男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

佐藤光留自主興行「ファイト~闘う変態達の唄」観戦記。夏の終わりのプロレス祭り

 

昼夜興行!野外興行!夏の終わりのプロレス祭り開催!

8月21日、佐藤光留自主興行「ファイト~闘う変態達の唄」が、元川崎球場でお馴染みの富士通スタジアム川崎で行われました。

すでに恒例となりつつある富士通スタジアムでの佐藤光留興行。確か元々はコロナ禍で、超広い野外でソーシャルディスタンスとって楽しもう!的なスタンスだったはず。2020年は昼興行の開始が13:00とかだったので灼熱の中、選手もマットが熱くなってヤバい状態で試合してましたが、年々開始時間が遅くなって今年は15:00から。曇り気味だったこともあって安全な環境で観戦できました。2020年のエントリはこちら。超気合入れたエントリなんでぜひご覧ください。

otokoman.hatenablog.com

ちなみにYOUTUBE動画にしてるのでこちらご参照下さい。晴れすぎ。熱すぎ。

www.youtube.com

というわけで今回はちょっと時間の関係でツイート中心にまとめちゃいますがご容赦下さい。昼の部、夜の部ともに違う面白さがあった興行で楽しめました。どうぞご覧ください!

 

 

第一部

15:00ギリギリに着いたんですが、着いたらダークマッチ中。ロッキー川村2と立花誠吾が闘ってました。そして15:00になって佐藤光留の開会挨拶。しかし闘い続ける二人。異常事態!しかしこれがまさかの伏線になっていたとはこの時は思いもしませんでした。まさか...。

第ニ試合、ハードヒットルールでの関根シュレック秀樹VS野崎広大、ハードヒットルールながらもヘビー級の選手のぶつかり合いがド迫力。今度はプロレスルールでも見たい一戦でした。今回はドローでした。悔しがるシュレック選手が印象的でした。

第三試合、YMZ提供試合の米山香織&優宇vs佐藤綾子&ななみのタッグマッチ。15分一本勝負なこともあって当然のように時間切れ引き分け、そしてマイクを持った米山香織、「だるまさんがころんだ」での決着を要求することに。結果「だるまさんがころんだ」が行われるわけですが、そのときに...。

第一ダークマッチで闘ってたロッキー川村2と立花誠吾はまだ闘っており、なしくずしに「だるまさんがころんだ」に参加。闘いながらちゃんと一時停止していました。ちなみにななみ選手が「だるまさんがころんだ」で勝利。ディアナ組が勝利を掴みました。

 

 

第一部セミファイナルは青柳優馬&ブラックめんそーれvsヨシタツ&プリティ太田。久々に生でミゼットプロレス見てる気がします。

試合はとにかくプリティ太田をきっちりとサポートしながら闘うヨシタツに目が行きました。ヨシタツ&プリティ太田のタッグはまたどこかで見てみたい。もちろん相手にもミゼットの選手がいるのがベストではあるんでしょうが、まだちょっと難しいのであれば今日のような試合でもいいように思います、コミカルかつしっかり説得力もあって面白かったです。

そしてメインはJEEEP提供試合。JEEEPにあまり詳しくない私ですが、ザックリ言うと長渕ファンの選手が集まって長渕のコスプレとかしながら長渕を歌いながら闘う試合、でいいのかな?まあそんな感じです。

まあなんかあまりどうこう言う試合でもないし、生で見た人以外に面白さを伝える自信はあまりないんで一回見てみてください、としか言えない。長渕ファンの悪ふざけとも言えるし、試合としてガッツリ闘ってるし、プロレスとは別のアトラクションなのか?って見ているとそんな気持ちになってくる。バカみたいで笑って楽しめた試合ではありました。毎回こんな感じと言えばこんな感じかも。ともかくこれで第一部終了。硬軟取り混ぜた構成で楽しめました。

 

 

第二部

第一部終了から一時間くらいあったんで、近くのラーメン花月で豚つけ麺を食べて英気を養ってから会場に戻ると今度はこどもプロレス教室中。ちょっと疲れたので今度はスタンド席からボンヤリ観戦してました。

しかし第三試合の凶器持ち込みエニウェア3WAYタッグマッチから我慢できずにまたグラウンドへ。そしたらラウェイでおなじみの渡慶次幸平が大流血!かなりヤバめの流血してました。センシティブ寸前!そして大流血しながら笑って闘い続け、試合が終わっても他の選手を追いかけまくるヤバさ。天敵(?)の阿部史典を追いかけながら退場していきました。ヤバすぎる...。

試合は木髙イサミのラダーからのダイビングニーでフィニッシュ。夏の夜空に飛んでいるイサミが美しく見えました。風情!

 

そしてセミファイナルの異種格闘技戦、鈴木みのるvs優宇!異種格闘技戦でもあり、異性格闘技戦でもあるこの試合、通常プロレスルールなんですが、関根シュレック秀樹と野崎広大が持ち運ぶ「移動式畳」の上だけ柔道ルール。投げで一本勝ちとか抑え込みで一本勝ちとかがある、ということですね。柔道出身の優宇向けのルールではありますが、このルールがこの試合を白熱するものにしていました。

とにかく最後まで優宇の「絶対勝つ!」という意地が見えた一戦でした。元々東京女子プロレスでデビューした優宇、しかし東女を離れ、海外団体EVEに所属しながら日本のほぼすべての女子団体で闘い続けた優宇、今や橋本千紘との「チーム200Kg」での活躍が注目されますが、PURE-J無差別級王者とセンダイガールズタッグ王者の二冠王。はっきりと「強さ」を手に入れた優宇が鈴木みのるに挑んだこの試合での優宇。女子だからってナメんじゃねえ!という気合を全面に出して鈴木みのるにぶつけていった。そして柔道ルールを生かしてあと一歩まで追い詰めたところに彼女の覚悟を感じました。

そして、試合終了でノーサイドではなく、払腰で投げようとしたのも良かったし、そこに心の強さを感じました。いや、強くなった優宇!別に育てたわけでもずっと見続けていたわけでもないけど優宇に感動させられた一戦でした。面白かった!凄かった!

 

 

メインは天龍プロジェクト提供試合。天龍が来るまで入場してきたところでアガりました。試合もバチバチ、佐藤光留と矢野啓太のマッチアップも痺れましたし、椎葉おうじの動きも凄かったし、久々に見た河野真幸のド迫力。レイパロマのケツ。色々とお腹いっぱいのメインイベントを見せてくれました。

そして最後はここで第一ダークマッチ、ロッキー川村2vs立花誠吾の決着が着くかと思いきや川崎市の条例で強制消灯でイベント終了!衝撃のエンディングでこの日の「ファイト~闘う変態達の唄」は終了しました。

 

 

夏の終わりのプロレス祭り。ほんとにいろんなプロレスを一大会で見せてくれました。新日本のG1クライマックスのように、自分たちのスタイルで完成度を高めていくのもプロレスだし、いろんな要素をいっぺんに見せてくれるのもプロレス。今回夏の終わりの雰囲気もあり、いいお祭りを見せてくれました。夏もそろそろ終わるな~、という感慨も残る興行になりました。面白かったです。また来年も!

ほんとによかった。