男マンの日記

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青柳兄弟躍動!2・4全日本プロレス八王子大会。明るく、激しく、楽しいプロレスがここに!

青柳兄弟セミ・メインタイトルマッチ!盛況の八王子大会!

2月4日、全日本プロレス八王子大会が行われました。この大会はシリーズ外ではありながら、大仁田厚の電流爆破、世界Jr、三冠ヘビーのタイトルマッチと気合の入ったラインナップ。全日本プロレスTVで観戦しましたが、かなりの盛況っぷりでした。

試合もボンヤリ大仁田の電流爆破で楽しんでたら(大仁田参戦に反対のファンも多いと思いますが、個人的にはあれはあれで見たら楽しいんでいいかなと思います。関わる選手は大変そうだし、好きな選手が大仁田戦だったりする人は可愛そうな気もしますが)まさかのアジアタッグ戴冠。これから電流爆破で全国をアジアタッグのベルト持って回るんでしょうか。それはそれで面白い気がしますが、爆破OKの会場でしか防衛戦出来ないのがネックになるのでは。でも一回は行ってみたい。

そして良かったのが青柳亮生VS鈴木鼓太郎の世界ジュニアタイトルマッチ。

 

ロックアップの攻防から始まり、腕の取り合い、タックル合戦と、教師が生徒にプロレスを伝授するようなプロレス。エルボー一発で青柳を倒し、ジャンピングニーを挟んでいろいろな角度からのエルボーパットで悶絶させる鈴木鼓太郎。リアルに分厚い壁のような威厳と存在感。まさに「名人」という言葉が似合うレスラーだと思います。

しかし青柳もドロップキック、コーナーを利用しての巻き投げ、ドロップキックで場外に鼓太郎を落としてのコーナーから場外へのムーンサルトアタック!インパクトある飛び技でなんとか突破を図ります。

しかし青柳が反撃に出るもそのたびに切り返し、エルボー一発で形勢逆転する鼓太郎。果てしなき丸め込み合戦も互いにカウント2、そこに青柳がトラースキック連打からのムーンサルトプレスを食らわせるもすかさず丸め込む鼓太郎。ブルーディスティニー、エルボーパット連打でグロッキーの青柳、しかしスピンキック型の延髄斬りからのファイヤーバードスプラッシュ!

 

しかしこれはかわされてすかさずのエンドレスワルツ、これは青柳返して飛びつきDDTからのフィッシャーマンズスープレックス連発からシットダウン式パワーボム、そして満を持してのファイヤーバード・スプラッシュでカウント3!青柳亮生が世界ジュニアのタイトル防衛を果たしました。

負けたけど強かった鈴木鼓太郎、勢いで勝ちきった青柳亮生。子供の頃に鼓太郎と写真を取ってもらい、それを今でも持っているといういい話も。ベルトを鼓太郎に巻いてもらい、感動的なフィニッシュとなりました。

「これ以上喋ると涙が出る」と言いつつ、メインで登場する兄、青柳優馬の勝利を願い、締めようとしたところに土井成樹が乱入&憎々しいマイクで挑戦表明。

「帰れ」コールの中でニヤリとする土井成樹、次も楽しませてくれそうです。

 

 

安定の熱戦!宮原健斗VS青柳優馬は堂々の新世代三冠戦!

そしていよいよメインは宮原健斗VS青柳優馬の三冠ヘビー級選手権。この大会の直前に行われた後楽園大会で宮原&野村卓矢組の持つ世界タッグ選手権を野村直矢とともに奪取、しかも宮原相手にフォールを奪い、勝負を決めて見せただけに三冠奪取への機運は高まってました。

2020年2月以来の宮原への三冠挑戦となる青柳、今回は早々に宮原を場外に追い落とし、コーナーのエアー電流爆破ボタン押しを披露する余裕も。場外戦でペースを掴み、試合巧者っぷりを発揮するも宮原も場外で反撃してヘッドバット。場外でのかけひきも一進一退。前回の挑戦から「ふてぶてしさ」「陰湿さ」という武器を手に入れた青柳、何度もヘッドバットを喰らいつつエルボーで立ち向かい、宮原にリング内に投げ入れられ、攻め込まれてもスキを狙っていきます。

宮原も珍しくギロチンドロップ、顔面へのビッグブーツで追い込んでいきますが、その後のドロップキックで倒れず「来いやコラ!」と挑発した青柳がロープを走ってのエルボーアタック、コーナーへのエルボー、ダイビングボディアタック、そしてすかさずエンドゲームを狙うも宮原ロープエスケープ。青柳が徐々に自分にペースをたぐりよせていきます。

