男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

10・13 新根室プロレス新木場大会観戦記前編。台風に負けるな!アンドレザ・ジャイアントパンダ、新木場に立つ!

もう半月過ぎてしまいましたが

新根室プロレスの新木場大会を観戦してきました。

 

初めての新根室プロレス観戦になりましたが、新根室プロレス自体は今年での解散を発表済。その理由についてはサムソン宮本の難病からなんですが、そのいきさつについてはこの堀江ガンツ氏の記事に詳しく書かれています。

number.bunshun.jp

 「平滑筋肉腫」という難病にかかり、自らが立ち上げた社会人プロレス団体である新根室プロレスの解散を発表。『無理しない、ケガしない、明日も仕事』がモットーの新根室プロレスの代表が無理しすぎて難病にかかってしまう、という皮肉な顛末。そしてその前に東京興行をやりたいという夢を託したのが10・13新木場大会でした。その経緯、新根室プロレス立ち上げからの歴史、プロレスについての想いが語られたサムソン宮本インタビューが掲載されていたKAMINOGEがこちら。私はこれを読んで速攻で立ち見席を確保。いざ意気揚々と新木場に向かったのでした。

KAMINOGE 94

KAMINOGE 94

 

 しかし、この日は皆さんの記憶に新しいかと思いますが台風19号が関東地方を直撃した次の日。前日の12日は関東のJRがほぼほぼ運休、13日も午前中は運休予定だったこともあり、新根室プロレスは12時予定だったスタート時間を15時に変更。その甲斐あってか台風一過のこの晴れ間!そして新木場に集う観客たち。

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ドヤ!広場にこの観客数!ほぼ前売り売り切れだけあって早くもこの熱気。

そして案の定観客席は満杯に。立見券を確保していた私は早めに会場入りして場所を確保。その間にも次々と埋まっていく客席。ただ満員なだけではなく、観客の中に期待感が渦巻いているのがわかります。恐るべし新根室プロレス!

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とにかく文字通りの「満員御礼」の観客席。この日は北海道からの取材陣も訪れていました。

会場内には解説席が設けられ、台風だったこともあり急遽ニコプロ生中継が入った関係から鈴木健.txt氏とリングアナのM.C.マーシー氏の実況、解説が会場内にも放送されることに。これは正直自分のような新根室ビギナーには有り難い。正直第一部はこの二人のかけあいがあったことで笑いも生まれ、だいぶ助けられたように思います。

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豪華解説席!左端には東京ダイナマイトのハチミツ二郎も!(写ってません)

まず、リングアナのM.C.マーシー氏の前説から。普段はお祭りの無料興行などで活動している新根室プロレス。今回は13年目にして集大成となる自主興行ということで感慨深げ&緊張が伝わる前説!そしていわゆるアマチュアの社会人プロレスなのでハードルを下げて見て欲しい、保育園のお遊戯会を見るような、という説明を非常に丁寧に行った後、選手がのメンタルが傷つくヤジはやめてください、肩の力を抜いて、観客のみなさんも一緒に盛り上げてくださいと締め。温かいムードに観客が包まれる中で新根室プロレス、新木場大会はスタートしました。

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リングアナのM.C.マーシー!解説もレフェリーもなんでもやるスゴい人!

というわけで早速試合開始。ちなみに基本新根室プロレスのレスラーは有名プロレスラーモチーフのパクリオマージュレスラーなので、テーマ曲は毎回やたらと豪華です。

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第1試合 10分一本勝負

“白目の使者”永田ゆうじろう
vs
“1人変態大社長”下着三四郎

 

現在ほぼ交流のない新日本プロレスとDDTですが、新根室プロレスでは対戦可能、というわけで白ブリーフの大社長と人形を黒子が操る形式のいわゆる「ヨシヒコ状態」の永田ゆうじろうとの対決。3・2・1・ファイヤー!

とはいえまあ相手は人形なので基本下着三四郎のやりたい放題。シットダウンひまわりボムまで繰り出しますが、永田は場外戦で反撃。お客さんが永田を操ってビンタ、マネージャーの黒子がリング内に永田を投げ入れてボディプレスと他力本願殺法を繰り出していった永田。最後は本家も真っ青の白目式腕固めがガッチリと決まって三四郎ギブアップ!

新根室プロレス内で繰り広げられた新日本プロレスとDDTの対抗戦は新日本プロレスに凱歌が上がりました。まあ、永田ゆうじろうもヨシヒコみたいなもんなんで痛み分け、というところでしょうか。何がだ。

 

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ガッチリと決まった白目式腕固め!この身体の反り方!

