男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

KAMINOGE.97 「MONSTER IDOL」大特集!クロちゃん!藤井健太郎&渡辺淳之介!

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今月発売された「KAMINOGE」の最新号を購入しました。プロレス・格闘技雑誌のKAMINOGEですが、今回は「水曜日のダウンタウン」で話題になった「MONSTER IDOL」大特集。演者のクロちゃん、豆柴の大群メンバー(カエデ以外)そして「水曜日のダウンタウン」プロデューサーの藤井健太郎とWACK渡辺淳之介の対談。演者と制作、両方から攻める特集となってます。  

KAMINOGE 97

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KAMINOGE(97) 一年の計はクロちゃんにあり [ KAMINOGE編集部 ]

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※2020/01/15 楽天リンク追加しました

そして今月号の目次はこちらから。

 [FEATURE]

■MONSTER IDOL from TBS水曜日のダウンタウン

 [COLUMN]

 ■スーパー・ササダンゴ・マシン

[INTERVIEW]

■クロちゃん

■豆柴の大群

■藤井健太郎×渡辺淳之介

■堀辺百子×ターザン山本!

■中溝康隆(「プロ野球死亡遊戯」)

[変態座談会]

■ リッキー・フジ変態座談会

[COLUMN]
★ バッファロー吾郎Aの『きむコロ列伝!!』
★ プチ鹿島 『俺の人生にも、一度くらい幸せなコラムがあってもいい。』
★ 椎名基樹 『自己投影観戦記~できれば強くなりたかった~』
★『鈴木みのるのふたり言』
★ 中邑画伯のぬりえコーナー
★ 兵庫慎司『プロレスとまったく関係なくはない話』
★ ビーバップみのる『もじゃもじゃタランティーノ』

[INTERVIEW]

★『迷わず行けば、その道の門番』
★『プロレスの食べかた』

[NONFICTION]

★『TARZAN BY TARZAN』

[COMIC]
★ 古泉智浩 『仮面サンクス』

[INTERVIEW]

★ マッスル坂井×成田大政

 インタビュー収録時はモンスターアイドル最終回前だったので、結果については知らない状態でのインタビューになっているわけですが、読んでみるとクロちゃんの意外な常識人っぷり、アイドルへのしっかりした姿勢が伺えます(どこまで真に迫った言葉なのか、というのはありますが)

そして、インタビュー後半はクロちゃんの今までの人生を掘り下げていくインタビュー。親からの仕送りについてなど「しくじり先生」などで既出の話もありますが、バラエティーで救ってもらった今田耕司のことを想像してオナニーしていた話、あの汚い部屋にデリヘルを呼ぶ時の話など、かなり赤裸々に語っているところが面白く読めました。さすがクロちゃん。

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そして、そのクロちゃんをいかに操縦して面白い方向に持っていくか。女の子たち、クロちゃんから色々引きだすのにどう気を使ったか。どのようなことに気をつけていたか、そして噂のカットになったシーンについて。藤井健太郎と渡辺淳之介の対談は現在のTV表現について、ネットでの評判から受ける影響について、当事者としての立場から赤裸々に語っています。

クロちゃんについても「環境とか、動きやすいフィールドを作ってあげて、そこで初めてパフォーマンスを発揮するタイプ」(藤井)、「言い方とか人相が悪いだけで、そんなに無茶苦茶なことを言っているわけではない」(藤井)と、常識人としての部分も評価しつつ、番組を作る上での考えで印象的だったのは藤井健太郎のこの言葉

セリフが書いてあるような台本はもちろんないですし、「こうしゃべってくれ」とかも別に言わないんですけど、「そっちに行ってみましょうか」みたいに、暗に仕向けてはいて。

「あっちがぬかるんでるから、たぶん歩かせたら転ぶんじゃない?」って感じで「ちょっと向こうの方に歩いてみます?」みたいな誘導はしますよね。で、「思った以上に派手に転んだな」みたいな。

「あれ?起き上がってこないけど怪我しちゃったかな?」っていう

という怖い発言。こういう要素が「八百長」とか「ヤラセ」とか拡大解釈されがちな部分だし、パワーバランスによっては命令になったりするんでしょうが、こういう要素がなければ面白くならないのも確か。藤井健太郎のものづくりの考え方がよく出ている発言のように思います。

そしてインタビュアーの井上編集長に「大人としてちょっと足りない」と言われた渡辺淳之介もこういう発言でイラ立ちをあらわに。

アナーキーというか反抗心じゃないですけど、みんながそれぞれ進みたい道を進んでるだけなのに、それを邪魔する人が最近は本当に多いなっていうのをめちゃめちゃ感じるっていうか、実際に止められるっていうか。

なんでブサイクなやつに「ブス」って言っちゃいけないのかな、そういう感覚があるんですよね。そういう「ブス」なんてのも”冗談っぽく”だったり、言い方ってあるじゃないですか?それが文字面になっちゃうと大変なのかなと思っていて、今回のクロちゃんとか「MONSTER IDOL」に関するニュースとかも見ていると、文字面で「打ち切りか?」「クロちゃん、セクハラ、パワハラの嵐!」ってなってたりして、テレビで見てるよりもより一層の強い言葉になっちゃってるなみたいな。

 結果、プロデューサーがクロちゃんから渡辺淳之介になってtwitter上でも結構ホットしてる人を多く見かけましたが、渡辺淳之介もアナーキーで結構ヤバい人じゃないかと思ってます。なんとなく人となりはこの動画でわかるかと。実際パワハラ動画も上がったりしてましたし、問題起こさないことを祈ります。

www.youtube.com

このように今回のKAMINOGE、今、何かを作る職業だったり表現する職業の人にとっては結構ためになったり面白かったりする一冊に仕上がってると思います。そして同時に、藤井健太郎著「悪意とこだわりの演出術」も同時にオススメ。 

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プヲタにとってもあの「骨法」の堀辺師範婦人、堀辺百子さんとターザン山本!の対談だったり、変態座談会のリッキー・フジだったりといつも通り濃いめの記事満載。最近楽しみなのはターザン山本!が反省を振り返る「TARZAN BY TARZAN」呆れながら、ツッコミつつ半生を聞く井上編集長との関係性も込みでターザンのしょうもなさ、あふれるバイタリティが読めて面白い。今回必読です! 

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