男マンの日記

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2・11シングル初勝利!これからの遠藤有栖に注目したい!

2・11東京女子プロレス後楽園大会!明るく!楽しく!そして激しく!

2月11日、東京女子プロレス後楽園大会を観戦してきました。序盤から明るく楽しい雰囲気に包まれ、いきなりのアンドレザ・ジャイアントパンダ登場、アイドルヲタ姿で登場した原宿ぽむVS荒井優希、初登場のジャナイ・カイと見どころもあり、メインイベント、タッグトーナメント決勝戦の山下実優&伊藤麻希VS中島翔子&ハイパーミサヲは良質の少年漫画を見ているような、熱く、爽やかな気持ちになる一戦でした。

観客へのサービス精神あふれる興行だった2・11後楽園大会、満足度も高く、楽しめました。そんな中今回は1つの試合に注目していきたいと思います。

週刊プロレス 2023年3/1 号

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遠藤有栖・シングル初勝利!東京女子の未来を担うか!

その中で今回注目したいのは遠藤有栖のシングル初勝利!もともとあのCheer♡1のメンバーだった遠藤、2021年の1・4後楽園大会で鈴芽相手にデビュー、デビュー3年目に突入し、鈴芽とのタッグで注目され、去年のマジラビ戦ではキャリア差にもかかわらずかなりの健闘を見せました。

去年の1・4でタッグ戦では自力初勝利を挙げた遠藤ですがシングル初勝利はまだでした。そんななか組まれた宮本もか戦。2020年7月デビューの宮本、半年先輩の宮本と遠藤は対戦も多く、シングルでも宮本が勝ってきました。

 

 

そんな中第三試合として組まれたこの一戦。

腕の取り合い、バックの取り合いから始まったこの一戦、ロープに振ってのエルボーでまずは遠藤が倒すも宮本もコーナーエルボーからコーナーに振ってのボディスラム、そこから腕を極めていき、フィニッシュの羅生門(変形コブラツイスト)への布石を打ていきます。

しかし遠藤もドロップキック連発で反撃、躍動感、スピードで反撃。

ここで宮本、正拳突きから腕を極めて倒してからの手刀と空手ムーブで反撃するも、遠藤は宮本をロープにもたれさせての鶴ヶ城(ジャンピングニードロップ)でダメージを与え、その後羅生門を狙ってくる宮本から、コーナーからの鶴ヶ城を極める遠藤。一進一退の攻防を繰り広げます。

しかし何度もトライし、ついに決まった羅生門。ロープに近いとはいえ気合で離さない宮本、なんとか暴れて逃げようとする遠藤。左腕も掴んで逃すまいとする宮本ですが、なんとか逃れた遠藤。ここから反撃に出ていきます

 

ブレーンバスターは踏ん張り、丸め込みからジャンプしての水車落とし。ここからキャメルクラッチを狙いますがこれは足をすくわれ不発、マットを叩いて悔しがる遠藤は再び鶴ヶ城、コーナーに上っての磐梯山(セカンドロープからサードロープに飛び乗ってのドロップキック)からついにキャメルクラッチに捉える遠藤!思い切り吠えながら絞り上げる遠藤!ロープに逃れられても再び絞り上げる!一度ロープに逃げられますが、横に一回転して再度締め上げる遠藤有栖、ついに宮本もかギブアップ!遠藤有栖がシングルマッチ初勝利を挙げました。

体いっぱいで喜びを表現した遠藤有栖。技自体はシンプルなものですが、全身全霊で締め上げるその姿は未来を感じさせるものでした。シングル初勝利を挙げた遠藤有栖。これから山下実優、坂崎ユカ、中島翔子、瑞希、伊藤麻希らの先輩ファイターに食らいついていく若手の一人として今後の活躍を期待したくなる、そんな一戦になりました。

破れはしたものの、しっかり自分のフィニッシュへの流れを確立している宮本もかも切磋琢磨して上に上がっていく、そんなイメージが浮かぶレスラー。まさに未来を感じました。

 

 

と、今回は遠藤有栖シングル初勝利となった一戦を追いかけました。スターダムの上谷沙弥ら、女子の新人レスラーの活躍が目立つ昨今ですが、東京女子の新人も着々と育っている、と感じさせられる一戦でした。やはり世代交代がうまくいくのかは団体が続いていくための大事な要素ですし、こちらもガンガン下から突き上げられる先輩陣を見てみたい。そうしていけば鈴芽、遠藤有栖、宮本もか等若手陣のAEWデビューも見えてくるはず。とにかく期待しかない!東女の若手世代、応援してます!