男マンの日記

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スーパーササダンゴマシンの例のツイートについて。口下手か!

このたび、スーパーササダンゴマシンが迂闊なツイートをして炎上しかけたので速攻消し、それを重く見たDDTプロレスリングが処罰する、という事が起こりました。

 DDT公式サイトより引用

この度、スーパー・ササダンゴ・マシン選手がTwitterで、DDTの信用を著しく貶めるような誤解を招くツイートをおこないました。

また、弊社代表取締役社長・高木三四郎は当該ツイートを不用意に拡散し、それがDDTの総意であるかのような誤解を皆様に与えてしまいました。

株式会社DDTプロレスリングとしてはこの件を受けて、ササダンゴ・マシン選手の9月分参戦大会のギャランティーを50%カット、高木三四郎の9月分報酬を20%カット致します。
ファンの皆様には今回の件でお騒がせしたことを深くお詫び申し上げます。

また、ササダンゴ・マシン選手から申し出があり、NωAのマネジャーを辞任することとなりました。「DDTドラマティック総選挙2016」ユニット部門もササダンゴ・マシン選手は出馬辞退となり、NωAは大石真翔選手、勝俣瞬馬選手、MAO選手の3人でのエントリーとなります。

 

本人が消したツイートを貼るのはあまり趣味ではないので、ササダンゴのツイートについては覚えている人だけ「ああ、あれね」と思っていて頂きたいんですが、私が読んだ感想としては「いらんこと言うな~、DDTの両国せっかく良かったのに誰も得しないだろうなこれ」という感じでした。褒めたいところを褒めて終わっておけばよかったのにと。

まあ、私はむしろ持ち上げられてた層に入りますが、そもそもササダンゴマシンの人格についてあまり信じてないというか、実際いい人じゃないんだろうなと思いつつ楽しんでたのとそもそも仕事終わったら既に色々終わっていたのでそこまで瞬間的に怒りとかが沸かなかった、というのが本音です。

 

ただ、なんというか「プ女子」と呼ばれる女性ファンに対しては悲しいというか、切ない気持ちになりました。

実際、熱心に会場に通って応援してる方や紙テープ巻いたり垂れ幕作ってる方もいるし、実際業界も彼女らをあてにする商売をしているのに結構定期的に、主に古参の男性プロレスファンからが多いですが、「プ女子にはわからないだろうけど」とか、「プ女子がもてはやされてる」みたいな言葉が聞かれたりします。彼女らからしたら、普通に応援してるのに何でそんなこと言われなきゃいけないんだ、って気にもなるでしょう。業界支えた挙げ句に侮辱される。舐められる。そりゃ怒って当然。しかも今回発言したのはレスラーですからね・・・。

なので、今回のツイートに関してはスーパーササダンゴマシンが全て悪い。そこは確かだし、本人もツイート消して謝ったし処罰も受けた。許す人も許さない人もいるでしょう。特に許す義理もないというか。今回のツイートに関しての感想はそんなところです。

 

そして矛盾するようですが、その上で私自身は今でもスーパーササダンゴマシンの作るものを見たいし、TV出るなら見るし、試合も見たいと思ってます。なぜなら、今のところ面白いので。

それは私の中で、ササダンゴマシンに限らずそもそも普通に生まれて生きてきてプロレスラーになる、という選択をする人間を自分のものさしで計っちゃいけないという気持ちがどこかにあるからだとも思います。

人からズレていて、どこか突出する代わりにどこかが欠けていてこそプロレスラー。その欠けているところも味わいたい。欠けているところを埋めてしまうと突出するところもへこんじゃうんじゃないか、美味しいところが減っちゃうんじゃないかと。

なので、最近のDDTが整備され、試合レベルも平均的に上がり、ソツがないファンサービスを平均的に行うようになり、団体として、サービス業としてのレベルがどんどん上がっているのを見ると、客としては大歓迎ではあってもどこか物足りない気ががしてしまうのも確かです。

