男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

3・31 めちゃイケ最終回、ついに極楽同盟復活!

ついに迎えためちゃイケ最終回。過去の色んなコーナーをやっていった5時間の長丁場。濱口おさるとか懐かしかったしまさかしりとり侍が復活するとは思っていなかったので嬉しかった。とはいえまあこのブログとしてはやっぱり極楽同盟を振り返らざるを得ないわけで。今回ついに極楽同盟復活!めちゃ女子プロレスパートを振り返っていきます。

 

そしてこの企画、2週間前の放送では光浦靖子パートが流れて終了。ファンの間では「極楽でないんかーい!」と悲しみの声が上がったとか上がってないとか。しかし「最終回のゲスト」が番組最後に表示され、そこに井上京子と紫雷イオの名が上がっていたのです。そこで「これは極楽同盟VS井上京子&紫雷イオだろ!」と色めき立ったわけで。とは思いつつ「やっぱり無かったらどうしよう・・・」とも思ってたんですが今回無事復活。というわけで、光浦靖子パートの紹介&感想はこちら。めちゃ女子プロレスについても軽く振り返っています。 

otokoman.hatenablog.com

 ある程度ドキュメント番組、泣きの要素を入れた体にはなってましたがしっかりとめちゃ女をやってくれた先週の放送。というわけで、今回割と期待をしながら見ていました。

めちゃ女子プロレスが始まったのは番組開始から一時間半ほど立った頃。シャンプー刑事、クイズ濱口おさると、昔の企画ではありますが結構攻めてて面白かったな~と思いながら見てたところについに「格闘女神MACHA」の文字が。もちろん前回と収録は一緒なので志生野アナ、佐野アナ、やべっち&よゐこの解説席です。

番組は、まずはディアナ道場で井上京子にインタビュー。山本の存在に怒る京子。そして一方ブル加藤も山本がいなくなってや探れる場面の描写。パチスロに興じたりと「女子プロレスラーあるある」を感じさせる場面も挟みつつ山本復帰を引っ張ります。

そしてついに入場。井上京子&紫雷イオ!華のあるこのタッグ!

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いや~、いい!現実でも見てみたい。ちゃんと「ディアナ」という字幕を入れてるめちゃイケもいい仕事ですが、金とTVの力であっさりとこのタッグを実現してしまうのが凄い。もっと番組が続いたら色んなタッグを実現してムリヤリ業界をまとめて欲しかったし、光を当てて欲しいレスラーもいたんですがなんとも残念。大江戸隊とかも出てほしかったし、仙女勢、WAVE勢らも見たかった。まあ、最後にこのタッグを見せてくれてありがとう!ありがとうめちゃイケ!

そしていよいよ極楽同盟!ブル加藤とダンプ山本の入場。懐かし!

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微妙に緊張気味の加藤。しれっとしてる山本。さっそく解説席を襲撃したりして暴れまくる山本。しかし、今回様子が違ったのは次のシーン。

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阿部四郎の遺影に手を合わせる二人。これはズルい。思わずぐっときてしまうじゃないか。阿部四郎を味方につけて散々やった二人。ここできっちりと敬意を払う演出を入れてくれるあたり、最終回関連のスタッフは信用できる。ニコニコ超会議や三中さんのみちプロ挑戦など、プロレスに対して誠意のない対応を繰り返してきためちゃイケですが、今回は丁寧に作っているのが見えて好感が持てます。

 

そしておなじみ、オッキー沖田のコールで試合開始。ちなみにレフェリーは博多大吉。岡村ばりの悪徳レフェリー「吉岡四郎」(※本名・・・。)もはや阿部四郎の原型があまりないネーミングで担当。

ゴングと同時に対峙するのは紫雷イオとブル加藤。力比べを制す加藤ですが、イオはブリッジで対抗し、モンキーフリップ。しかしイオがロープに振ったところを加藤がカウンターでジャンピングニー!これが顔面に「ガコッ」とエグく当たります。さすが素人。なかなか怖い。

