4月11日の全日本プロレス後楽園大会を仕事帰りに見に行きました。出るのがちょっと遅れてしまい、途中からの観戦になってしまいましたが当日券で入ったら結構いい席だったので少しテンションが上がってきました。
全日本プロレス後楽園ホール。いい席! pic.twitter.com/9bUI8KPh3B
— 男マン(プロレス☆ブロガー) (@otokoman) April 10, 2015
第三試合 8人タッグマッチ
◯大森隆男&金丸義信&渕正信&ウルティモ・ドラゴン
(11分57秒 アックスボンバー→体固め)
鈴木鼓太郎&SUSHI&吉江豊&✕井上雅央
元全日本系にウルティモ、吉江も混ざったごった煮的カード。渕、SUSHIが入っていることもあり、コミカルな展開に。アピールを繰り返して笑いを取るSUSHI、SUSHIをボディスラムで投げて得意顔→吉江にタッチされるもボディスラムを試みて失敗、という流れで笑いを取る渕。コーナーに振った大森に何度走っていっても反撃を食って笑いを取る井上、とひとしきりほのぼのとした空気が流れたところで大森のアックスボンバーで終了。和やかで平和な試合でした。
第四試合 チャンピオンカーニバルBブロック公式戦
◯宮原健斗
(10分34秒 スネークリミット)
✕曙
試合序盤から攻められ、ボコボコにされる宮原。しかし場外での曙の自爆から腕攻めに転じ、流れをつかみかける宮原。しかし再びリング上では曙が優勢に攻め、特に張り手(というかビンタ)の凄い音に客もどよめく(いや、ほんと凄かった。さすが横綱)なんだかんだで体重を活かした攻めを繰り出す曙は攻めのバリエーションも増えてしっかりと試合を組み立てている頼もしさ。しかし腕のダメージから最後は宮原の腕十字(スネークリミットっていう技らしいです)でタップ。宮原よくやった!面白かったです。
第五試合 チャンピオンカーニバルAブロック公式戦
◯秋山準
(7分52秒 横入り式エビ固め)
✕ジョー・ドーリング
試合開始直後からフロント・ネックロックを繰り出し、短期決戦を狙う秋山。パワーボム、場外へのボディスラム等で攻めこむドーリングの猛攻に耐えエクスプロイダー。しかし攻撃が単発で終わり、ドーリングに押される秋山。しかし最後は丸め込み攻勢からの横入り式エビ固めで3カウント。厳しい展開ながらも最後を締めた秋山。少し身体の重さを感じましたが最後に勝利をもぎ取った秋山の意地を見せた試合でした。
第六試合 チャンピオンカーニバルAブロック公式戦
諏訪魔
(30分時間切れ引き分け)
潮崎豪
そして注目のこの試合。久々に生で諏訪魔を見る私(多分両国での太陽ケアとの60分時間切れ引き分けの試合以来)潮崎もしばらくぶりに見ると身体もしっかりしていて風格もあり、この二人が向かい合うだけでちょっと今までと違う空気が流れました。試合は白熱。前半で潮崎がコンタクト落としたみたいな仕草をして、そこから諏訪魔が顔面攻め。潮崎はチョップを中心に反撃し、場外戦、リングに戻ってのラリアット、チョップの打ち合い、コーナーからの延髄ニーなどの大技が炸裂してからの潮崎のゴーフラッシャー。返した諏訪魔もジャーマン、パワーボムで反撃して残り5分はチョップ、パンチの打ち合いで時間切れ。あっという間の30分でした。
諏訪魔38歳、潮崎33歳。脂の乗った二人のシングルは熱戦で、最後までテンションの落ちない試合でした。正直あと2つくらいヤマを作れそうな余力を残していたので、この続きが楽しみです。
ただ、
『2015 チャンピオン・カーニバル』星取表 | 全日本プロレス公式サイト
この星取表からわかるように諏訪魔と潮崎は同じAブロックなので決勝で当たることはありません。現三冠チャンピオンの潮崎に諏訪魔が挑戦する時、今度は決着戦を見たいところです。
ノア同様、行けば楽しめた全日本プロレス。客入りが少し寂しく60~70%くらいでしたが、試合のテンションは高く、バラエティに富んでいて試合数もちょうどいいくらいなので、カード次第ではまた行きたいと思ってます。やはり全日本の灯は消してほしくないし、そもそも最初に見たのが全日本の四天王プロレスだった私としては見ててしっくりくるレスリングスタイルでもあります。
陣容的には諏訪魔、潮崎のツートップに宮原、KENSO、真霜あたりが迫ってくれれば面白い展開になるんじゃないかと。そしてまだまだ秋山、大森も引かずに踏ん張ってもらえれば。正直W-1、ノアに比べて手薄感は否めないので、着実に興業を積み重ねて少しづつ大きくなってほしいところ。大丈夫!セコンドの新人っぽい人は3人いたんで1人だけだったノアより多いから!頑張って!
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