男マンの日記

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10・30ノア有明アリーナ大会。武藤敬司という「ドーピング」の果実は清宮海斗!?

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ノアが有明に帰ってきた!10・30有明アリーナ大会開催!

プロレスリング・ノア設立当初から事務所を構え、頻繁に興行を打っていた「ディファ有明」が2018年に営業終了。それ以来久々の有明での興行となった有明アリーナ大会が行われ、久々の声出しOK大会、武藤引退ロードの一戦ということもあり、3739人の観客を集め大きい盛り上がりを見せました。

そして、なんといってもプロレス界をどよめかせたのがこの発表。元新日本プロレス、今や押しも押されぬWWEスーパースターの中邑真輔がグレート・ムタと1・1ノア武道館大会で対戦する、という大発表。新日本プロレスをさしおいてノアで実現するこのカード。私は配信でチラチラ見てましたがほんとにビックリしました!

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思えば2016年1月30日の壮行試合を最後にWWEに移籍した中邑真輔。WWE日本公演で試合はしていますが、日本の団体で試合をするのはそれ以来。しかもまさかのノアマット!しかも相手はムタ!ビックリすることばかりです。

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そしてこの次の週、週刊プロレスの表紙はこちら。セミファイナルの6人タッグマッチ「PRO-WRESTLING LOVE FOREVER . 3 ~TRIUMPH~」武藤敬司&丸藤正道&稲村愛輝vs棚橋弘至&真壁刀義&本間朋晃戦でドラゴンスクリューを放つ直前の武藤敬司。これを見てもはっきりと「武藤敬司主役の興行」だったことがわかります。

この日、GHCヘビー、GHCナショナル、GHCタッグ、GHCジュニア、GHCジュニアタッグと5大タイトルマッチが行われたものの、セミファイナルには新日本プロレスの棚橋弘至真壁刀義本間朋晃が登場。GHCタッグチャンピオンには杉浦貴のパートナーとして小島聡、GHCナショナルのタイトルマッチは新日本プロレス出身の船木誠勝が防衛。そしてなんといってもGHCヘビーの挑戦者はこちらも新日本プロレス出身の藤田和之。全体的に新日本プロレス感が強い大会という印象がありました。

そう思ってツイートしたのがこちら。私は今のノアにとって武藤敬司という存在は「ドーピング」なんじゃないか?と思っています。とはいいつつ来年2月の引退興行はぜひ行きたい!そうは思っていますが、問題はその2・21が終わったあとのノアがどうなっているか。今回の大会のように大量にゲストを呼んで盛り上がりを演出するのも興行としては大切ですし、現に観客席も埋まっていました。

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ただ、今回来ていたゲスト&武藤敬司がゴソっと抜け、純粋なノアメンバーだけになったときにどうなるのか。誰がトップに立ち、どのように盛り上げていくのか。ノアという団体、ノアの選手たちは今こそ知恵を振り絞ってなんとか考えないといけないんじゃないかと思います。

武藤敬司の引退ロードという、ノアファンだけじゃなくそれこそ全プロレスファンが注目する舞台。まさにノアとしては「ドーピング状態」ここでノアの選手がアピールして一気に知名度を上げることが2・21以後に繋がるし、誰もブレイクせずに2・21を迎えてしまうとシンプルに武藤とともに注目度が下がるだけ。ネット戦略、積極的な仕掛けでファンを地道に増やしているノアですが、今こそ一気に上るチャンス。今回のセミで真壁とやりあった稲村ももっとガンガン団体が押し出して新日本に上げるくらいして欲しい。

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今年の1・8が終わったあと一気に無風状態になった反省を活かし、どんどん周囲にケンカ売って知名度を上げていく努力をフロントも選手もしていかないと、ノアという団体が大きく飛躍するチャンスを逃すことになってしまうと思います。

 

 

希望の星は清宮海斗か拳王か。メインは一瞬のフランケン決着!

しかし、そんな新日本プロレス色の強い大会でメインを務めたのはGHCヘビー級チャンピオンである清宮海斗。相手はあの野獣・藤田和之。前哨戦からその野獣パワーというか、人間離れした生き物っぷりに圧倒されていました。

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そしていざ試合になるとさすがGHCヘビー級チャンピオン。開始早々、グラウンドの攻防ではしっかりと渡り合い、やられる部分はあるもののしっかりと返していく。見ごたえのある攻防を繰り広げ、さすがGHCヘビーのタイトルマッチ、という雰囲気。アームロックを足をかけることで返してバックに回る動きを見せるなど、しっかりと対抗していきます。

そこからいきなりの張り手、場外戦からはさすがにペースを握られていく清宮。とにかく藤田のあのデカい手のひらで放たれる張り手が凄すぎる。その後も股間を鉄柱に打ち付けられ、逆エビから監獄固めと攻め込まれる清宮。苦しい!

その後もヒザ蹴り連打などで攻め込まれる清宮でしたがドラゴンスクリューで反撃、エルボースマッシュ連打、コーナーからのエルボー、ミサイルキックとたたみこむ。決して藤田にやられるばかりではない、というところを見せていきます。

しかしさすが藤田和之。清宮のジャンピングニーをキャッチしての顔面蹴りからキャメルクラッチ、清宮もエスケープしてからのジャンピングニー連発、しかし藤田もコーナーから飛んだ清宮2喉輪落とし。一進一退の攻防で20分経過!場外に藤田を追い落とした清宮がコーナーポストからウルトラタイガードロップ!そしてリング上に戻した藤田にシャイニングウィザード!そして顔面蹴り3連発と藤田のお株を奪う非常な攻め。チャンピオン清宮海斗!

しかしここで一気に野獣を開放した藤田、思いっきり張り手からラリアット!そしてビーストボム!続けて顔面蹴り!

そしてとどめの再びビーストボム!を着地した清宮、走り込んでくる藤田にフランケンシュタイナー!体制崩れる!しかし全力で抑える!カウント3!!!

フィニッシュでフランケンシュタイナーが抜けて抑え込み、微妙なカウントだったせいか本人は不満を表明し、試合内容を酷評す類権もTwitterで散見しましたが、今の清宮海斗をフルに出し切った上の勝利、藤田和之のパワーに押される場面も多くありましたが、寝技でしっかりと対抗し、しっかりと藤田の猛攻に返していった清宮は以前のチャンピオン時代より逞しさ、頼もしさを増していました。しっかりと藤田和之と闘い、その怪物性を引き受けた上で勝利した清宮海斗。胸を張っていいと思います。

もちろん藤田と並んだ時に体格、パワーで劣ることははっきりと分かる事実ですが、各所に見せるテクニック、やられるたびに返していく気迫、常に向かっていく気持ちの強さ、観客が気持ちを乗せられるチャンピオンになりつつある清宮海斗。最後の渾身の、形が崩れた抑え込みも生々しさとがむしゃらさが感じられてぐっときました。

三沢、小橋から丸藤、潮崎のようなある意味完成されたチャンピオンとは違い、今のプロレスリング・ノアごと成長していく清宮海斗。その不完全さをさらけ出しながらピープルズ・チャンピオンに駆け上がっていく姿こそ、武藤が去ったあとのノアそのものなんじゃないか。武藤が去り、その不完全さがむき出しになるノア、その頂点にいる清宮。ノアという団体が清宮とともに成長していくのが2・21以降の図式のように思えた、その不完全さが可能性を感じさせる、そんなメインイベントでした。駆け上がれ清宮海斗!駆け上がれプロレスリング・ノア!

そしてこの人も駆け上がれ!ノアは清宮と拳王を見ていこうと思います!以上!