男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

10・28ガンバレ☆プロレス板橋大会観戦記。まさかのユニオン同窓会!?

10月28日、ガンバレ☆プロレス板橋大会を観戦してきました。DDTの大一番、11・3両国大会目前ということもあり、プロレスリングBASARA総帥小高イサミ参戦、そしてなぜかヤス・ウラノの挑発に乗っての大家健vsBASARA中野の試合も決定。そして両国関係ないですが、今をときめく入江茂弘も参戦。

インディJr王者元王者が集まったタッグマッチをメインに据えた10・28ガンバレ☆プロレス板橋大会。ヌルっと振り返っていきます。

 

火花が散ったのは入場式から。メインと中野戦の「一日二試合」を勝手に決めた大家健にメインで対戦する勝村、石井がチクリ。勝村が「秒殺する」、石井が「じっくりと痛めつける」と正反対の抱負を表明するとそこで大家が逆ギレ「プロレスラーは超人なんだよ!」と吠えまくったところで入場式終了。色々不穏な空気を感じさせてくれます。

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吠える大家健!大家健には逆ギレが似合う!?

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第1試合
やられたらやり返せ! 鷲田周平試練のシングルマッチ
鷲田周平vs入江茂弘

 

DDT本隊には出てないですが、ガンプロには継続参戦している入江。今回は鷲田戦ということで、鷲田に胸を貸す立場としての参戦。メインどころと絡んで欲しい、というところもありますが、結果としては入江が鷲田をきっちり引き出す展開になりました。

序盤からエルボーの打ち合いで圧倒されるも、そこから意地を見せ、蹴りを中心に攻め込んでいく鷲田。しかしその強烈な蹴りをしっかりと受け止めてゴツン、ゴツンと凄い音のするエルボーで返していく入江。「新人にはこういう試合、こういう相手が必要だよな~」と思わせる向き合い方をしていきます。結局、力いっぱい走り込んだラリアットからコーナーからのスプラッシュ、フライングボディプレスで勝利した入江。

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立ち上がる鷲田を見据える入江の眼光。イイ眼をしてる!

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鷲田の蹴りもよかった。何回も入江に苦悶の表情を浮かべさせていました。これから!

◯入江茂弘
(9分43秒 ビーストスプラッシュ→片エビ固め)
✕鷲田周平 

入江もどこか手応えを感じたのか鷲田に握手を求めるも張り手で返す鷲田。結局入江が鷲田をボコボコにしてリングから落として勝ち名乗り。しっかりとした、見ごたえのあるチャレンジマッチでした 

 

第2試合
ハロウィンコスプレ3WAYマッチ
チェリーvsHARUKAZEvs春日萌花

 

ハロウィンコスプレマッチと謳われたこの試合。HARUKAZEがキョンシーで入場した後にチェリーが春日のコスで入場。そして悪意あるブリッコっぷりを披露するとそこを怒りの赤ずきん春日が奇襲!春日さん怖い!

その後も基本2vs1の構図で試合は進みますが、とにかくのびのびと闘うチェリー。木曽レフェリーが巻き添えの腕ひしぎを食らう場面もあり、散々チェリーがかき回したこの試合。最後は合体攻撃を狙って春日がコーナーに登ったところでチェリーが丸め込んでHARUKAZEからピン。コーナー上で呆然の春日。終始爆笑!

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チェリーの悪意あるモノマネ!絶妙なウザさを発揮してました

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チェリーの腕ひしぎを食らう木曽レフェリー!受けが似合う!

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この姿のまま終了のゴングを迎えた春日萌花。呆然・・・。

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さすがに不満そうな春日。しっかりと観客に挨拶して帰ったのはさすが!

◯チェリー
(5分18秒 春夜恋)
✕HARUKAZE
※もう一人は春日萌花。

第1試合と打って変わって、肩の力を抜きまくって楽しめる試合。コメディマッチでのチェリーの凄さを見せつけられました。面白かった~!

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第3試合
スペシャルシングルマッチ

大家健vs中野貴人

BASARA中野がガンプロ初登場。自分もBASARA後楽園で見たっきりだったので、どんな試合するかな~と思って見てたら大家健いきなり急襲!大人げない!団体のトップがホームで初参戦の新人を奇襲する暴挙!さっそく場外戦に持ち込んで短期決着を狙う大家ですが、中野も飛び技で反撃、鉄柱にぶつけ、ただでは負けないと意地を見せます。

そして、この試合には自己主張の強いセコンド(木高イサミ)の存在が。メインで組む大家に的確なヤジを飛ばしまくるイサミ。延髄斬りからの武者返しなどで健闘を見せる中野でしたが、なんとか大家が頭突き、ハリケーンドライバーのコンボから炎のスピアーを炸裂させて3カウント。勝ち名乗りを受ける大家でしたが、控室にさっさとイサミが連れ帰ってました。嵐のように去っていく大家・・・。

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中野貴人ガンプロ初登場!いい面構えしてました!

