男マンの日記

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酷暑!猛暑!試練!爆破!8・29 ハードヒット&佐藤光留20周年記念興行観戦記。

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8月29日、富士通スタジアム川崎で佐藤光留主催のハードヒット&佐藤光留デビュー20周年記念興行が行われました。奇しくもその日は新日本プロレス神宮球場大会、大日本プロレス横浜文化体育館大会と大きな大会が目白押し。しかも、会場が聞き慣れない「富士通スタジアム川崎」ということで、これは行かなければ、と昼夜両大会のチケットを原宿パイルドライバーで購入、ロッキー川村選手からチケットを受け取り、大会について以下のことを聞きました。

  • 当日は暑くなる(結果、最高気温34.8度まで!)
  • グラウンドの真ん中にリング設置
  • イスは置かないので各自持参、スタンドでの観戦も可能だけど遠い
  • リング熱くなるんで誰も寝技しないかも(ハードヒットでそれでいいのか)

 というわけで当日までにキャンプ用の折りたたみイスを購入、1.5リットルの水ペットボトル、500ミリリットルの麦茶、経口補水液を準備、レジャーシート、傘、タオルと用意してリュックに入れ、ほぼフェス状態。いざJR東海道線で川崎駅に。そこからバスでグランドへ。カルッツかわさきの向かい、競輪場の隣です。そして到着。開場一時間前に間違って到着し、選手の方々に挨拶されるというプヲタあるあるをブチかましつつも時間を待って入場。この青空!そして灼熱地獄!

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アメフトのグラウンドのド真ん中にリング。そして思い思いにイス、シートを置いていく観戦スタイル。なんというか牧歌的というか、灼熱地獄のなか待ってると佐藤光留の挨拶からまず昼の部、ハードヒットが開始されます。ハードヒットとは佐藤光留が主催するUWFスタイルを標榜する団体。過去のUWFだけでなく、プロレスラー、キックボクサー、柔術家らが集まってその腕っぷしを披露する場。まさに「真昼の決闘」状態。というわけで簡単ながら振り返っていきます。

ハードヒット「KING OF HardHit初代王者決定トーナメント1回戦 

挨拶~前半戦~休憩中ダークマッチ

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第1試合、中村圭吾(DDT)vs田村男児(全日本プロレス)レスリングでインターハイ経験のある田村がグラウンドで圧倒して逆エビで決着。新人同士の第一試合らしく、田村に懸命に食らいついていった中村。試合後の悔しい表情が印象的でした。

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第二試合、中台戦&SUSHIvs鈴木秀樹&鈴木慎吾。暑さのなかでどこかヤケクソムードが流れる中、とにかく終始SUSHIがいじられ続ける試合。灼熱の日差しで熱されたキャンパスに押し付けられまくるSUSHI、暑そうだけど楽しそうな鈴木秀樹。鈴木慎吾のラッシュでKOされたSUSHIですが観客の目は終始釘付けでした 

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二試合飛ばして休憩中にダークマッチ、TTTプロレスリングの佐山駿介登場。セコンドはもちろんガッツ石島。ボクシングのプロライセンスを持つよしもと芸人、関フリーダムをタックルからの寝技で攻めていくも膠着し、上を取られての掌底ラッシュでTKO負け。両者気持ちを感じました。

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休憩後・トーナメント1回戦

 

休憩後。ここから初代王座決定トーナメントに。トーナメント第1試合は、去年名勝負を繰り広げた岡田剛史vs松本崇寿!いきなり期待のカード!しかし岡田は去年修斗の試合で怪我。この試合が復帰戦となります。
前回に負けずノンストップな寝技の攻防。互いに極めが強い上に、一つの体勢に固執せずすぐ次の技を狙っていくスピーディーな柔術回転体。目まぐるしい攻防が試合終了まで続きますが、ロストポイント差で松本が勝利。怪我から復帰の岡田、悔しがるもどこか充実感を感じているような表情でした。松本崇寿勝ち上がり!

試合すごかった、という感情と柔術着暑そう!リング熱そう!と、色々と過酷そうな熱戦でした。いや~、興奮しました。

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ブラジリアン柔術 必勝!戦術バイブル 攻防を制する55のポイント (コツがわかる本!)
 

