男マンの日記

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ネット・プロレス大賞2020発表!MVPは潮崎豪!新日本プロレスVSプロレスリング・ノア大接戦!

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毎年恒例!ネット・プロレス大賞2020発表!

プロレス専門ブログ・ブラックアイ3の管理人・杉さん(@black_eye2)が毎年発表しているネット・プロレス大賞が今年も発表されました。この賞はネット上の投票で決定されるシンプルな人気投票。しかしながら、ネット上で発信している人達も多く投票するからか、東京スポーツのプロレス大賞、週刊プロレスのプロレスグランプリともまた違う結果が出ることも多く、いわゆる「ネット世論」を最も反映している賞というか、一番自分の感性にも近い結果が出てるように思っています。ということは、自分のようなプヲタの感性に一番近いような気がしなくもない。そう言っちゃうと、それでいいのか?って気もしますが、ともかくネット・プロレス大賞2020の結果はブラックアイさんの特設ページ内で発表されています。リンクは↓から御覧ください。

ネット・プロレス大賞2020特設ページ

   

最優秀プロレスを伝えたで賞

1位 世志琥TikTok
2位 ABEMA 格闘チャンネル
3位 長州力ツイッター
4位 「世志琥の極上スイーツ作りやがれ」(レシピ本)
5位 週刊プロレス 

一斉を風靡した 世志琥のTikTokが一位。ニ位のAbemaTVはプロレスはもちろんですが、すでに日本格闘技界になくてはならない存在になってると思います。K-1、RISE、ONE、修斗、パンクラス・・・。RIZIN以外の主要格闘技はほぼほぼAbemaで中継しているという状態。基本無料で見れて、ダイジェスト動画をTwitterで貼ることが出来るのもネットでの拡散に貢献してると思います。あの機能をぜひ色んな動画配信サイトにつけて頂きたい。そしたら弊ブログの存在意義がほぼなくなりそうですが・・・。

ちなみに私の投票は

1位 ABEMA 格闘チャンネル
2位 世志琥TikTok
3位 投票なし

でした。

 世志琥のTikTok、本、それに付随するTV出演はかなり世間に届いたと思います!

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新人賞

1位 上村優也(新日)
2位 田村ハヤト(JTO)
3位 鈴季すず(アイスリボン)
4位 ゲイブリエル・キッド(新日)
5位 林下詩美(スターダム)
6位 辻陽太(新日)
7位 駿河メイ(我闘雲舞)
8位 岡田欣也(NOAH)
9位 田村男児(全日)
10位 上谷沙弥(スターダム)

新日本の上村が一位。個人的には駿河メイ7位が嬉しいところ。駿河メイとは関係ないけどピンクめんそ~れもメイ・サン・ミッシェルも応援してます。ただ、新人賞といっても新日本の上村は26歳、辻は27歳なので、新人と言って良いのかちょっと微妙なところ。二位の田村ハヤトは25歳でゼロワンのシングルチャンピオンだったので、個人的には田村ハヤトでも良かったかな、と。ちなみに鈴季すずは18歳、駿河メイは21歳、林下詩美、田村男児は22歳。彼ら彼女らの将来が楽しみです。

ちなみに私の投票は

1位  乃蒼ヒカリ(東京女子)
2位  田村男児(全日)
3位  田村ハヤト(JTO)

でした。乃蒼ヒカリは最近かなり良さを出していて、センスと柔軟性が光ります。2位、3位は若くて頑強で将来性を感じたので。これからが楽しみな選手です。田村ハヤトはしかし年末JTO退団。何処へいくのか・・・。

  乃蒼ヒカリ、伊藤麻希相手に見せた負けん気の強さも良かったです。

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 田村男児、年末のJrタッグトーナメントで本領発揮。こんなに強くなっていたとは! 

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田村ハヤト、若くしてレインメーカーばりの貫禄。今後が楽しみです 

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最優秀団体

1位 新日本プロレス
2位 NOAH
3位 DDT
4位 スターダム
5位 まっする
6位 東京女子プロレス
7位 AEW
8位 チョコレートプロレス
9位 全日本プロレス
10位 アイスリボン

最優秀団体は新日本プロレス。これだけ見れば、あそう、ってとこですが、新日本プロレスが2060点、NOAHが1974点とかなりの接戦でした。これは今年のノアがいかに躍進したかを表すもの。試合内容&ネット戦略が噛み合い、松井珠理奈の起用、武藤敬司、桜庭和志、越中詩郎らの起用と広いターゲットに訴える「攻めの起用」が功を奏したと言えるでしょう。試合内容ではさほど遜色のないであろう全日本プロレスが9位だったことも含め、団体の「闘いを伝える姿勢」の差が顕著に出たのでは、と思います。

