男マンの日記

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ロッシー小川電撃解任!開戦か?スターダム冬の陣!

2月5日、スターダムの創設者であるロッシー小川氏が現在の運営会社、ブシロードファイトから解雇されるというリリースが出されました。

wwr-stardom.com

ご関係者各位 ファンの皆様

いつもスターダムを応援していただき、誠にありがとうございます。 

このたび、株式会社ブシロードファイト(以下「当社」といいます。)は、ロッシー小川氏との業務委託契約(以下「本契約」といいます。)を、2024年2月4日付けで解除いたしましたことをご報告いたします。

当社は、2019年より、スターダムの創立者であるロッシー小川氏と本契約を締結し、同氏をエグゼクティブプロデューサーとして迎え、スターダムに関する業務を委託して参りました。しかしながら、この度、同氏による多数のスターダム所属選手・スタッフに対する引抜き行為があったことを覚知し、本契約を解除するはこびとなりましたので、ご報告いたします。 

皆様におかれましては、ご心配をおかけすることとなってしまい、誠に申し訳ございません。当社としては、今後も、スターダムの更なる発展を目指し、ファンの皆様に感動をお届けできるよう、選手・スタッフ一丸となって努力して参る所存ですので、従前と変わらぬお引き立てをいただけますと幸いに存じます。

何卒よろしくお願い申し上げます。

2024年2月5日 株式会社ブシロードファイト 

これが全文。ロッシー小川氏が解任されたのは2月4日。この日はスターダムの13周年記念大会が大阪・エディオンアリーナ第一で行われていました。興行の最後にはロッシー小川を中心にしてレスラーたちの記念写真。レスラーたちも知っていたんでしょう。どこか卒業式のような空気さえ感じられます。敵も多く、好き嫌い分かれる性格ではありますが、レスラー達からの人望を感じる一枚です。

https://pbs.twimg.com/media/GFitB85akAA_W88?format=jpg&name=large

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この大会時は一切マスコミにはロッシー小川解雇は発表されず、次の日のリリースでマスコミも知ることになったよう。

(2024/2/8追記)フォロワーさんからお知らせいただいたところによると、2月4日の大会時、マスコミにはロッシー小川の契約解除が知らされるも、翌日の団体リリースまでは箝口令が引かれていたとのこと。ただ、当日知らされたのは「ロッシー小川契約解除」のみで、引き抜き行為などの詳細は翌日のリリースで初めて語られた、とのことです。

それほど急な解雇だったようで、さらにこの

同氏による多数のスターダム所属選手・スタッフに対する引抜き行為があったことを覚知し、本契約を解除するはこびとなりました

というリリースの一文が気になる。引き抜き、ということは新団体設立?それともWWEに流してた?アメリカではすでにロッシー小川はWWEに所属している、という予測もチラホラ。様々な憶測を呼んでいました。

しかしその次の日、我らが東京スポーツにブシロード側、ロッシー小川側の言い分を聞くインタビューがそれぞれ掲載してました。これは東スポ動きが早い。

 

 

まずはブシロード側から。

www.tokyo-sports.co.jp

インタビューに応えたのは就任したばかりの岡田太郎社長。木谷オーナー直々に指名された、スターダムの立て直しを任された人物。

要約すると以下の通り。

・12月頃、ロッシー小川が引き抜きをしているという噂を耳にして本人を説得。このときは一緒にやっていく方向で話していた。

・その前からロッシーより退団の意思を示され、何度も説得していた。1月21日の高田馬場大会で選手、スタッフ、社員にロッシー小川が3月で退団と説明。

・しかし、その後も引き抜き行為が止まらなかったため企業として決断。

という流れ。岡田社長が就任したのが12月1日なので、就任当初からロッシーの引き抜きの噂が合ったことに。また、引き抜きを受けたのはタイトルホルダー含む人気選手。そして、新団体設立の噂については

「自身で新団体を興すかどうかにかかわらず、当社との契約が継続している最中に『スターダムを辞めて、別のところでやらないか』という趣旨の勧誘を行ったことが、引き抜き行為として重大な契約違反」

とのこと。あくまでロッシーの契約違反が発覚下という理由での解雇、という姿勢は崩しませんでした。

 