そしてイオをコーナーに引っ張ってきて山本にタッチする加藤。なにげにタッグマッチの基本に忠実な二人です。

しかし、それを振り払ったイオは京子にタッチ。体当たりで負けた山本は加藤と2人でドロップキック、ブレーンバスターと攻撃しすかさずフォール。何とレフェリーの大吉が3カウントを入れてしまいます。

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これには思わず志生野さんも「いくらなんでも早すぎますよ~」とダメ出し。そして解説席の意向で試合再開www

あとは京子&イオ組がやりたい放題。イオのブランチャ、なぜか伊藤薫のタックル、リング内ではイオが619!京子とのビンタ合戦では山本が心を折られる場面も。

そしてちょっとテンション高めだった紫雷イオ、コーナーの山本への走り込んでのダブルニー連発、ラリアットを受けても渾身の一回転受け身。ちょっと「ここで売れよう」と思ってる若手芸人感を感じてしまったことは否めないですが。志生野さんも「女子プロレスも20年で進化しました」と言っていたとおり、ブラウン管の向こう側(古い言い回し)に、 今の女子プロレスをお届けできただけでこの番組に出たかいはあったというもの。スターダムとしてもプラスに働く出来事でしょう。

大吉もそのヘタレっぷりを存分に発揮。高速カウントに思わず矢部が「吉岡、3打ったらアカンねん」とプロレスの仕組みを暗示するアドバイスをしてしまいます。ケーフェイ!ケーフェイ!

井上京子がテーブルクラッシュ食らったりとかいろいろありましたが、最後はイオのブランチャから2人まとめてのムーンサルトプレスで試合終了!

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イオ飛んだー!高かった!

   

こうして試合終了。ほんとうに京子、イオが生きた番組、試合構成。極楽同盟、という物語が一つの完結を迎えました。めちゃイケ、という長寿番組の最終回にきっちりとプロレスが組み込まれ、そこに登場したのがクラッシュでもなく、ダンプ松本でもなく、井上京子と紫雷イオだったことは、時代の1ページとして、番組の功績として、記憶にとどめておきたいと思います。

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これでめちゃイケもめちゃ日本女子プロレスも終りを迎えますが、このような芸能と結びついたプロレス。こういう「おちゃらけ」、「笑い」、「芸能人がリングに上がる」などのプロレスは否定される傾向にある昨今ですが、もともと芸能と深く結びついてきた女子プロレスの歴史があります。今後どんな形であれ、女子プロレスを世間に届ける努力を関係者には忘れないで欲しい。ありがとうめちゃイケ。ありがとうめちゃ日本女子プロレス!

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ちびタイガーのタイガーに苦笑するイオと京子。なんというか幸せな空間でした。 

紫雷イオ ファースト写真集 『 素顔 』

紫雷イオ ファースト写真集 『 素顔 』

 

2018・4・2追記

先日めちゃイケ最終回に登場した紫雷イオがブログを更新、その時の様子、心構えについて語っていました。

lineblog.me

紫雷イオは、収録時にかなりエグい技を山本にブチかましたことについて次のように語っています。

"バラエティじゃない技"を、極楽同盟のお二方や大吉さんらにブチかましてごめんなさい
 
でも、"バラエティ"って決しておふざけではないと実感。
面白いことを全力でやるんです。
 
今回わたしはプロレスラーとしてリングという舞台に呼ばれたので、普段の試合とほぼ同じエネルギーをこの試合でも出しました。

 全力で面白いことをやるのがバラエティ!いいこと言った!「おふざけ」とは違うんだよ!ということで、見たときに「「ここで売れよう」と思ってる若手芸人感」とか思っちゃってすいません。サムネイルでちょっと見えますが、極楽の2人との写真も最高なこのエントリ、是非読んでみてください。