男マンの日記

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2・3 QUINTET FIGHT NIGHT 2 in TOKYO ネット観戦記。TEAM CARPE DIEM圧倒的勝利!次回はチームRIZIN参戦も!

 2月3日、アリーナ立川立飛において、QUINTET、FIGHT NIGHT2が行われました。当日はUFC.TVの特設サイトにおいて、日本語解説付きの生中継が放送されたので、其れを見ての感想を超ざっくり書いていこうと思います。

ちなみにその生中継が行われたサイトはこちら。まだ見れますので、未見の方はぜひ見てみてください。総合格闘技や柔術はあまり・・・という方も、中井祐樹先生の解説付きなので、わかりやすく(と言い切れるかはアレですが)見れるかと思います。いつ見れなくなるかはよくわからないのでお早めにどうぞ。

※2019・3・2追記 さすがに終了してましたので、代わりに大会PVを貼っておきます

www.youtube.com

 

一回戦 TEAM NEO JUDO vs TEAM U-JAPAN

第1試合

出花崇太郎(TEAM NEO JUDO先鋒)※一人抜き
(12秒 腕十字固め)
✕ミノワマン(TEAM U-JAPAN先鋒)

第2試合

出花崇太郎(TEAM NEO JUDO先鋒)※二人抜き
(3分23秒 エゼキエルチョーク)
✕所英男(TEAM U-JAPAN次鋒)

第3試合

△出花崇太郎(TEAM NEO JUDO先鋒)
(時間切れドロー・両者脱落)
△高阪 剛(TEAM U-JAPAN中堅)

第4試合

△吉田善行(TEAM NEO JUDO次鋒)
(時間切れドロー・両者脱落)
△中村大介(TEAM U-JAPAN副将) 

 第5試合

△松本光史(TEAM NEO JUDO中堅)
(時間切れドロー・両者脱落)
△横井宏考(TEAM U-JAPAN大将) 

一回戦は小見川率いるNEO JUDOと、高阪率いるU-JAPANの闘いですが、まず光ったのは出花崇太郎。ミノワマンをいきなりの飛びつき腕十字で降し、続く所英男を柔道家らしくしっかりと抑えてからのエゼキエルチョーク(袖車)で連覇。そしてしっかり高阪剛と引き分ける活躍ぶり。ちなみに出花は、「キャプテン☆アフリカ」として脩斗参戦中。去年の11月には、小谷直之にスリーパーで一本勝ちしています。

追い詰められたTEAM U-JAPANは、中村大介が元UFCファイターの吉田善行に対して腕十字を極めかけるなどアグレッシブに攻めていきますが引き分けで両者失格。そして大賞の「怪物くん」こと横井宏考(元リングス・ジャパン!)が登場するも、現脩斗ライト級王者の松本光史相手では流石に分が悪くこれも時間切れ引き分けで両者失格、TEAM NEO JUDOが小見川、小澤の二人を残して勝利を飾りました。

 

UWFvs柔道、という前に、シンプルに互いの選手の現役感の差が出てしまった、という印象の一回戦。TEAM U-JAPANにはコンスタントに試合をしている選手がいなかったのに比べ、TEAM NEO JUDOには現脩斗王者の松本、そしてキャプテン☆アフリカこと出花が活躍したことで勝利を掴みました。正直TEAM U-JAPANは次に出るなら若返り、現役選手の起用が課題になるのでは・・・。そんな一回戦でした。

 

一回戦 TEAM CARPE DIEMvsTEAM SOLDIER

 そして、もう一つの一回戦はとにかくQUINTETで鬼のような強さを発揮しているTEAM CARPE DIEMと、シュレック関根率いる柔術家チームのTEAM SOLDIERの対決。とにかくQUINTET2で鬼のような強さを魅せたハイサム・リダ率いるTEAM CARPE DIEMの勝利で終わるんだろうな・・・と思いつつ観戦してました。

第1試合

△セルジオ・リオス・ダ・シルバ(TEAM SOLDIER先鋒)
(時間切れドロー・両者脱落)
△レダ・メブトゥシュ(TEAM CARPE DIEM先鋒)

第2試合

△関根“シュレック”秀樹(TEAM SOLDIER次鋒)
(時間切れドロー・両者脱落)
△デヴィット・ガルモ(TEAM CARPE DIEM次鋒)

第3試合

✕デクラン・ムーディー(TEAM SOLDIER中堅)
(24秒 膝十字固め)
〇ハイサム・リダ(TEAM CARPE DIEM中堅)

第4試合

✕イゴール“ファットニンジャ”タナベ(TEAM SOLDIER副将)
(累積警告・両者失格)
✕ハイサム・リダ(TEAM CARPE DIEM中堅)

第5試合

✕中村勇太(TEAM SOLDIER大将)
(2分03秒 フロントチョーク)
〇山田崇太郎(TEAM CARPE DIEM副将)

第一試合からレベルの高い攻防でしたが引き分け、そして第二試合に出場したシュレック関根ですが、体重の軽いガルモをとにかく投げまくる!一瞬極められかけたりしながら投げまくりますが、投げるだけでは勝てないQUINTETルール。惜しくも引き分けに終わります。

そして満を持して登場したハイサム・リダ。デクラン・ムーディーを一瞬のヒザ十字に切って取ってあっさりと勝利。これはこの後全員抜きかねない勢いでしたが、次のタナベとの試合はかなりの好勝負。互いに攻めきれない中、なんと両者に指導が三回出て両者失格!ストイック過ぎる判定基準に泣いた!