そして、新日本プロレス&スターダムの「ブシロード連合」と、NOAH、DDT、まっする、東京女子プロレス、ガンバレ★プロレスの「サイバーファイト、サイバーエージェント連合」の勝負だとサイバーファイトの勝利。10位中、6位までがブシロード、サイバーエージェント系の団体が占めるという状況に。まさに「企業プロレス」が定着した一年だったとも言えるでしょう。

これはなんといっても広報力の違いが大きい。新日本のようにラッピング車両などで宣伝できたり、サイバーエージェントのようにAbemaTVをフル活用できたりと1プロレス団体だけではどうにもならない広報力。大きな媒体を持たない他の団体はなかなか厳しい状況に置かれたというのが正直なところでしょうか。

 

と、そんななかで七位に入ったのはチョコレートプロレス!プロレスリング我闘雲舞が「YOUTUBE配信専門」と舵を切ったチョコレートプロレス。小さい団体ながらも全日本プロレスを抑えて七位入り。コロナ禍にいち早く対応し、自粛期間中もYOUTUBEのLIVEでプロレスを届け続けたところが評価され、固定ファンがしっかりついているのがランクインの原因でしょう。どの団体も「なんとかしてコロナ前に戻そう」としている中、いち早く「コロナ後の世界を見越して姿を変える」という選択をしたチョコレートプロレス。最も未来を先取りした団体かもしれません。

ちなみに私の投票は

1位 チョコレートプロレス
2位 NOAH
3位 新日本プロレス

でした。コロナ禍でなければ存在しなかった団体チョコプロ。この団体の行く末がプロレス界の未来を照らす、それくらい重要なことをやってる団体だと思います。

チョコレートプロレス旗揚げから色んなコンテンツを紹介。一生見続けられます! 

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プロレスリング・ノアのネット戦略を紹介。これが躍進の秘訣だと思います! 

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「CyberFight設立」も2020年の大きな事件でした。vsブシロード! 

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最優秀興行

1位 1.5 新日本・東京ドーム
2位 1.4 新日本・東京ドーム
3位 11.22 NOAH・横浜武道館
4位 8.29 新日本・神宮球場
5位 12.11 新日本・日本武道館
6位 11.7 東京女子・TDCホール
6位(同点) 12.6 NOAH・代々木2
8位 11.9 まっする・後楽園ホール
9位 11.3 DDT・大田区総合
10位 1.4 NOAH・後楽園ホール
11位 9.21 まっする・品川
12位 8.29 佐藤光留興行・富士通スタジアム
13位 1.31 闘龍門(ドラゴンゲート)・後楽園
16位 3.26 まっする・新木場
17位 8.9 アイスリボン・横浜文体
21位 8.29 大日本・横浜文体

ドームはともかく6位に入った東京女子・TDC、NOAHの代々木第二は現地観戦してました。2つとも良かった。そして脅威なのは12位に佐藤光留興行が入ってること。夏の野外は死ぬほど過酷でしたが、一生ないくらいの得難い体験になりました。

そして私の投票は

1位 5.23 チョコレートプロレス・市ヶ谷チョコレート工場
2位 8.29 佐藤光留興行・富士通スタジアム
3位 1.5 新日本・東京ドーム

でした。一位は、木村花さんが逝去された次の日に行われたYOUTUBE配信の無料興行。木村花の親友の朱崇花が出場し、泣き友への思いを語った興行。悲劇の渦のなか、決意のもとに興行を行ったチョコレートプロレスに「使命感」を感じたのは私だけではないと思います。

二位は死にそうになって見たから。三位はKENTAに爆笑したから。一興行に限らなければ、2.2に王子Basement★Monsterで行われたガンバレ★プロレス各メンバープロデュースの一日四興行も入れたかった。「一日ガンプロ祭り」の異常なテンションでした。

 木村花さんを失った朱崇花、しっかり最後まで闘い、プロレスラーの矜持を見せました

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佐藤光留昼夜興行。とにかく過酷でした(客が)でも伝説の興行でした! 

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1・5東京ドーム。とにかくKENTAに大爆笑した興行でした!最高! 

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最優秀タッグ

1位 タイチ&ザック・セイバーJr(新日)
2位 野村卓矢&阿部史典(大日本・BASARA)
3位 諏訪魔&石川修司(全日本)
4位 ドンナ・デル・モンド(スターダム)
5位 金丸義信&エル・デスペラード(新日)

タイチ&ザックが一位。良いタッグだと思います!ノムタク&阿部のアストロノーツが二位。大巨人タッグは三位。タッグはあんまり注視してなかったんであんまり言うことないです。私の投票は

1位 DAMNATION
2位 タイチ&ザック・セイバーJr(新日)
3位 NEO美威獅鬼軍

 でした 沙希様 、メイ・サン・ミッシェル組は最高です!

