雲田はるこ「昭和元禄落語心中」七巻を読んで。与太郎、渾身の「居残り佐平次」

7巻を迎えた「昭和元禄落語心中」ここから新しい章に入るので軽くおさらいを。 // 与太郎放浪編(1巻~2巻中盤) 刑期を終えて刑務所を出所した強次、慰問に来ていた八代目有楽亭八雲の落語に感銘を受けて出所したその足で弟子入り志願に。八雲は強次を「与太郎」と呼び住み込みの弟子にする。前座として落語家の一歩目…