男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

8・2 新日本プロレス愛知大会。柴田激勝!そしてメインは矢野劇場。

8・2 新日本プロレス愛知大会を見ました。今回はスカパーの中継があるのでカメラワークあり、実況なしスタイル。個人的にはこれが一番見やすいですな。というか正直G1見るのも結構タイヘンというか、リーグ戦だけ見てても2時間ほどかかるのでなかなか全部見ようとすると追いつかない。正直全部が全部面白い試合でもないんでそこがまた辛いところ。というわけで愛知大会です。

真説・長州力 1951‐2015

真説・長州力 1951‐2015

 

 あと、この本が面白すぎる、というのも原因。ジャパン・プロ設立、Uインター対抗戦、WJズンドコ・・・。ズシっとくる読み応え。流石です。

 

 

第5試合「G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦

◯飯伏 幸太(3勝2敗=6点)
[11分14秒]フェニックススプラッシュ→片エビ固め
✕天山 広吉(1勝4敗=2点)

前半はひたすら受けに回った飯伏。アナコンダ・バイスからアナコンダ・バスターを狙ったところを前宙でかわして形勢逆転。最後はフェニックス・スプラッシュで勝利しています。

ポイントは、飯伏がかなり前半天山に攻めさせていたこと。手負いの天山の力を引き出して最後はしっかり決める。堂々たる戦いっぷりを見せてくれた飯伏。この試合順でこの試合ができる、というのが大事。確実に評価を上げている状態だと思います。

一方天山はこれで4敗。ケガを抱えているし動きも悪いのでこのままズルズルいきそうですが、どこかで意地を見せて欲しいところ。ただまあケガの治療に専念、というのも1つの道。ここで無理してもしょうがないですしね・・・。

 

第6試合「G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦

◯柴田 勝頼(4勝1敗=8点)
[07分51秒]P.K.→片エビ固め
✕バッドラック・ファレ(3勝2敗=6点)

柴田がバッドラック・フォールをスリーパーで返してPKにつないで勝利。柴田は格闘スタイルではありますが、実はかなりオーソドックスなプロレスを展開していてスリーパーの返しにしても序盤で一度見せて伏線を張っていますし、前半は猪木・アリ状態を狙ったり、ミノワマンばりの前転タックルを見せて寝技を仕掛けたりと巨人対策の基本の動きをしっかりと見せています。このように理詰めの部分があるからこそ最後のスリーパー(ホントの最後はPKですが)に説得力が生まれるというもの。柴田の格闘技経験がしっかりとプロレス内のスタイルとして組み込まれているのがわかります。

 

第7試合「G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦

◯AJスタイルズ(3勝2敗=6点)
[10分14秒]ブラディサンデー→片エビ固め
✕ドク・ギャローズ(1勝4敗=2点)

なんかあまり頭に入ってこなかったこの試合。あの身体にスタイルズクラッシュは難しいだろうなと思ってたら普段その前に使うブラディサンデーでピン。まあここで波乱が会っても後々ややこしくなるんで、こんなとこでしょう。

別冊カドカワ 総力特集 新日本プロレス (カドカワムック 597)

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 第8試合「G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦

◯真壁 刀義(3勝2敗=6点)
[15分45秒]キングコングニードロップ→片エビ固め
✕内藤 哲也(3勝2敗=6点)

とにかくコスチュームを脱がない、というのをブーイングが発生するまで続け、完全なヒール扱いになった内藤。というわけでこの試合では真壁がベビーフェイスなわけですが、ファイト自体は真壁もヒールなわけで。荒れた試合の中、鉄柱にガンガン内藤の頭をぶつけまくって流血を誘った真壁がそこからスパイダージャーマン⇒キングコングニーとつなげて勝利。元祖ヒールの意地を見せました。

今の内藤はヒールというより嫌われ者、というか厄介者、というスタンスに見えるので、古典的ヒールの真壁とどのように違いを出していくか。内藤のキャラクターが完成してから真壁とあたった時にどのような結果になるのか。今後が楽しみです。

   

第9試合「G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦

◯棚橋 弘至(3勝2敗=6点)
[14分59秒]ハイフライフロー→片エビ固め
✕矢野 通(1勝4敗=2点)

 そしてメイン。このカード何回やってんだ、という感じではありますが今回も棚橋が勝利。もう苦手とかそういう話でもなく何回もやっていって欲しい、その中で練り上げていってほしいというカードです。これまでのムードとは一変していつもの矢野ムーブ連発、棚橋もそれに応えていき、楽しい試合となりました。何というか、地方興行のメインとしては丁度いい。客をどっとわかして笑わせて、最後にベビーフェイスが勝つという本当に古典的なエンターテイメントが繰り広げられていました。

正味の所、身体を駆使して技が高度化していく平成のプロレスとは反する方向に進化している矢野劇場。レスラーの寿命を長くする、安全面での配慮を考えるとこの方向で成立すれば願ってもないことなんですが、矢野以外にこういうタイプがいないも確か。(裕二郎が近いところもありますが)棚橋も年齢的にはいってる方なので、徐々にこういうカードを交えていくのもアリなんじゃないかと思います。

 

こうして終わった愛知大会。メインがコミカルテイストだったので、今までのG1とはちょっと違う雰囲気で終わっていきました。しかし棚橋はメインの後も0.2試合くらいしてる感じで本当にお疲れ様です。これが当たり前になってる辛さも有るでしょうが、キャラクターに合っているのでこれからも続けて欲しいところです。矢野が勝ってたらどんな空気だったんだろう・・・?

 

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