男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

オカダカズチカ乱入!2・12プロレスリング・ノア大阪大会の変!

 

スカすオカダ、熱い清宮!交差する二人の感情交差点!

1月8日の「清宮海斗オカダの顔面蹴り事変」から始まった両者の因縁、その後1月22日に発表された一騎打ちですが、その後一貫してオカダが拒否の姿勢を貫き、試合について後ろ向きなコメントを繰り返していました。

衝撃の顔面蹴りエントリはこちら。色々思うところも書いてます

otokoman.hatenablog.com

オカダは2月11日の大阪大会で鷹木信悟とのIWGP世界ヘビー防衛戦を控えていた上、2月18日のアメリカ・サンノゼ大会でもタイトルマッチが決定していたために話題をそちらに取られたくない、というのはあったと思います。一方清宮はツイート等でもオカダを挑発。

このツイートもですが、清宮のオカダ挑発ツイートについたファンのリプライが結構感じ悪くて面白いのでしばらくずっと読んでしまいました。何故かレスラーに上から目線のファンが多く「顔じゃない」「オカダにメリットない」「新日に入って修行しろ」みたいなコメントの山。ズバリ言って感じ悪いというか。でもまあ、こういう感情をファンから引き出してこそカネになる、というのが対抗戦の意義でもあるわけで、その点だと成功していると言えるでしょう。

 

そして無事鷹木を倒してIWGP世界ヘビーを防衛したオカダ、しかし、そこで清宮戦について大事なコメントを残します。

www.tokyo-sports.co.jp

多忙を極めるオカダは、サンノゼ大会直後のノア東京ドーム大会で清宮とのシングルマッチも発表されている。これまで同戦を拒絶してきたオカダに対し、清宮も激しく挑発を繰り返しており、予断を許さない状況だ。

 改めて清宮戦について質問を受けたオカダは「サンノゼの次ですか? サンノゼの次は休みます。まあ好きにしてくださいよ。あの子は、今日の試合見たほうが良かったんじゃないかな。これがプロレスですよ。こんなようなプロレスをできるんだったら、どうぞやってくださいよ。俺のいないところでやってください。ビビってないし」と改めて大会に出場しない意思を表明しつつ、格差を強調。

「正直、その件に関しては、もうケリがついてます。明日発表になると思うので。明日を楽しみにしてもらって…楽しみじゃないか。本当に、おしまい。もうその話題は。知らない。せっかくいま気分いいのに、やめてください」と不快感をあらわにし、12日に何らかの発表があることを示唆していた。

終始上からコメントを貫いたオカダですが、一つ大きな事実を発表。「明日発表になると思う」とのこと。その後もノア、新日本プロレスの記者会見等の設定がなかったことから、これはおそらく明日のノアに乗り込むはず、そして乗り込んで中止ってことはないだろう、という予想がなんとなくたちました。

しかし、中止の可能性もまだあるかも、ということでこんなアンケートを取ってみました。結構「会社が悪い」意見が多いのが今っぽいし、オカダの支持率を表しているように感じました。そしていよいよノア大阪大会を迎えます。

 

 

内藤来場!オカダ乱入!波乱!波乱のノア大阪大会!

そしていよいよノア大阪大会。3大タイトルマッチもあり、盛り上がりながら興行は進んでいきました。GHCタッグをマサ北宮&稲葉大樹組が奪取する番狂わせもありながらセミファイナルまで終了、ここで武藤敬司が登場、引退試合への豊富を述べてから解説席に着席します。

そして解説を...。と思ったところで今度は内藤哲也のテーマが流れて本人登場、プロレスファンだった自分、武藤への憧れを語って武藤と無言のコンタクト、静かに去っていきました。

そして始まったメインイベント、清宮海斗VSジャック・モリス。N-1で清宮に勝利した、元フットボーラーという異色の経歴を持つジャック・モリス。スタイル的に清宮と似ていることもあり、序盤からスイングした攻防が展開。まだまだ日本では知名度の薄いレスラーではありますが、その旨さとスピード、ルックスも含めてスター性を感じる存在。得意のタイガードライバーでは本当に「あわや」のシーンを作るなど、清宮を追い詰めていきました。

しかし流石に負ける訳にはいかない清宮。追い詰められはしたものの、解説席の武藤が喜ぶシャイニングウィザード、変形タイガードライバーとたたみかけ、最後は相手の頭を固定した、変形シャイニングウィザードで決着をつけました。

 

はっきりいい試合だし、未来のノアを感じさせてくれる試合。試練に打ち勝ち、これからのノアを観客にアピールした清宮、そこに乱入してきたのはオカダ・カズチカ!

レインメーカーで清宮を倒し、憎々しい表情で観客を挑発、「逃げるわけねえだろ!」と叫んだその表情は昭和の悪役俳優のような迫力。観客からのブーイングも心地よく浴びながらリングを去っていきました。残された清宮は若手に担がれて退場。2・12ノア大阪大会はこの衝撃のままに終了していきました。

 

いやー、結局オカダの手のひらの上に乗っかってた感じというか、してやられました。まあ正直やるとは思ってましたけど(払い戻しとかなったら大変そうだし)一回発表しちゃったカードをゴネにゴネ、「ほんとにやらなくてもしょうがない」くらいの空気に持っていったのはオカダの手腕としつこく絡んでいった清宮が生み出したリアリティによるものだと思います。

それにしても際立ったのが乱入の鮮やかさ。ガッツポーズの清宮の後ろから乱入していきなりのレインメーカー。個人的「ベスト乱入」は東京ドームでKENTAが内藤のデ・ハ・ポンを邪魔したやつでしたが、それに匹敵するくらいの気持ちよさ。これまでのオカダの言動にはじらしにしても物足りなさを感じたりはしましたが、これ見せてくれただけですべてを許したい気持ちになりました。

なにはともあれあとは2・21東京ドーム。やることは決まったので、どんな試合を清宮とオカダが見せてくれるのか。その期待感が一気に上がった乱入劇。その意味では大成功だったんじゃないでしょうか。本番がいよいよ楽しみです!