そしてロッシー小川インタビューはこちら。

www.tokyo-sports.co.jp

冒頭から2月4日の様子を

「寝耳に水ですよ。突然、試合が終わってから『今日で契約解除です』と言われただけ。そのままタクシーに乗せて帰らされたんですよ」

と、いきなりの解雇だったことを話し、そのやりかたへの不満を吐露。

そして経緯をまとめると

・去年の11月から、今年の3月で退任することを団体側には伝えていた。

・その理由はブシロードファイト前社長の原田氏の強引なマッチメイク、ハラスメント

・一部の選手やスタッフから「団体をやってくれ」という声があった

と述べ、改めて新団体設立に動いていることを名言。

引き抜きについては「こっちからはしてない、向こうから(選手たちが)来た、というスタンスを崩さないロッシー小川氏。そして自らを解雇したブシロード側に対しても

「ただ、岡田(太郎)社長は(新団体を)〝容認〟してましたよ。『(横浜)BUNTAIにオファーしますよ』『2年後の15周年で対抗戦をやりましょう』と言っていたから。それをいまさら何を言ってるの?という感じですけど」

と、独立しての団体設立を認めていた、という見解。「泥試合はしたくない」と言いつつも新団体設立に動いているのは確実のようでした。

 

改めて二者のインタビューを見てみると、ブシロードファイト前社長、原田克彦解雇→岡田太郎社長就任。この原田社長末期にロッシー小川は新団体設立を決意していたよう。そこに不満を持つレスラー、スタッフが集まっていった。(ただ、ロッシーの「引き抜きはしていない」は、どこまで本当かは少し怪しい、と思ってます。著書でも「スターダムは引き抜きはしてない、向こうから言ってきたから引き抜きじゃない」というスタンスを貫いているので、そこに全く引き抜き要素がないってことはないはず。)

 

当初は黙認していたブシロード側も調べていくに連れてことの重大さに気付き、慌ててロッシー小川を解雇した。ロッシー小川のインタビューからはそんなストーリーが浮かんできます。ただここらへんも話のニュアンスが両者で異なっている可能性もありなんとも言えないところです。

実際、自伝とも言えるこの「【実録】昭和・平成女子プロレス秘史」を読むとロッシー小川の凄みが伝わってきます。全日本女子プロレスに潜り込み、上り詰めていくも退団してアルシオンを設立、しかしここもあえなく解散になると車中生活を経て愛川ゆず季のプロレスデビューに関わったのをきっかけに再びプロレス界に復帰してスターダム設立。とにかく執念で女子プロレスをやり続ける人生を送っています。

 

そして、ロッシーの今をはからずも予言しているようなのはこのさくらえみとの対談動画。もう2年前になりますが、スターダムをやっていく上でのロッシーの考えが色々と語られています。

www.youtube.com

そして、その中でロッシーは以下のような発言をしていました。

・(女子プロレス団体を)3団体つくってるのはさくらえみだけ。2団体作った人は何人かいるし、自分も2団体作ったけど3団体は凄い。

・なんでもいいから一番になった方がいい。二番は生き残れないから

・(全女は)ナンバーワンだったけど、スターダムはちょっと違う。それは競い合ってないから。全女のときはみんな上へ上へって行ってる中でそびえ立っていたけど、今は違う。野望がある人がいないのかな?

・私は(相手がいないから)競争したい。

2年前の時点でトップだったスターダムですが、ロッシー小川自身はそこに満足している風はなく、このようなガツガツした発言を繰り返してました。

 

 

実際、スターダムもHPに載っているレスラーだけで38人の大所帯。正直2つに割っても成立しそうな規模になっています。正直、今の自分はロッシー小川新団体が楽しみですし、正直ブシロードファイトが作り上げるプロレスとロッシー小川が作り上げるプロレスを比べたらそれはロッシーに期待度があるでしょう。スターダムの選手契約が3月更新ということも考えるとそのへんに動きがあるんじゃないかと思ってます。

これがブシロードとロッシーが描いた絵なんじゃないか、という想像もTLで見かけましたがそれはそれで楽しい。こうして無責任に想像している時間が一番楽しい。

まずジュリアがどうするか。岩谷麻優は?林下詩美は?しばらくこの「乱」の余波は続きそう。色々想像しながらスターダムを見守ろうと思います。