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怒りの三四郎、最後は永田を雑に場外に放り投げて終了。最後に人形丸出しの扱い!今までは何だったのか!

◯“白目の使者”永田ゆうじろう
(6分52秒 白目式腕固め→ギブアップ)
✕“1人変態大社長”下着三四郎

第2試合 20分一本勝負

“リアルドンキーコング”〝brother〟GAKKEY
vs
“LPGスタイル”マイマッハ隼人

続く第二試合には早速台風の影響が。試合する予定だったキャッシー中島が飛行機が欠便のため来れず。代わりにこの試合でレフェリー予定だったマイマッハ隼人が試合をすることに。そしてレフェリーにはさっそく解説席を立ち上がったM.C.マーシーが。多忙!

 

入場時にマネージャーの奥さんを伴って入場し、コーナーに上ってパイナップルを砕いてジュースにするパフォーマンス。なんというか、第1試合と打って変わってちゃんとレスラーっぽい人が出てきたので困惑する私。

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〝brother〟GAKKEY入場パフォーマンス!音速でセコンドがぞうきんでリングを拭いてました

一方ハワイアン楽団を引き連れて入場したマイマッハ。彼らが演奏すると元気を取り戻す、というシステムらしいんですがなにせ初見。とりあえず踊ってる陽気なおじさんやな~、と思ってるうちに試合開始のゴング。

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試合中でも踊りだすマイマッハ!ただの陽気なおじさんなのでは疑惑が浮上・・・。

GAKKEYの本気チョップがいきなり炸裂すると、レフェリーが「無理してる、新根室プロレスの精神に反してる」と反則カウントを取られるいきなりの新根室ワールド。ハワイアン楽団が演奏するとダメージ回復してヘッドバット連打で攻め込むマイマッハ。それぞれが我が道を行くシングルマッチはなんというかガチさの違いが浮き彫りに。

結局、GAKKEYが牛殺し、ランセルセ、パイナップルボンバーと普通にガッチリ畳み掛けて普通に勝利。勝ったGAKKEYはマネージャーの奥さんと仲良く帰り、破れたマイマッハはハワイアン楽団の演奏で元気に踊りだして元気に帰る。結局新根室プロレスらしい結末となりました。めでたしめでたし。

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負けたけど元気に踊りだすマイマッハ!観客席も陽気なムードに包まれました。

◯“リアルドンキーコング”〝brother〟GAKKEY
(9分27秒 パイナップルボンバー→体固め)
✕“LPGスタイル”マイマッハ隼人

第3試合 20分一本勝負

“メガネのプリンス”TOMOYA&“小さな大人”オッサンタイガー
vs
“独身発電所”ドンレオ嬢サンwithはるか嬢&“ミルクメーカー”ブラッドオコーナー 

 この試合でも台風の影響が。マネージャーに付くはずだったはるか嬢が新木場までたどり着けずに欠席。しかし、ツイートで試合後に東京に来ていたはるか嬢。プロレスの絆を感じるエピソード。ぐっと来てしまいました。

 

 

そして試合はまずメガネを会場にばらまいて入場し、自らもメガネをかけたまま試合するアイドルオタ(ラブライバーらしい)TOMOYAに、見た目から超わかりやすい悪役レスラーのドンレオ嬢サンが「眼鏡をかけたまま試合をしたら危ないだろう、外せ!」と超正論の説教をブチかます展開に。会場大爆笑!

しかし頑なに外さないTOMOYA。そのTOMOYAとメガネに二人がかりで悪役タッグが攻撃を加えていきます。TOMOYAピンチ!

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嬢サン「メガネ踏んだり、レンズが割れて目に入ったら危ないだろ!」そのとおり! 

しかしそこで颯爽と助けに入るのがオッサンタイガー。いきなり空中殺法を爆発させ、デジャヴからのスイングDDT、フランケンシュタイナーで二人を場外に叩き出すとコーナーからのフライングボディアタック!凄い!プロのプロレスみたい!(ややこしい)

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コーナーから飛ぶオッサンタイガー。 思わず「おお!」と言っちゃいました。

その後、メガネを奪われ苦戦のTOMOYA。嬢サンにメガネをへし折られるも、観客からバラまいたメガネが投げ込まれて事なきを得たTOMOYA。というか途中からメガネ外して闘ってましたが。

嬢サンのパワースラム、みちドラを耐えきったTOMOYA、カウンターのドロップキックからいきなりサイリウムを取り出してオタ芸を打ち、トップロープからの二段階スプラッシュで3カウントを奪いました。連続写真でどうぞ

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勝利したTOMOYA、「ボクは新根室の選手としてここで闘えたことを誇りに思って生きていきます!」と真面目なマイクアピール。好青年!

