いや~面白かった!新日本プロレス東京ドーム大会1・4&1・5、2DAYS!2日で7万人導入、獣神サンダーライガー引退試合、内藤哲也・悲願の(?)二冠王!と色んなトピックがありましたが、なんと言っても最後のKENTAの乱入でしょう!
正直、それまでのインパクトが一気に吹き飛び、ぐるっとバッドエンドに観客を叩き落としたKENTAの乱入劇!その乱入の様子はこちら。
内藤哲也勝利!大歓声に包まれる3万人の観客!煽りVで「勝ってドームのお客様と大合唱」を悲願にしていた内藤哲也。ハッピーエンドの空気の中、マイクを持ち、その大合唱をしようとしたその瞬間!しかもおきまりの、メンバー一人ひとりを合唱して最後に「ロス・インゴベ~ルナブレ~ス...」ってくらいのところで疾風のように走り込んでKENTA乱入!内藤をラリアット気味に倒し、PKからのGO2SLEEPを見舞ってこの動画のサムネのようにベルトを2本持ってドヤ!
ドームに渦巻くブーイング!近年の新日本プロレスの東京ドーム、ちゃんと団体の描いたストーリーでこれだけブーイングを起こさせたのは史上初なんじゃないか?というくらいのブーイングでした。凄い!
そして↑の動画の一番最後、オカダのコメントの後に入ってるKENTAのバックステージコメントもぜひ見ていただきたい。激怒して机を叩きながら以下のコメント。
おまたせ!おまたせ!最高だったなおい!俺言ったろ!
こんなんで、あんなNEVER落としたくらいで終わるオレじゃないってさっき言っただろ!!
見たかよ?あ?自分の人生生きてるよ!めちゃくちゃ楽しいよ!あ?大合唱したかったんだろあいつら。
させてやっただろブーって!ありがたく思えよお前ら!なあ!
何が二冠だよ!史上初?やらせるかよそんなもん!
このままじゃ終わんねえからな、まだまだ行くぞ!2020年、オレの年だよオレの年!目え離すんじゃねえぞお前ら!
このコメントで「さっき言った」というのは、後藤洋央紀とのNEVER選手権で敗北後のコメントのこと。そしてKENTAはこの乱入を示唆するようなコメントをしています。
この動画の最初の部分でKENTAは「NEVERを失って、ここからオレの真価が問われる。ただオレがNEVERを失った、これで終わる人間だと思われたら困る。どんどん次の仕掛けしていくから。来た意味ないよ。一年前じゃ誰も思わなかった仕掛け、してやるよ」と発言。そして、今後藤のコメント聞くとすべてが間抜けに響くというか...。
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そしてKENTAのTwitterを見てみると、1月4日にこの乱入を予言していたようなツイートも。
何が言いたいかって、この2日間喜び、悲しみ、怒り……存分に楽しめよって事。#WK14 #njwk14 #KentaVSGoto
— KENTA (@KENTAG2S) 2020年1月4日
喜びから悲しみに叩き落された内藤ファンの怒り。それをまんま予言しているようなKENTAのツイート。後からツイートを追ってみて、事前にこっそりこういうのを忍ばせてあるところとか本当にたまらないものがあります。
そしてこのツイートについてるコメント量も凄い。とにかく興行終了後、一気に呪詛、怒りのコメントがつきまくってるあたりがまたたまらない。リアルタイムで怒りが叩きつけられていくさまは見ていて痛快というか。そして本人それを後押しするようなツイート連発。
Hey World
— KENTA (@KENTAG2S) 2020年1月5日
HERE I AM. pic.twitter.com/me1syy4MoC
自分の写真を貼り付けてファンを挑発。そしてさらに
もっと遠慮なく文句言ってきていいんだぞ。トレンドに入れてくれ。素人評論家や新日本ファン代表気取りの皆さんも遠慮なくどうぞ。
— KENTA (@KENTAG2S) 2020年1月5日
「素人評論家」、「新日本ファン代表気取り」と刺激的なワードを散りばめてくるセンス。 この性格の悪いツイート群も素晴らしい。現代的ヒールの鏡!後藤をコメントとtwitterでイジってるときからますます使い方に磨きがかかっているように思います。
そしてこの行動自体、去年のG1クライマックスのラストで柴田を裏切ったときに重なります。あのときはBALLET CLUB全員で奇襲、柴田を痛めつけてその上にあぐらをかくという暴挙。そのときのエントリはこちら。
それもなかなか批判されましたが、それはあくまでもサブストーリーというか、G1クライマックス決勝戦というメインがあったためにそこそこですんだとも言える、しかし今回は全くのメインストーリー。しかも新日本プロレス史上初の東京ドーム2DAYSの締めくくり。それがKENTAの高笑いで終わったわけで。そりゃ我らが元井さんも怒りますよ!
今日の新日本ワールドの放送、激怒してる元井美貴で終わってた
— 男マン (@otokoman) 2020年1月5日
#njpwworld
#元井美貴
#samurainews
#samuraitv pic.twitter.com/VbEBqHkJro
この意味でも、この乱入はあのタイミングじゃないといけなかった。観客全員がハッピーエンドに向かっているところを阻止してひっくり返すにはあのタイミングしかなかった。一回内藤の悲願をかなえてしまって明日乱入ではインパクトは10分の1くらいになっていたでしょう。つまり
KENTAの乱入は計算しつくされた「神タイミング」だった
ということです!
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まあ色々書いてきて何が言いたいかと言うと
KENTA最高!もっとやれ~!
ってことなわけですが。一気に3万人から憎まれたヒールなんてなかなかいない。今までBALLETCLUBとかが色々と悪いことしてたわけですが、やっぱり本当に憎める日本人ヒールの破壊力は凄い、ってことが今回証明されてしまったというか。
しかも他団体からいきなりやってきて悪行三昧。柴田を裏切り、石井、後藤をおちょくりまくり、なぜかYOSHI-HASHIも「ブス」と悪口三昧。 そしてついに今回の乱入劇。いや、完璧な巨大ヒールとなったKENTA。これから何を見せてくれるのか。ワクワクが止まりません。KENTAとBULLETCLUB、新日本プロレスを見ざるを得ない。とりあえず今日となった1・6大田区大会で何が起こるか。注目します!