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トーナメント二試合目、飯塚優(HEAT-UP)vs 和田拓也。去年の新木場大会で対戦した二人、前回は完全にワダタクが貫禄と実力を見せつけて圧勝。それだけに今回の飯塚は気合満点。今回はガンガン攻め込んでいきますが、そんな飯塚を和田が捌いていくという展開に。健闘を見せた飯塚ですがちょっとまだ差があったか、肩固めで和田拓也がしっかり勝利。

つっかかっていった飯塚も最後は握手。敬愛するヴォルク・ハンのような足関節からの回転体にいかせてもらえなかった飯塚。課題の残る試合でした。う~ん。ほろ苦い。

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セミファイナルはトーナメント3試合目、正直、この日一番楽しみにしてたかもしれないこのカード。阿部史典こと阿部諦道 vs ロッキー川村!激しい試合は約束されているこのカード。この日もとにかくバチバチな二人を見せてくれました。

この試合も立ってバチバチ、寝てバチバチ、阿部がグラウンドで股裂きを見せる部分もあったがとにかくシバきあった二人。ロッキーが阿部をKOして勝利するも、紙一重のアツい試合。盛り上がった!

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メインイベントはトーナメント4試合目、佐藤光留VS関根”シュレック”秀樹!

去年の新木場でも対戦したこのカード!そのときは15年時間切れ引き分けに終わり、シュレック関根が号泣マイク。最後は佐藤光留が締めました。

otokoman.hatenablog.com

そして今回はトーナメント一回戦、ということでどちらにせよ決着が付くこの試合。二人共気合い入ってるんだろうな~、と思っていたらなんと!UWFメインテーマで入場の佐藤光留!リングス初回KOKトーナメントでヘンゾ・グレイシーと当たったときの田村潔司かよ!という長めのツッコミを入れつつ観戦。試合開始と同時にローキックをバシバシ入れていき、シュレック残り1ポイントまで追い詰める。しかしシュレック、圧巻ジャーマン連発で大逆襲!腕十字でトドメ!シュレック勝利!光留敗北!

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トーナメントは松本崇寿、和田拓也、ロッキー川村、関根”シュレック”秀樹が勝ち残り。どれも熱戦(文字通り)でした。試合後マイクで観客に語りかけるシュレック。

3月から興行がどんどんなくなって・・・。みんなも辛いけどもちろん僕たちも辛い。だけど、こうして少しずつ興行再開して、みんなが見に来てくれて、生きる気力を与えてもらってます。同じだよね、みんなもね。イーブンな関係だと思ってます

そして(佐藤光留は)こんな時期にこんなでっかいとこ借り切って・・・。大博打ですね、やってくれた。去年ドロドロになるまで闘って、みんなも見たよね。

僕はプロレス界まだまだビギナーだけど、大先輩の佐藤光留を戦友だと思ってる。だから思い切りやった。キックが思いの外キツくて今立つのも辛いです。

この今日という日。おそらく1~2年後にはもっと観客集めてギュウギュウに出来ると思うけど、ソーシャルディスタンス保ちまくったこの会場、この熱気、この闘いを忘れないでください。今日はありがとうございました!

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こうして昼の部、ハードヒットは終了しました。暑い中の熱戦続き。正直前半戦はかなり見ていてコンディション的に辛いものがありましたが、後半になると多少涼しくなってきたのと試合内容も白熱してきたので暑さを忘れ・・・はしませんでしたが熱く観戦することができました。

 

今回特にトーナメントは再戦も多く、互いの意地が鍔迫合う試合、特にセミの阿部VSロッキーは熱戦でした。UWF的なルールで縛っているハードヒットですが、その中でも自分を表現できる選手たちが光った。そんな興行のように思います。