ザック・セイバーJrの名勝負周。サブミッションで渡り合える相手との対戦を見たい! 

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タイチは2020年、鈴木みのるにシングル勝利したのが大きい。再戦あるか? 

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最優秀試合

1位 12.11 高橋ヒロムvsエル・デスペラード
2位 11.22 潮崎豪vs中嶋勝彦
3位 3.29 潮崎豪vs藤田和之
4位 12.6 潮崎豪vs杉浦貴
5位 1.5 内藤哲也vsオカダ・カズチカ
6位 8.10 潮崎豪vs拳王
7位 11.7 坂崎ユカvs瑞希
8位 4.4 アンダーテイカーvsAJスタイルズ
9位 11.3 遠藤哲哉vs佐々木大輔
10位 1.4 オカダ・カズチカvs飯伏幸太

 一位はデスペがほぼ素顔になって激闘を繰り広げたヒロム&デスペラードでしたが、2位、3位、4位、6位に潮崎豪の試合がランクイン。すごすぎます。それほどノアのいい試合が多かった、ということか。TDCホールでの坂崎ユカ&瑞希も両者出し切るすごい試合でした。9位のDAMNATION対決も、最後の石川修司熱唱まで含めて最高でした。

ちなみに私の投票は

1位 11.7 坂崎ユカvs瑞希
2位 8.10 潮崎豪vs拳王
3位 11.3 遠藤哲哉vs佐々木大輔

でした。なんか無難なチョイスだったかも。格闘技入れてよければ堀口恭司VS朝倉海、斎藤裕VS朝倉未来とかも。

 まさかの時間切れ引き分け。60分時間切れ引き分け史上ベストバウトでは?

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MVP

1位 潮崎豪(NOAH)
2位 内藤哲也(新日本)
3位 高橋ヒロム(新日本)
4位 遠藤哲哉(DDT)
5位 藤田ミノル(フリー)
6位 飯伏幸太(新日本)
7位 エル・デスペラード(新日本)
8位 KENTA(新日本)
9位 アスカ(WWE)
10位 中嶋勝彦(NOAH)

そしてMVPは潮崎豪!なんと二位の内藤に倍の差をつけての圧倒的一位獲得!これは東スポプロレス大賞を撮れなかったのも影響したか。そして4位のエンテツの後ろに5位の藤田ミノルが!フリーながらも5位に食い込みました。いろんな団体に出続け、日本中から発信を続けたところが「届いた」んだと思います。

そして私の投票はこちら

1位 さくらえみ(チョコレートプロレス)
2位 世志琥(SEAdLINNNG)
3位 高木三四郎(DDT)

今年はコロナ禍で各団体の生き残り策が問われる中、プロレス界全体を考えた、プレイヤーというよりは「現象」を起こしたレスラーを選びました。

一位は言わずとしれたチョコプロ創設者さくらえみ。普通の団体からこの形に舵を思いっきり切ったのは凄い。はっきり英断だと思います。そして二位は世間にアピールした世志琥、三位はサイバーファイト設立、業界の地図を塗り替えた高木三四郎でした。

サイバーファイト設立の大社長。マジで業界の流れを変えたと思います! 

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まとめ

というわけで、各賞揃ったネット・プロレス大賞2020。週プロのような純粋な人気投票とも、東スポのように識者が選ぶ形とも違うネット投票。ならではの結果が出て、その要因を考えることでプロレスを考えることが出来る。本当に主催の杉さんに感謝です。コロナ禍で色々な動きがあったプロレス界。2020年はやはりノア、チョコプロの台頭、企業プロレス、そしてネット上でのふるまい、そこに取り残される団体は振り落とされていく、というなかなかに厳しい時代になってるな、と思います。

しかしそういう大きな流れの中、潮崎豪、高橋ヒロム、藤田ミノルら個々のレスラーが自分の力で光を放つ。最終的にプロレスはそういうジャンルなのも確か。投票して、結果を見て色々考えることの出来るネット・プロレス大賞。これを読んだみなさんも来年は投票してみてはいかがでしょうか。結果を見るだけよりも楽しめると思います。集計は大変になっちゃいますが、杉さんもそのほうが喜ぶはず。私は今年も楽しんだネット・プロレス大賞2020でした。改めてブラックアイ3,杉さん!協力者の方々、ありがとうございました!