男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

1・8「WRESTLE KINGDOM 16 in 横浜アリーナ」ネット観戦記。新日本プロレスには清宮海斗が足りない!

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PPV見ながらやっていきます。事前番組からダラダラとやっていきます。

※上記のつもりでしたが、途中で更新ミスか、一度全部吹っ飛んだのでもう一度書き直してます。ご了承ください。

第0-1試合 シングルマッチ

藤田晃生 vs. 矢野安崇

入場と同時に会場を見渡しながら「おお...。」と驚きつつ入ってくる矢野、バキバキの目で全速力で走りながら入場してくる藤田。その後も最初は打撃で攻め込むもすぐに受けに回る矢野、ガラ悪く攻め込んでいく藤田、早くも新日とノアのカラーの違いが出た一戦は藤田の執拗な逆エビを矢野が耐え抜いてドロー!激しかった!

第0-2試合 6人タッグマッチ

天山広吉&小島聡&永田裕志
vs
キング・タニ-&モハメドヨネ&齋藤彰俊

小島がタニーをラリアット葬!以上です!(特に)言うことなし!

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第1試合 10人タッグマッチ

石井智宏&後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&
田口隆祐&マスター・ワト
vs

原田大輔&大原はじめ&稲葉大樹&
稲村愛輝&岡田欣也

案の定それぞれの選手が見せ場を作る展開に。しかしそのなかでひときわ光ったのが石井にとことん突っ込んでいく稲村愛輝。岡田相手にYOSHI-HASHIがイキって逆エビで勝つも、石井と稲村しか目に入らない!続き見たい!以上です!

第2試合 シングルマッチ

SHO vs. 小峠篤司

なんとなく想像していた通り、SHOのヒールムーブの展覧会。セコンドに暴行、レフェリーに手を出して最後は凶器攻撃でフィニッシュ。小峠もなんとか見せ場を作りにいきましたが、なんというか不憫というか。でもそれがちょっと小峠らしい。まあ、なるほど...。的な試合でした。小峠不憫。

第3試合 タッグマッチ

石森太二&外道
vs
HAYATA&吉岡世起

第二試合と同じく新日本がヒール、ノアがベビーフェイス、という構図。外道がヒールムーブ全開で試合を引っ張っていくも、吉岡が高速ロープワークでインパクトを与え、フィニッシュはHAYATAのヘデック。どこか噛み合わなかった印象ですが、しっかりノア陣営が勝利。ちょっとホっとしました。

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第4試合 タッグマッチ

エル・デスペラード&DOUKI
vs
YO-HEY&NOSAWA論外

終始試合をヒールムーブでコントロールしてた論外(よく考えたら事件起こして新日本に上がれなくなってたんですね)を、そのヒールムーブにも丸め込みにも対応したデスペラードがピンチェ・ロコで仕留めて勝利!しっかりと懐の深さを見せていました。もう少しYO-HEYを見たかったところですが、でも試合後のやり取りでしっかり存在感を出してたYO=HEY。売れちゃう!

第5試合 6人タッグマッチ

タイチ&鈴木みのる&TAKAみちのく
vs.
杉浦貴&桜庭和志&” X “

Xは矢野!色々やってるうちに試合内容見逃しました!杉浦軍勝利!!

第6試合 タッグマッチ

EVIL&ディック東郷
vs
潮崎豪&マサ北宮

こちらも色々してたら終わってました!潮崎が剛腕ラリアートで東郷に勝利!ノア連勝!

第7試合 タッグマッチ

ザック・セイバーJr.&金丸義信
vs
丸藤正道&小川良成

最初のザックと小川のやりとりだけでも胸が熱くなりましたが、その後の金丸(先輩)と丸藤(後輩)の攻防も懐かしく、なんというかノア!という気持ちになりました。そしてこんなに長尺で酒を取り出さない金丸見たの久々だったのでそれもちょっとぐっときました。

最後は金丸の酒噴射を防いだ丸藤の虎王連発に金丸が沈みましたが、その虎王のバリーエーションでも魅せた丸藤。試合後も向かい合うザックと小川、敵対だけでなくちょっと再開を喜ぶような試合でもあったように思います。また見たい。