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佐藤光留デビュー20周年記念大会「変態と呼ばれて」

というわけでハードヒットが終了して一旦外に。終わったのが16時過ぎ、夜の「佐藤光留20周年興行」の試合開始は18時30分。なので一旦川崎駅に戻って夕飯食べてネカフェに直行。シャワー浴びてゆっくりしてからもう一回富士通スタジアムへ。シャワー浴びてだいぶリフレッシュしましたが疲れは残ったまま。ちなみに夜はけっこうボンヤリ見てたのとデジカメの充電が切れたのでiphone撮影で軽く流します。夜は「ナイター照明点灯スポンサー」を募っただけあって照明オン!夜はさすがに涼しくなっていていい塩梅。快適に観戦ができました。なんというか夏祭り感というか、ちょっと懐かしい雰囲気でもありました。

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挨拶~前半戦

佐藤光留挨拶。1999年5月31日にパンクラス入門した佐藤光留、10周年記念興行では鈴木みのるとのサプライズ・シングルマッチを闘った佐藤光留。10周年に出場してこの日出場してるのはTAMURAと砂辺のみとのこと。メインでは後輩の諏訪魔を本気で蹴飛ばしにいきます!(諏訪魔は5時に来いと言ったところ4時に来てウォーミングアップしていた、ということ)ガッチリ距離取って、声が枯れるまで声出して楽しんでいってください!観客大拍手!

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第1試合は若手同士のタッグマッチ。全日本プロレスの青柳亮生とHEAT-UPの井土徹也、そして全日本プロレスのフランシスコ・アキラと2AW若松大樹の試合です。

イキのいい若手同士。若松大樹は初見でしたが、この中で気合い入れて動き回ってインパクトを残してました。青柳のその場飛びムーンサルト→逆エビの連続技でギブアップ負けを喫しましたが印象に残ったのは若松大樹。元気のいい試合でした。

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第二試合はパイルドライバーから我らがひろよん、松本浩代登場!対戦相手は今(観客の声援で)話題のJTOから稲葉ともか。期待の新星稲葉でしたが、さすがにここは松本浩代。圧倒的な力の差を見せつけつつ、相手の技もちゃんと受け、最後はきっちりとラリアットからのバックドロップでカウント3。女子プロレスのちゃ~んとした横綱相撲を見せてもらいました。強い!

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第3試合はPWF未公認、李日韓デビュー20周年ランブル。沢山選手が出てきました。んでもって途中はイスとりゲームとかやりつつ(もちろん米山香織提案)みんな楽しそうな感じでやってました。最後は李日韓レフェリーを胴上げして終了。いい意味で記憶に残らない、素敵なバトっるロイヤルでした。ちなみに勝ったのは田村男児。次の日の全日本プロレスJrヘビー挑戦に弾みをつけた・・・のか?

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セミファイナル~メインイベント

そしてセミファイナルはいよいよ大仁田登場!ヨシタツ&鈴木秀樹&ロッキー川村VS大仁田厚&リッキー・フジ&佐野直!ストリートファイト6人タッグのハズだったこの試合、佐藤光留20周年&青木篤志の一周忌ということで(大仁田談)電流爆破バットの使用が決定!そして爆薬は通常の5倍!(大仁田談)

5倍の爆薬ということもあり、とにかく爆破の音がスゴかった!腰浮きましたマジで。試合内容とかあんまり覚えてないので爆破写真をひたすら御覧ください。

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そしていよいよメインイベントは諏訪魔VS佐藤光留。

試合前から「俺のほうが先輩だ!」と吠える光留(諏訪魔は2004年デビューのため今年でキャリア16年目)「純プロレスでは先輩」と一蹴する諏訪魔。試合は序盤から諏訪魔がその爆発力をいかんなく発揮する展開に。一発で倒すダブルチョップ、ブレーンバスター、ラリアット、バックドロップ。否応無しな体格差&佐藤光留は昼のハードヒットでシュレックに負けていることもあり圧倒的不利な展開。圧倒的敗北もリアリティか、と思いながら見つめていました。

しかしそれでも今日は佐藤光留が主役!投げられても叩き潰されても立ち上がり、延髄斬りを連打してなんとか状況打開を図り、水車落としで投げ、蹴りまくり、腕ひしぎ十字固めをガッチリ、足も取って極めにかかる!あわや!まで追い詰めましたが諏訪魔も耐える。しかし延髄斬り!アンクルロック!バックドロップと繋げて再び足極め式腕十字!観客大歓声!しかしこれもロープへ。と再び諏訪魔爆発タイム。

