男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

タイチ、川田利明の店「麺ジャラスK」で”東スポ劇場”。こっそりと感じる師弟の絆。

先日、東京スポーツにこんな記事が載りました。新日本プロレスの2・3札幌大会でIWGPインターコンチネンタル王者の内藤哲也に挑むタイチのインタビュー。内藤に挑発されたタイチが逆挑発。憎まれ口を叩き続ける内容となっていました。

www.tokyo-sports.co.jp

記事の冒頭からなかなかトバしていたこのインタビュー。ますはタイチが

この日「ファミレスをタカる内藤と一緒にするな。ウマいもんおごってやる」と本紙を緊急招集。

したことから始まりますが、まず驚かされたのがそのインタビュー場所。タイチの師匠である川田利明が経営する「麺ジャラスK」でのインタビューだったのです。まさかのチョイス。

もともとリング上では身体を浴びせるパワーボム、顔面蹴り、ジャンピングキックなど、川田を感じさせる技を重要なときに繰り出してくるタイチ。

そんなタイチに全日本プロレス四天王時代直撃の私などはキュンときてたわけですが、なにしろリング外でのキャラクターは川田と真逆なタイチ。私の記憶が正しければ、(暗にわかるように言うことはありましたが)あからさまに川田のことを話したり、尊敬の念を表したりということは無かったように思います

 

しかし今回、麺ジャラスKでインタビューを受けたことで、川田との関係性もしっかりと記事になりました。手の込んだ恩返しというかなんというか。屈折した愛情というか・・・。タイチらしさを感じます。

記事自体は、タイチヘビー級転向のきっかけとなった内藤哲也とのIWGPインターコンチ戦に向けての意気込みを語り、また

「キッカケを与えた張本人なんだから、責任取ってくれよ。冬の札幌は何かが起きる…。試合結果だけでなく、試合後のリングでも何か起きたりしてな」

と、試合後の「何か」も予告。タイトルマッチに含みをもたせる内容となっていました。

そしてここからの東スポ劇場がたまらない。

食事を終えたタイチは

「今日はここのオーナーのおごりだってよ。ごっそさん」と厨房にいた師匠にはあいさつすらせず退店。

数年ぶりに訪れて無銭飲食という極悪非道ぶりに川田は「相変わらず手のかかるヤツだ…。『次に来るときまでツケとくからな』って伝えておいて」と懐の広さを見せた

 この、わざわざ「師匠にはあいさつせずに」と書くところもタイチのキャラクターだし、川田の「相変わらず手のかかるやつ」という言葉も味がある。なんというか、二人の関係性を感じさせてくれる「東スポ劇場」。正直インタビュー内容よりこの部分が一番楽しめました。いや~面白かった。

 

   

 

不倫騒動もあり、リング外でのキャラクターもあり嫌われがちなタイチですが、要所要所での発言ではプロレスへの敬意や思い入れを感じることもありますし、やっぱりどうしてもタイチにはプロレスラー川田利明の残滓というか、受け継がれたものを感じてしまいます。

そしてなにより、今新日本プロレスに上がっているレスラーの中で一・二を争うくらいプロレスが上手い。試合の組み立て、技の受け。凶器攻撃、乱入をひんぱんに繰り返すので悪役っぷりに目が行きがちですが、そのタイミングも絶妙です。

そんなタイチがIWGPインターコンチに挑戦するのは2月3日!ここはぜひ戴冠してほしい!そして祝勝会はぜひ麺ジャラスKで!今度は川田もおごってくれるでしょう!ガンバレタイチ!  

 

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ちなみに麺ジャラスKの最寄り駅は「成城学園前」か「二子玉川」になります。どちらも駅からはなかなかの距離があるので、車で行くことをオススメします。

私も一度行きましたが普通に美味しかったです。「ラーメン屋」というより「ラーメン中心の居酒屋」という感じでおつまみも充実しています。

ただ、調理は基本、川田が一人でやっているので時間はかかります。まあ、ここまで食べに行く人があまり時間を気にしないとは思いますが、時間に余裕を持って行くといいのではないでしょうか。

tabelog.com

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