これはさすがに計算違いか・・・と思ってると、次に出てきた山田崇太郎が強い!フロントチョークで中村を破り、一人残してTEAM CARPE DIEMが勝利を収めました。

 

とにかくハイサムと山田の強さが光ったTEAM CARPE DIEM。TEAM SOLDIERも個々の強さはあり健闘しましたが、ちょっと及ばなかった。関根は投げからの極めパターンがあれば無双できると思うんで、その方向で頑張ってほしい。次も見たくなりました。

 

エキシビションマッチ(一本勝ちあり)

桜庭和志
(勝敗なし)
美木航

 そして、ここからは選手の休憩がてらのシングルマッチ二試合。まずは桜庭和志登場。さすがはカリスマ、このイベントのアイコンでもある桜庭和志。大歓声で迎えられます。(ただ、連発していた「今流行りの一本ありのエキシビジョン」っていうフレーズはチンチンにスベってましたが)

「相手が決まっていない」と言いつつ、審判団の中にいた美木のユニフォームを脱がすと中にはラッシュガードが。というわけで美木と桜庭のシングルマッチ。もう50歳とは思えぬ桜庭の動きで何度か美木を極めて終了。大歓声の中去っていきました。

女子シングルマッチ

〇湯浅麗歌子
(4分10秒 腕十字固め)
✕石黒遥希

 CARPE DIEM所属、IBJJF柔術アジア選手権三連覇の石黒、そしてIBJJF柔術世界選手権四連覇の湯浅のシングルマッチ。さすがに目まぐるしい攻防、どちらかというと若い石黒のほうがガンガン攻めていきますが、湯浅も攻められている、という感じではなくさばきつつ逆に狙っている、という感じ。さすが・・・と思いながら見ていると、一瞬で湯浅の逆十字が決まって試合終了。湯浅が世界四連覇の実力を見せました。

 

そして試合後にマイクを持った湯浅、解説で来ていた山本美憂を呼び出して次回4月の女子大会への参戦を要請。これを了承した山本美憂が逆に湯浅を総合格闘技に誘う、という展開。こちらはふんわりと濁してましたが、シンプルに次回大会は楽しみ。チームRIZINに期待しましょう!

決勝戦 TEAM NEO JUDO vs TEAM CARPE DIEM

 そして決勝戦。小見川、小澤が初登場のTEAM NEO JUDO、トーマス・ミッツが初登場のTEAM CARPE DIEM。さすがにCARPE DIEMの優位は動かないかな・・。と思いつつ試合開始。柔道VS柔術!

第1試合

△小見川道大(TEAM NEO JUDO先鋒)
(時間切れドロー・両者脱落)
△トーマス・ミッツ(TEAM CARPE DIEM先鋒)

第2試合

△小澤幸康(TEAM NEO JUDO次鋒)
(時間切れドロー・両者脱落)
△レダ・メブトゥシュ(TEAM CARPE DIEM次鋒) 

第3試合

〇松本光史(TEAM NEO JUDO中堅)
(2分42秒 レッグロック)
●デヴィット・ガルモ(TEAM CARPE DIEM中堅) 

 第4試合

●松本光史(TEAM NEO JUDO中堅)
(1分32秒 ネッククランク)
〇山田宗太郎(TEAM CARPE DIEM副将)※一人抜き

第5試合

●吉田善行(TEAM NEO JUDO副将)
(3分52秒 ネッククランク)
〇山田崇太郎(TEAM CARPE DIEM副将)※二人抜き

第6試合

●出花崇太郎(TEAM NEO JUDO大将)
(6分35秒 リアネイキッドチョーク)
〇山田崇太郎(TEAM CARPE DIEM副将)※三人抜き

 第一試合、第二試合が引き分けで迎えた第三試合、松本がガルモにバックを取られ、RNCを狙われているところに自分の両足でガルモの左足を決めて一本!そう、UWFでよくあった胴締めスリーパーをレッグロックで返すアレです。あれってちゃんと実戦で極まるんだ・・・。

と思ってたら、山田崇太郎がネッククランク二連発で二連勝、最後もネッククランクを逃げられたところに胴締めでRNC一本。超あっさりと三連勝でTEAM CARPE DIEMが優勝を飾りました。ハイサム出番なし!

 

   

 

と、あっという間に終わったQUINTET FIGHT NIGHT 2。やっぱり団体の抜き試合、という形はダレずに見れるし膠着も少なく、勝負への興味も途切れづらいので面白く見れました。

ただ、この試合形式はどうしても現役の柔術選手が有利。このままいくとただの柔術道場対抗戦になってしまいそうなので、他競技の選手の奮起を期待せざるを得ないかと思います。そういう意味でも4月に行われる女子大会は楽しみ。RIZINの榊原代表が調子ブっこいて「桜庭VSギャビ・ガルシアのエキシビジョンでも・・・。」とか口走ってましたが、それはともかくもうしばらくは継続して楽しませてくれそうなQUINTET。

寝技って面白いんです!と声を大にして言いたい。

是非一度見てください!

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