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丸め込みであわやの場面を作った中野。さすがに差はありましたが健闘してました

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さっさと大家を連れ帰るイサミ。この試合にいいスパイスを加えてました

◯大家健
(8分46秒 炎のスピア→片エビ固め)
✕中野貴人

ありふれたチャレンジマッチになるかと思いきや、大家が一日2試合だったために早期決着を狙った(失敗)ことと、セコンドで終始しゃべりまくるイサミの存在がこの試合を面白くしていました。

 

第4試合
岩崎家vs百田家全面対抗戦

岩崎孝樹vs力

力の試合には百田両親が応援するのが恒例なので百田家はわかりますが、なんで岩崎家?と思いつつ試合開始。しかし結果、今まででベストバウトじゃないか、というくらい力の気持ちがこもったファイトが見れました。

初っ端からチョップ、キックを打ち合い、気持ちをぶつけ合うファイト。岩崎がバチバチいくんですが、力もそれに負けずにしっかりと返していく。いつの間にか自分の席の後ろには百田家のお母さんが応援(一瞬「岩崎頑張れー」と叫んでてえっ!?となりましたが)に参加。それもあってか、不器用ながらも打撃をボコボコに受けながらも立ち向かっていく力の姿に観客もヒートアップ。

いきなり「パワー」と叫んだところにツッコミよろしく岩崎が強烈な前蹴りを顔面にブチこんだところではおもわず爆笑しちゃいましたが、力が「百田家の技~!!」と叫んでからのバックドロップからのセイバーチョップを狙ったところでは「あわや」の雰囲気が漂いましたが、岩崎がキックで迎撃。バックドロップを食らうもカウント1で返した力でしたが、PKからの垂直落下式ブレーンバスターを食らって3カウントを許してしまいました。熱かった!

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とにかく強い打撃をバチバチ入れていく岩崎。力の顔がブレる!

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力の健闘を称える岩崎。普通にイイ試合でした。

◯岩崎孝樹
(12分1秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め)
✕力

これからの力に期待できる試合内容。不器用ながらも突貫していく力に好感が持てました。岩崎もしっかりと力を引き出した印象。そろそろ岩崎もトップに絡んでいってほしいです。いい試合だー!

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セミファイナル
GWC6人タッグ選手権試合
~ハッとしてGoodなアルプス工業vsガクセイプロレスラー~
(C)新井健一郎&マスクドミステリー&翔太
vs
今成夢人&大谷譲二&鈴木心

なんと参戦予定だった富永がインフルエンザで欠場となったこの試合。代打はいたばしプロレスを最近退団したベッシンこと鈴木心。いきなりスクラム組んでリング上を走り出すテンションの高さを見せていくガクセイプロレスラータッグ、というか今成夢人。

一方いつも通りのチャンピオンチーム。しかし、今回キモになったのはとにかくアラケンが今成を苦手にしていること。その異常なテンションにアレルギー的なものがあるらしく、とにかく今成と絡みたがらないアラケン。普通に試合が進行しつつアラケンが今成から逃げる、という複雑な試合となりました。

試合のペースを握っていったのはそれでもチャンピオンチーム。鈴木心にターゲットを絞り、短めのタッチを繰り返して攻撃を加えていきます。このへんは流石の上手さ。

しかし、そこからガンプロ初参戦の大谷譲二が活躍。翔太を捉えるとガクセイプロレスラー軍も連携で対抗。太鼓の乱れ打ちからこちらもチームワークを見せていく。一進一退の攻防が続いていきます。

各々が入り乱れ、持ち味を発揮していったこの試合。今成と翔太のマッチアップで終盤を迎え、雁之助クラッチで丸め込む翔太、ぽっちゃりへの膝蹴りで反撃する今成。しかしここに絶妙に介入してきたのがアラケン。今成を挑発してペースを乱し、エプロンからロープへのスタンガン、すかさずそこを翔太が回転足折り固めで丸め込んでカウント3!今回も「ズルしていただき」でチャンピオンチームが勝利を飾りました。

◯翔太&新井健一郎&マスクドミステリー
(15分46秒 レッグロールクラッチホールド)
✕今成夢人&大谷譲二&鈴木心
※第21代王者組が2度目の防衛に成功。

今成からの「逃げ」で見せ、最後の連携で見せたアラケンが持っていった印象のこの試合。ガクセイプロレスラーズのテンションの高さもあり、しゅうし白熱して見れました。富永復帰の暁にはまた再戦を!何度でも見れそうな好勝負でした。

 