 

宮原がコーナーに登った青柳をビッグブーツで場外に蹴落とすとエプロン上での投げの攻防に。宮原が仕掛けたパイルドライバーをショルダースルーで返した青柳、そこからなんとエプロンから鉄柵へのカーフ・ブランディングで宮原の顔面を金網に叩きつけ「オレが勝つぞー!」と絶叫!しかしリングに戻ろうとエプロンに登った青柳に宮原がしがみつき、こらえる青柳を力ずくで場外へジャーマン!互いの魂が乗ったエグい攻撃に勝利への執念を感じます。

 

そしてここから一気に二人共決めにかかっていきます。宮原の走り込んでの膝蹴りをかわした青柳がジャーマン、コーナーに宮原を乗せてブレーンバスターを狙うもコーナー上でのエルボー合戦に。宮原が降りて投げっぱなしのパワーボム!いつもよりエグい攻撃を魅せていく宮原。互いにコーナーへの膝、エルボーを交換し、青柳のロックボトム、宮原のジャーマン、青柳のブレーンバスター。倒れ込む二人。

しかし立ち上がり「来いオラ!」と手を広げる青柳。今回は気合で上回ろう、という意識を強く感じます。この試合何度目かのエルボーの打ち合い、徐々に力がこもっていくような、気合を叩きつけるようなエルボー合戦。ここは宮原がビッグブーツで制します。ここで20分経過、倒れ込む二人に声援が飛びます!いい試合だ!普通に!

なかなか起き上がれない青柳に檄を飛ばす宮原。ダウンカウントが数えられるも宮原に引き起こされる青柳、グロッキーか...と思ったところでジャーマン三連発!ダウンは青柳のブラフだった!と思ったところで宮原もブラックアウト!セコンドの亮生の前で膝蹴りからのブラックアウトはカウント2!シャットダウンを狙う宮原!こらえる青柳!腕をロックされた!と思ったところで抜け出した青柳が首を取ってエンドゲームの体勢に!ロープに逃げられかけるも広報一回転してしっかりと締め上げる!何度も体勢を変えては締め続ける青柳、体を反り返って締め上げる青柳、1分ほど締め上げるもなんとか立ち上がった宮原がなんとラリアット!起き上がったところを再度ラリアット、バックに回り、体をロックした宮原がシャットダウン式ジャーマン!1・2...返した!

 

再びこらえる青柳の腕をロックしてシャットダウンを狙うも逃れた青柳がスピンキックからジャパニーズ・レッグロールクラッチもカウント2,再びスピンキックからロックスター・バスターもカウント2!それなら旋回式のロックスターバスター、「ザ・フール」カウント2!宮原マジか!

すべてを出し切ったか?と思わせる青柳、首を掻っ切るポーズを見せてスピンキックを見せるもかわされてバックを取られての再度シャットダウン・スープレックス!カウント1・2・3!決まった~!宮原健斗防衛!

 

互いに気持ちをぶつけ合った、コクのある三冠戦。追い詰められてもまだまだそこから力が湧いてくるような宮原健斗、その宮原をギリギリまで追い詰めた青柳優馬。全日本プロレスの三冠戦を堪能させてくれました。良かった~。

 

そして永田が来て宮原に挑戦表明。噛みまくり。まあオメエはそれでいいや。

そしてその後青柳がマイクを取ってNEXTREMEと本体の団結宣言。宮原、青柳優馬、青柳亮生、ライジングHAYATO、安齊勇馬、井上凌そして石川修司が一つのチームとしてやっていくことになりました。このアピール合戦、なんか新鮮!

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振り返ればやっぱり面白かった全日本プロレス。今回は生で見れませんでしたが、全日本はぜひ生観戦をオススメしたい。アジアタッグあったら電流爆破もあるだろうし、なにしろ他団体より図抜けてデカいレスラーが多い!デカいは正義!

 

諏訪魔、石川修司をはじめ、斉藤レイ、斉藤ジュンの斉藤兄弟が190cm超え、宮原健斗、青柳優馬、大森隆男、安齊勇馬も180ch台後半と、生で見るとデカさに圧倒されること請け合い。デカいレスラーがぶつかりあい、ジュニアはスピーディーな攻防を繰り広げ、でもどこか垢抜けなくて安心して見てられるというか、アットホームなところもある。それが全日本プロレスの醍醐味だと私は思ってます。ガッツリと、きっちりとプロレスを見せてくれるというか。そんな全日が好きだ!今回改めてそれを認識させてくれました。あ~面白かった!