男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

十二国記 月の影 影の海 第二章

ビデオを借りて見た。暗いけれど落ち着いたトーンで大きな話が展開していく、何かが始まる予感めいたものでぐいぐいと見るものを引っ張っていくのがいい。地に足がしっかりと着いているファンタジー、という印象。
 主人公の陽子は高校の委員長を勤める優等生だが、今の状況に息苦しさを覚えていた。そこに景麒という謎の人物が現れ、同時に学校が怪鳥に襲われる。異世界に来るよう導こうとする景麒に連れられ、なんとか怪鳥を撃退する。しかしその刹那、陽子は異世界に飛ばされていた・・・。

今のところとにかく主人公が暗い。両親も彼女にはどこか冷たく、クラスメイトも委員長の彼女を見上げつつあまり近付かない。幼馴染の浅野とは互いに気を許しているが、そんな彼も彼女がいることが分かる。現世界ではほとんどいいことがない彼女だが、異世界に飛ばされても今のところ泣いてばかりで「家に帰りたい、友達に会いたい」と叫ぶばかり。友達いるのか?でも景麒に手渡された伝説の剣を使って魔物を撃退したりと何かの片鱗は見せている。