わったのが今回のドラマ版一話。NHKなだけに寄席の描写、昭和50年台という時代描写などもしっかりしていたし、落語もしっかりと練習されてて完成度の高いドラマに仕上がってました。しかし一方、一話に限ると詰め込んだだけに色々と省かれていた印象です。

 

例えば、八雲が小夏を料亭の一室に呼んで話した場面では、「なぜ女が落語に向かないのか」という理由をわりとしっかりと語っていましたし、ドラマとしては与太郎が破門されてから再び八雲に許されるまでの下りはもう少ししっかりと時間を取ってやりたかったところ。わりとそこらへんを駆け足で駆け抜けてしまったかな、という印象があります。

 

昭和元禄落語心中(1) (ITANコミックス)

昭和元禄落語心中(1) (ITANコミックス)

 
昭和元禄落語心中(2) (ITANコミックス)

昭和元禄落語心中(2) (ITANコミックス)

 

 

他にも、ふてくされ感満載の成海璃子演じる小夏や、頭髪の具合がいい味出していた篠井英介の松田さんなどいい味出してるキャラが満載。原作好きな人もすんなり楽しめると思います。原作よりちょっとドラマが重めになっていて、雰囲気も重いのが気になりますが、二話からは八雲と助六編。ガラリと雰囲気変わりますが、早めにリアルタイムに追いつくように見ていきたいと思います。 

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第一話