◯“メガネのプリンス”TOMOYA&“小さな大人”オッサンタイガー
(18分9秒 二段階式スプラッシュ→体固め)
✕“独身発電所”ドンレオ嬢サンwithはるか嬢&“ミルクメーカー”ブラッドオコーナー 

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第四試合 メインイベント 20分一本勝負

アンドレザ・ジャイアントパンダ
vs
ジャイアントZOZOマシン

そしていよいよメインはアンドレザ登場!しかしその前にジャイアントZOZOマシン登場。そしてマネージャーはこの人。将軍KYワカマツ!

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久々に見たKYワカマツ。お元気そうでした。 

そしてZOZOマシン登場。かわいい。

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しかしZOZOスーツ・・・。ちなみに10月31日で通常注文終了だそうです

そして入場は当然こう。

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雑に扱われる瞬間

続いてアンドレザ登場。なんと!衝撃のタイガーマスク姿!息子のラジャを伴って入場!やっぱりデカい!

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マスクとガウンのムリヤリ着せた感がスゴい。虎の仮面のパンダってのもよくわからない

当然入場はこうなる

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ZOZOよりデカいだけに苦戦してました。起き上がったらマスクがズレてた

アンドレザがガウンを脱ぎ、向かい合う両者。以外なくらいの体格差!アンドレザデカい!そして試合開始!

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二人(?)ともデカかったです。さすが! 

試合早々いきなりアンドレザがドロップキック!(撮り逃した)これにはビックリ!そしてそのままジャイアントプレスでフォール!カウント3!速い! 

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渾身のジャイアントプレスでフォール!超あっさりカウント3!

◯アンドレザ・ジャイアントパンダ
(1分41秒 ジャイアントプレス)
✕ジャイアントZOZOマシン

アンドレザ勝利、しかしいきなりの決着に戸惑う観客たち。その戸惑いを察知したか(多分してない)KYワカマツががなりたて「新しい相手を用意した!」と衝撃発言!そして呼び込んだのが「ビッグマン・ベイダー」!!

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ここにきて普通にベイダー!デカい!

というわけで試合開始です。 

特別試合

アンドレザ・ジャイアントパンダ
vs
ビッグマン・ベイダー

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やっぱりデカい!

元気にガナるKYワカマツ、アンドレザと並んでもデカさは歴然。両者組み合って(?)もみあう展開に。しかしここでアクシデントが!一旦離れた両者ですが、みるみるうちにしぼんでいくアンドレザ!これはピンチ!早速セコンド陣、スタッフが工具箱を持って「物理的手術」を敢行!

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タオルで覆われたジャイアントパンダ。観客も緊急事態を固唾を呑んで見守ります

そしてしばらく手術(?)が続いた後、しばらくしてなんとか復活したアンドレザ・ジャイアントパンダがゆっくりと立ち上がります。観客拍手。と思いきやなんと!!

まさかの逆立ち!

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一瞬何が起こったかわからないくらいの衝撃!西村修の逆立ちより100倍驚きが!

 史上初の珍事に会場どよめき、そこからのかかと落とし(?)からのフォールでアンドレザ・ジャイアントパンダが快勝!会場満条の拍手に包まれました!

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ただ倒れてるだけじゃないんです!

◯アンドレザ・ジャイアントパンダ
(7分53秒 逆立ちからのダブルニードロップ→体固め)
✕ビッグマン・ベイダー

 ハプニングなどいろいろありましたが、なんとか勝利を収めたアンドレザ・ジャイアントパンダ。奥さんのティンティン、息子のラジャもリングにあがり、アンドレザ家族が勢揃い。幸せな姿に観客も大満足。

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三人(?)のあたたかい抱擁。家族の絆を感じます

何人かの選手が飛行機が飛ばず興行に来れないなど、不測の事態はありましたがなんとかそれでも普段の新根室プロレスを見せてくれた新木場大会。ここで「第一部」が終了、休憩を挟んで第二部に突入しますが今回はここまで。観客も暖かく見守る、手作り風味溢れる大会となりました。そう、これまでは・・・。ここからがこの日の本番というか、サムソン宮本を見せつけられる結果となるのです。近いうち書きますので、しばしお待ち下さい!それではまた!

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