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第8試合 10人タッグマッチ

鷹木信悟&内藤哲也&SANADA&
高橋ヒロム&BUSHI
vs.
中嶋勝彦&拳王&征矢学&タダスケ&
亜烈破

ノアへの宣戦布告、舌戦担当だった拳王、リングジャックしたノア勢につっかかった鷹木、煽りという部分ではかなり前線に立っていたロスインゴ勢と金剛勢。そしてその10人タッグはまさにその10人(+セコンドの2人)が入り乱れ、魅力が存分に発揮される試合になりました。

内藤と中嶋のマッチアップから始まり、その後に出てきた亜烈破がヒロム、BUSHIを向こうにしてかなり長尺で活躍。その後も征矢とSANADA、拳王と鷹木と新鮮なマッチアップが続き、次々と見せ場が続く展開に。迎え撃つロスインゴ勢、ガンガンいく金剛勢、互いに噛み合った攻防が休みなく続き、客席のテンションもMAXに。そしてラストはタダスケと鷹木の登龍門十五期生同士のマッチアップに。ジュニアのタダスケですが、鷹木とのラリアット合戦に打ち勝つ場面もあり意地を見せます。最後はパンピングボンバーからのMADE IN JAPANに沈みましたが、その瞬間確かに二人は対等でした。試合後は睨み合いからもみ合いに。ロスインゴ勢が勝どきをあげ、金剛勢が去っていきました。面白かった!

第9試合 タッグマッチ

オカダ・カズチカ&棚橋弘至
vs
武藤敬司&清宮海斗

そしていよいよメインイベント。精一杯堂々と入場してくる清宮、ノアTシャツ一枚で入場の武藤、そして棚橋、オカダともにベルトを腰に巻いての入場。チャンピオンとして格の違いを見せつけに行くような態度のオカダ、そしてとことん立ち向かっていく清宮。オカダ、棚橋に向かってやられてもやられても立ち上がり、エルボーパット、エルボースマッシュを打ち込んでいく清宮。もともと武藤は足のこともあり長時間は闘えないので長時間清宮が捕まり、二人の攻撃を受けまくる展開。歯を食いしばって耐える清宮。余計に主人公感が増していく。おそらく見ていた人はかなり清宮海斗に思い入れたんじゃないでしょうか。そしてそれに答えてガンガンいく清宮。

そしてオカダと1vs1になり、ジャーマン、タイガースープレックスで投げ、レインメーカーの切り返しムーブに持ち込んだ清宮。最後はまともに食らって沈みましたが、わかりやすいアップセット狙いの野心的な若者。それを叩き潰すオカダ、二人の脇を固めた棚橋&武藤、かなり白熱したメインイベントでした。

オカダが本当に「ヤバい」までは行かなかったとは思いますが、それでもあわやを作り出した清宮。元GHCチャンピオンとしては物足りない、という声もあると思いますが、それでもこの日の清宮は観客全員が思い入れできる「主人公」だったように思います。

 

思えば新日本プロレスのメインイベントはもう「出来上がった」選手たちがしのぎを削る舞台となり、わかりやすく若者が上を打ち破ろうとするドラマ、カタルシスは久しく無かったように思います。この日の清宮、そして清宮に感情を顕にして潰しにいったオカダを見て、「新日本に足りなかったのは清宮海斗だ」と感じました。やられてもやられても立ち上がるヒーロー、シンプルに思い入れられる若手の星。プロレスに必要なダイナミズムがそこにはあった。プロレスの原点を感じた。そんなメインイベントでした。

まとめ

全体的に面白かった新日本プロレスVSプロレスリング・ノアの対抗戦。まあ、私はどちらに思い入れが強いわけではないですが、やはり対抗戦は面白い。顔ぶれの新鮮さと対抗意識でもだいぶ楽しめました。セミ、メインはかなり良かったし、ダークマッチ第1試合もバチバチの気持ちと団体のカラーが見えて楽しめました。石井と稲村も続きが見たい。いくつかの種がしっかりと撒かれたのを感じたので、またやってくれるのを楽しみにしています。そして最後に言いたいのは一言。

清宮海斗!君こそが「プロレスのチカラ」だ!!!