投げ捨てジャーマン二連発、弧を描いて投げ捨てるバックドロップ、そして必殺ラストライド!流石にこれでカウント3を喫した佐藤光留。20分超えの熱戦二終止符が打たれました。

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エンディング

熱戦のあと、「佐藤!お前、俺の先輩なんなら寝てないで一言いえよ!」と大の字に横たわる佐藤光留にマイクを即す諏訪魔。観客大「光留」コールのなか、寝ながらなんとかマイクを持って話し出す。

「倒れてるんじゃない、余韻を楽しんでるだけ」と強がった光留、月を指差して「こんなにいい気分ねえよ、デビュー戦で負け、10周年で3度負け、今日も20周年で2度負けたけど、俺より才能があったやつ、顔が良かったやつ、俺のことを笑ってたやつ、そんなやつらより長くこのリングで生きてやったぜ!ざまあみろ!」

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そして立ち上がった光留

お前ら!諏訪魔もだ!

試合終わったら俺が先輩だ。どんなに負けても、どんなに辛いことがあっても、とりあえず1回深呼吸して、佐藤光留を見に来い!

お前ら以上に負けてるぜ!

誰も追いつかない、光の届かないところで生きてるぜ!

でも・・・。続けりゃ出来るんだよ!

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俺の言いたかったこと、もうひとつ!

この川崎・・・。富士通スタジアム川崎になったけど、俺が憧れた川崎球場、そして集まってくれた選手、五冠チャンピオン諏訪魔さん、そして京平さん、あとすべての変態ども!

本当にありがとうございました!また会おうぜ!

と締めようとした佐藤光留、しかし諏訪魔が制止し、佐藤光留20周年セレモニーへ。弟さんも登場して記念品贈呈されたりしてハートフルな空気になったところで改めてマイクを取った光留

「どいつもこいつもサプライズ仕掛けてるんじゃないよ!」と毒づきつつ、照明のスポンサーについた一人がロッキー川村の奥さんだったこと、そして「2ちゃんで散々バカにされてるけど、今日真っ黒字でした!」と絶叫、「それではもう一度、ありがとう!」と締めの挨拶。改めて佐藤光留20周年興行、いや、8月29日、暑い暑い一日がようやく終了しました。

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こうして終わった8・29昼夜興行。とにかく紫外線で体力が削られまくり、電流爆破という夏最後の花火(?)があり、そして最後は諏訪魔と光留の熱戦からほっこりセレモニー。なんというか、ゆだった頭の中でいろんなことが起こり、過ぎ去っていった一日でした。

この昼夜興行が佐藤光留から発表されたとき、これは体験として行かないと!と思いました。新日本プロレスの裏、そして佐藤光留VS関根シュレック秀樹、佐藤光留VS諏訪魔、と佐藤光留なりの一日かけた青木篤志追悼の意思を感じました。大袈裟に言うと、週プロ主催の夢の架け橋の裏で行われたW.A.R後楽園のような。強烈な物語性をたたえたマッチメイクなのもありました。

実際終わってみて、さすがに疲労困憊でしたし、次の日は使い物にならなかった状態だったので紫外線の威力を思い知りました。しかし同時に充実感というか、選手たち、佐藤光留と一緒に闘ったような心地いい錯覚というか。ハードヒットのシュレックのマイクじゃないですが、コロナ禍の中で、イベントがなんとかもがきながら開催している中でこの富士通スタジアム川崎、という場所で行われた昼夜興行。大人たちが集まった夏祭りのような。ちょっと懐かしい気持ちにもなるような。「夏」のなかった今年に訪れた夏のイベント。強烈な夏の匂いを残したような。そんな一日でした。

 

今回は周年イベントだったので特別ではありますが、来年も夏の終りにやるんならまた行ってもいいな、と思わせるそんなイベントでした。とりあえず選手の皆さん、スタッフの皆さん、そして観客の皆さん本当にお疲れさまでした!コロナに負けるか!とひとつ気合が入ったような気がします。明日からまた、生きるぞ!