男マンの日記

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8・7UFC FIGHT NIGHT92 夜叉坊勝利!川尻判定負け!明暗別れた日本人ファイター

AbemaTVで無料生中継していたので、UFC FIGHT NIGHT92の日本人ファイター参戦二試合を見ました。WOWOWが撤退した今、無料生中継してくれるAbemaTVの存在は非常にありがたい。実況、解説もちゃんとしてるし。ただDAZNが中継することが決定しているのでこの体勢がいつまで続くか分かりませんがただただありがたい。ガンバレAbemaTV!

 

  

第2試合 フェザー級 5分3R

 ◯カブ・スワンソン(5位)
判定3-0 (30-27/30-27/29-28)
✕川尻達也(T-BLOOD/14位)

既に37歳、ベテランの域に達している川尻。PRIDEでイケイケの頃を知っている身としては今の姿に勝手に悲壮感を感じてしまいます。試合順も夜叉坊の前と、UFCからのさほど推されていない感じを勝手に感じ取ってしまいますが、前線負けてるので仕方ないところか。

しかし川尻は1R、スワンソンと打ち合いの末タックルに入りテイクダウン成功。バックブローも駆使して打ち負けず、結構イケるんじゃないかというムードを出してくれます。ただし上になってからの有効パンチはさほどなし。まあ相手も元気なので仕方ない、というところで1R終了。

2Rもテイクダウンに行きますが、タックルに入ったところを反転されて上になられます。チョークは逃れて何とか立ったものの、その後、バランスを崩したところにヒザ蹴りを食らった川尻。相手が寝技状態の時のヒザは反則なので、回復のためのインターバル。しかし、結構なダメージを食らってそうな川尻。寝技でスタミナを失ったところでキツそうでしたがそれでもタックルにいく執念を見せて2R終了。この段階では1R川尻、2Rはスワンソンか、という感じでした。反則ってどういう扱いなんだろうか?

3Rはスタンドの展開。しかしラウンド最後の方でスワンソンが上になり、何とか川尻が逃れるも印象としてはスワンソン有利か?というところで試合終了。ただ、スタンドでは互いにクリーンヒットがいくつかあり、寝技でも決定打は互いになかったので、僅差の判定か?という雰囲気でした。

 

しかし、判定は3-0でスワンソン勝利!しかしまあ、それはしょうがないとして審判の2者が30-27のフルマークでスワンソンにつけていたのが衝撃!いやいやいや、1Rは川尻でしょ!贔屓目抜きにしても。あれを評価されないんだったら今の川尻のスタイルだと厳しい。テイクダウンしてコツコツパウンド、という部分のパウンドでの有効打しか認められないのであれば、今後の闘い方を考えなおさないといけないかもしれません。

ただ、そもそも連敗してるのでUFCからリリースされてもおかしくない川尻ですが、闘いを見せてくれたことは確か。五味と比べたらかなり今のUFCに対応できているし、勝機もあると感じさせてくれたので、願わくばあとすこしUFCで踏ん張って欲しいところ。他のプロモーションでもいいですが、できれば日本から見やすいところがいいな・・・。RIZINは最後の選択肢にしてほしい。贅沢な願いですが、世界にしがみついて闘う川尻をもう少し見せて欲しい。そんな試合でした。惜しかったよ!

   

 

第3試合 フェザー級 5分3R

◯石原“夜叉坊”暉仁(チーム・アルファメール・ジャパン)
1R 2'32" TKO (左フック→グラウンドパンチ)
✕ホラシオ・グティエレス [Horacio Gutiérrez] 

 一方の夜叉坊はノリノリで登場、ランキング戦の川尻の試合より後ですが、こちらはノーランカー同士の対戦。ムエタイベースのグティエレスが打撃で前にでてくるところをカウンターの左フックで一発KO!おお!凄い!あれですぐ止めないレフェリー・・・カ・カテェ・・・。

試合後のインタビューは通訳を尻目に何とか英語で会場を盛り上げていた夜叉坊。なんか言っちゃいけないワードを言ってしまいTVではカットされてたらしいですが、素晴らしいノリノリ具合を見せてました。こりゃ好かれるわ。いや、良かったです。素晴らしかった。このまま調子乗って上までいってくれるんじゃないか?テクニックなどを超えた「何か」を確実に持っていると感じさせてくれた夜叉坊でした。

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 日本ではDEEP、PANCRASE、ZST、修斗と色んなプロモーションが頑張ってはいますがまだブレイクには至らず。RIZINもなんかフラフラしてて巌流島もまだまだ、という状況。

一方アジアではONE FCなどが頑張っていて、日本人も定期的に世界に出て行って闘っています。願わくば、世界に挑む彼らにもっとスポットライトを浴びて欲しいところ。そのためにもUFC参戦している彼らにはなんとか踏ん張って欲しい。夜叉坊がイケイケですが、私はどうしても川尻を見てしまいます。日本時間だと朝8:30の試合でしたが、身が引き締まるというか、頑張らないと!と思わせる川尻、夜叉坊の試合でした。いい試合だった! 

GONG(ゴング)格闘技 2016年8月号

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