時にはもっと雑なムキダシの感情を見たいし、もてなさないで放っておいて欲しい、という感情もあります。だからこそ今のガンバレ☆プロレスや大日本プロレスに惹かれているのかもしれません。近いうちにFMWには行きたいな・・・。あと現地で一回PWGが見たい。

   

話がズレましたが、私この件でダメージ負ったササダンゴがどういう受け身を取ってくれるか。どうカムバックしてくるかに興味があるので、これからも生温くかつ真剣に見守って行きたいと思います。

 

しかし今回明らかになったのは男色ディーノの神っぷり。

元々ほぼ同期と言っていいこの二人。マッスル坂井が「マッスル」を主催していた時はブレーンとしてサポートし、このあいだまで#大家帝国としてユニットを組んでいたことでもお馴染み。男色ディーノがいたからこそ今のスーパーササダンゴマシンがあるといっても過言ではないでしょう。

それほど深い関係の男色ディーノ、このツイートを発見するやすかさず叱咤、しかも叱咤だけではなくすかさずフォロー。

そしてすかさず、去年の両国~ユニット総選挙~#大家帝国興行の流れになぞらえ、しかもユーモアも含めてDDTへの影響を考えたツイート。さすがDDTの知性。

そしてササダンゴがツイートを消し、DDTがササダンゴへの処分を発表した後はバッサリと愛あるツイート。ササダンゴが復帰しやすいように。そして甘えないように、観客にも「突き放していいよ」という宣言。この細かい心配りが出来るのが男色ディーノ。

神か!両国後のマイク&ツイートが染みてきます。まさか2日後に染みてくるとは思いませんでしたが、今回の件はまさにそれ。素晴らしかったです。ディーノがいてくれてよかった!

 

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とにかく、あとはリングで!生き続けるならレスラーはリングに上がるしかないんです!

 

16/9/4追記

先日の9・3DDT新宿FACE大会でスーパーササダンゴマシン、男色ディーノが謝罪を行ったそうです。以下公式HPを元にその様子を書き起こしました。

興行の開始時間は18:00から。しかし17:45に白衣のディーノとスーパーササダンゴマシンがリングイン。

自称「プロレスメンタリスト」のディーノは、ツイッター上で不適切な発言をしたササダンゴに「軽率さはよくないです」と注意。

ササダンゴは

「今回はバカなことをしてしまったなと反省しております。このたびは本当にすいませんでした。

自分がやってしまったこと。失ってしまった信頼というかなんというか、これから全力で一生懸命この仕事をやっていくことでしたお詫びできないと思っています。

これからできる限り全力で頑張っていきます」と深く頭を下げて謝罪した。

ディーノは

「ササダンゴマシンさんは女性は硬貨、男性は紙幣と発言して炎上したんです。因果応報とはあったもので、ササダンゴマシンさん。十円ハゲができてしまいました。硬貨の呪いだと思っています」

と補足すると

「この試合でササダンゴさんが負けたら一生許さない。ササダンゴさんが勝った場合はスタートラインに立つかなと思ってますんで、そういうプレッシャーの中、闘ってください」と言って誕期を呼び込んだ。

そしてスーパーササダンゴマシンvs星誕期のアンダーマッチが開始。ラリアット相打ちなど、パワーVSパワーで対抗するもあえなくササダンゴマシン敗北。

◯星誕期 4分32秒体固め ✕スーパー・ササダンゴ・マシン
 ※ブエノスアイレス午前零時(セカンドロープからのダイビングボディプレス)

試合終了後マイクを持ったディーノは

「ということなので少なくとも私はササダンゴを許さないでやっていきます。

なかったことにはなんないけど、切り替えてやってください。皆さん、テンション上げてやっていきましょー! 以上、アンダーマッチでした」

と、アンダーマッチを締めました。

これからどのようにササダンゴマシンがDDT内での位置取りをしていくか分かりませんが、アンダーマッチで負けたことで「完全に許されて、スタートラインに立つ」ことにはならなかった模様。しばらくダークマッチなんでしょうか?何かを起こして状況を変えるのか。今後を観ていこうと思います。 

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