メインイベント
両国直前スペシャルタッグマッチ
~インディージュニア王者勢揃い!防衛回数合計11回全面対抗戦~
大家健&木髙イサミ
vs
石井慧介&勝村周一朗

いよいよメイン。さっそくこの日二試合目の大家健が入場。そしてイサミ。コーナーに登って待っているイサミに風格を感じます。石井&勝村も入場し、全員が石井のベルトをまじまじと見る展開に。敵味方あまり関係なく、マウントの取り合いがいきなり始まっている感じです。

先発は大家と石井でしたが、今回注目だったのはイサミと勝村の初遭遇。両者最初にタッチを受けると互いに向かい合う二人。緊張感漂う中、まずは握手から寝技の攻防に。下から足を絡ませる勝村、対応して返していくイサミ。互いに手の内を探るような攻防が続きます。勝村がヒザ十字でロープブレイクを奪ってまずは優勢のまま互いにタッチ。う~ん。痺れる攻防。

この静かな緊張感とは裏腹に、石井と大家がゴツゴツやりあっていく・・・。と思いきやすかさずイサミに「連携だ!」ともちかける大家。とまどうイサミ。やはり二試合目の大家、スタミナに不安があるのか、「疲れてるのか?」と突っ込まれる始末。さすがわれらの大家健!ここから疲れる大家、叱咤するイサミという漫才コンビのようなやりとりとともに場外で4者ともガンガンやり合う展開に。

石井がステージで大家をネックブリーカー!そこから大家が捕まりスリーパー、首4の字で攻めこまれますがなんとか脱出。

ここで再びイサミと勝村のマッチアップに。スリーパーでイサミを捉える勝村、投げられても離さず座らせてのミドルから石井との連携で攻め込む展開に。そこから再び4者入り乱れ、勝村をイサミが絶槍で場外に叩き出してからのトペ炸裂!石井と大家も乱闘を繰り広げ、4者ともなんとかカウント19で戻る!おおお!新日みたい!

20分経過から、大家と勝村、石井とイサミのエルボー合戦がリング上で繰り広げられますが、途中からヘロヘロになる大家。ケツを蹴って気合を入れるイサミ。イサミと勝村からエルボー食らい、蹴られる大家。ボコボコにされるのが似合う!勝村に三角締めに捉えられるもなんとか逃れる大家。しかし石井と勝村の合体攻撃はスピアーで阻止。ここでチャンスと見たイサミが石井をエプロンでブレーンバスター。すかさず炎のスピアーを勝村に決める大家!しかしカウント2!大家勝てるか!最近「負けたけどがんばります」メールが来がちの大家(以前チケット予約したのでそのアドレスにメールをもらえるのです。さすがのマメさ!)ですが、今回は勝ちましたメールになるのか!と思ったところですがカウント2。すかさず勝村にニンジャチョークに捉えられ、何度もブレーンバスターで投げるも勝村離さず、カットに入るイサミも石井にタイガースープレックスで投げすてられ、しかし残り1分・・・・。引き分けか!といったところで大家ギブアップ!残り10秒!

◯勝村周一朗&石井慧介
29分50秒 ニンジャチョーク
✕大家健&木髙イサミ

惜しかった!もうすこしで引き分けなのに・・・。しかし大家健敗北!ただ、イサミのツッコミや勝村、石井に容赦なくボコられる、しかし返す、という見ごたえのある試合でした。勝村とイサミのこれからも気になる展開になりましたし、面白いメインイベントでした。いや満足!

 

試合後マイクを持ったイサミは「何で10秒ガマンできないかな~」とぼやきつつ、「またガンプロ出たい、舞台を用意しといてくれ」と再出陣を匂わせるコメント。そして石井には、(11・3両国で対戦する)阿部は強いぞ、と挑発。それにこたえて石井も「この4人、歴代王者は最高のメンツなのでまたタイトルかけてやりたい。両国では阿部を倒してきます」と決意表明。勝村も「ガンプロがなめられるのが許せない。イサミどこかでやろう」と未来を予感させるマイク。

そして大家がマイクでがなりはじめるところでイサミに加えてチェリーも参加してユニオン同窓会状態に。ひとしきり語り合ったところでバッコミで締め!最後ちょっとしんみりした、素敵な興行になりました。

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こうして幕を閉じたガンバレ☆プロレス板橋大会。どの試合も見どころがあり、ガンプロの充実っぷりを感じさせてくれました。この次の日は勝村が坂口征夫と初遭遇し、111・3両国では石井がインディジュニア戦、勝村、岩崎、大家、今成も参戦し、ガンプロを見せつけてくれることも期待。とにかく充実していた今回の板橋大会。こういうのを続けてくれれば後楽園への道が見えてこようというもの。いや~、面白かったです。満腹!

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