男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

「イッテンヨン、試合するぞ!」柴田勝頼が「KAMINOGE」で語った現状。

f:id:otokoman:20211222213049p:plain

柴田勝頼、リングで言い放った一言。復帰宣言?

新日本プロレス・柴田勝頼が12・15、両国国技館大会、休憩前にスーツ姿でリングに上がりました。リングに上がり、中央にまっすぐ立ち、しばしうつむいて目頭を抑えたあとに一言。

「イッテンヨン、試合するぞ!」

そしてその一言だけを残して去っていった柴田。詳細はわかりませんが、とにかく1月4日東京ドームで試合することは確実なよう。それがどのような形か、エキシビジョン的なものなのか、グラップリングマッチのような特殊な形式なのかまだ発表がないのでわかりませんが、柴田が見せた涙はここまでこぎつけた感動か、これからの苦難に思いを馳せたか。急性硬膜下血腫で開頭手術まで行った柴田がリングに帰ってきたのは感動的なことではありますが、実際今後どのように復帰していくかはまだ不透明なまま。続報が待たれます。www.tokyo-sports.co.jp

実際、この日までに新日本プロレスからは「柴田勝頼から重要なお知らせ」がある、としか表明されていませんでした。なので例えば「新日本で試合ができないために退団して他団体で試合をする」という発表もあり得た。似たような経緯でWWEからダニエル・ブライアンが退団してAEWに移籍しているのでない話じゃないかと思っていました。

otokoman.hatenablog.com

先月のエキシビジョンマッチはすばらしかったし、柴田の最高傑作の一つだと私は思っていますが、じゃああの形式であの試合を超えられるか、といったら難しい。かといって、普通のプロレスやるんだったらもうカードも発表するんじゃないかと思うので、なにかしら特別な形式の試合を特別な相手とやる可能性がある、たとえば一時期教えを請うていた桜庭和志とのグラップリングマッチとか。twitterのTLを見ていると「柴田完全復活大歓喜!」といっている声もあり、勝手ながら心配になりました。

 

そして、もし仮に完全復活だったとしたら自分は柴田をフラットにプロレスラーとして見て試合を楽しめるのか?という不安もあります。一度脳の手術をしている柴田が回復したからといってまた同じことにならないか。取り返しのつかないことになる可能性は本当にないのか。柴田が復帰して問題ないとしても、むしろこちらのほうが難関なんじゃないかとも思います。

なにはともあれまだ「イッテンヨン・試合するぞ!」以外は何もわからない状態。不安と期待でいうとちょっと不安のほうが多い、私としてはそんな状態です。

スポンサードリンク

 

 

「KAMINOGE」で語った柴田の現状とこれから

そして今号のKAMINOGEでエキシビジョンマッチを終えた柴田勝頼のインタビューが掲載されていました。時期的に「1・4、試合するぞ!」については明言していませんが、それでも手術してからの柴田がLA道場主になる経緯、脳の症状の経過についてなどを語っています。

実際、今回のエキシビジョンマッチについては今年の初頭、契約時には希望を出していたという柴田、ザックとやりたい、という希望を出し、状況を見てあのタイミングになったと。

ただ、グラップリングマッチだったとはいえ、いま柴田が理想としているプロレスがかなり詰め込まれた試合だったようで、我慢比べのプロレスではなく騙し合い、探り合い、切り返しと言った攻防のあるプロレス。技術を競い合いつつどうなるかワクワクするプロレス。私はあの試合を見てプロレスの構成がギュッと詰まっていると感じましたが、それも柴田の理想のプロレスの一つだと知って嬉しくなりました。

 

そして、脳については定期的にドクターから検査してもらっていて、エキシビジョン後も問題はなかったということ。開頭手術したことがあるけれど今は普通、という状態で今後試合のペースなどについては会社と相談していきたい、詰めていきたい、と話していました。

また、柴田本人は今後の試合についても

「おそらく試合ができたとしても本当に残り数試合じゃないかなという感覚ではいます。やれて年に数回ずつ。試合前後にメディカルチェックしながら総合くらいのペースで。」と話していました。なので、ここはしっかり周知して観客もそういうつもりで期待しないと行けないかな、と思います。

ただ、いまは「試合をする」っていうのが自分の人生の目標だという柴田。見る側としては怖くもありますが、それを否定したくはない。そんな複雑な気持ちになるインタビューでもありました。

他にもLA道場の成り立ち、今のプロレス観についても濃い話が載っているので、あの「試合するぞ!」に感動したファンも一読して欲しい。そんなインタビューでした。

スポンサードリンク

 

 

イッテンヨンへの期待と不安、ここにあり。

結果、柴田勝頼の人生の転換点となるだろう1・4東京ドームでの試合。通常ルールか特別ルールか。医学的に大丈夫なのか。そして観客が受け入れられるのか。色々と不安もありますし、諸手を挙げて歓迎して感動する準備をするわけにもいかない心情でもありますが、それでも復帰にこぎつけるのは凄いこと。柴田勝頼の一世一代の舞台をしっかりと見つめようというか、見つめるしか出来ることはないというか。今は正直「ずっとエキシビジョンのグラップリングだけしていて欲しい」という気持ちもあります。それが試合を見てどう変わるか。変えてくれるか。もう、情緒グチャグチャですがただ見ます!以上!