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男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

8・28DDT両国ピーターパン観戦記その1。男色ディーノvsLiLiCo!密度の濃いバラエティ番組を堪能しました!

DDTプロレスリング 両国ピーターパン

DDT両国を絶賛したい、と言いつつササダンゴマシンが起こしたあれこれについて先に書いてしまいましたが、書いてしまって気が済んだので両国のことを書こうと思います。

素晴らしかった両国大会。バラエティとプロレスリング

 

というわけで観てきました。DDT両国大会。率直に言って素晴らしい物を見せてくれた大会でした。前半はバラエティに富んだ構成で魅せ、後半はガッツリとレスリングを見せる。夏の両国は基本的にその構成ですが、今回はそれが研ぎ澄まされ、さらに高みに行った印象を受けました。

大日本プロレスであればデスマッチとストロングの2つの柱がありますが、DDTはバラエティとプロレスリング。普段の興行ではその2つの要素が混ざり合って徐々にシリアスになっていく流れがありますが、今回の両国大会ではその2つの柱が試合ごとにくっきりと分かれ、それぞれの柱ごとにせめぎあっているようでした。

というわけで一試合ずつ振り返ろうと思いましたがかなり時間掛かりそうなので、まずはバラエティ部門の柱となった試合、週刊プロレスの表紙をめでたく飾ったEXTREME選手権試合「LiLiCovs男色ディーノ」について書いていこうと思います。

 

LiLiCovs男色ディーノが行われるまで ~LiLiCoのDDT参戦ヒストリー~

 試合の前にまずLiLiCoのDDT参戦ヒストリーを振り返ると・・・。

2014年の8・17DDT両国大会、アイアンマンバトルロイヤルのリングアナとして参加するも、バトルロイヤルの勝者、ゴージャス松野がDJニラに襲われてダウンしたところに多い被さって3カウント。芸能人のまま、1009代アイアンマン王者になります。

 

年末にベルトを失ってからしばらくDDTから離れますが、2015年。6・28後楽園大会で選手としてデビューすることを鶴見亜門に直訴。そして8・23DDT両国大会で正式にプロレスラーデビューを果たします。デビュー戦ではアジャ・コングに敗れますが、翌2016年。1・3DDT後楽園大会では赤井沙希を奇襲してアイアンマン王座を獲得。ついにチャンピオンに!

後に赤井沙希にベルトを奪われると、今度はEXTREME級ベルトに目をつけ5.29後楽園ホール大会でスーパーササダンゴマシンからベルトを奪取。渡瀬瑞基とのただならぬ関係を匂わせつつ大石真翔からも防衛し、8・28両国では男色ディーノとの防衛戦に臨みました。そうか、もう2年経つのか・・・。

 

まあ、渡瀬との関係も「そういうギミックね」みたいな感じで油断しながら観てたんですが、なんどそこに衝撃のニュースが報道されます。

www.sankei.com

 東スポとかじゃなくて割と色んな媒体に、LiLiCoが渡瀬とスウェーデンに”婚前旅行”と、特にDDTの試合日程が一緒に載るでもなく、プロレス活動を紹介するでもなく普通に掲載されるという事件が。「どういうこと・・・・」、「宣伝・・・?いやでも、特にDDTは出てきていない」、「まさかDDTがスウェーデンへの旅費を?」などとの憶測が(私の中で)飛び交う中、両国国技館での前日会見ではLiLiCoと渡瀬が熱いキス。試合ルールは「渡瀬コントラ渡瀬」つまり、試合中は自由に渡瀬が介入できるが、敗者は二度と渡瀬に会えない、というルールで行われることが発表されました。これぞまさに「虚実ないまぜになった」プロレスの世界。故井上編集長がプロレスを表した言葉「プロレスとは底が丸見えの底なし沼」という言葉を髣髴とさせる事態になってきていました。

いざ試合本番。見えたディーノの技量、そしてLiLiCoの覚悟

 男色ディーノ入場!一回席の後ろから男性客にはキス、女性客には暴行、客のタオルを股間にこすりつけ、客のペットボトルの中身を呑む。やっていることは完全にセクハラで犯罪なんですが、何故かこの日のディーノはとてもかっこよく見えた。鳥肌たちました。コーナーに登ってコールと同時にザ・ロックを髣髴とさせるガッツポーズ、大量の紙テープが舞う。いや、いい絵でした。一方渡瀬とともに入場してきたLiLiCoはさっそく熱いキス。早速ディーノのイライラを誘います。

試合開始後は、最初こそ真面目に試合していたものの、だんだんといつもの男色モードに。LiLiCoの腕を掴んで股間を握らせてすっかりペースを掴んだかと思いきや、LiLiCoもまさかの「小さい」というジェスチャーでお返し。精神攻撃でディーノに負けないあたり、流石百戦錬磨のTVタレント。しかしディーノもブレーンバスターからのナイトメア。そして渡瀬にキスを迫り、この精神戦の決着を図ります。

しかし渡瀬はエルボーで拒絶。愛の力は偉大です。しかもディーノのリップロックが松井レフェリーに誤爆、松井レフェリーの意識が涅槃を彷徨っている間に愛の合体攻撃でディーノを攻めこむLiLiCo&渡瀬。しかし大石が乱入、ディーノをコーナーに座らせてのまさかの地獄門!

いやー、LiLiCoが地獄門を食らうところが見れるとは、と感心しているヒマもなくLiLiCoがコーナからのウラカンラナ。これを2で返したディーノが本領発揮。渡瀬へのリップロックでLiLiCoの精神的ダメージを与え、そしてここからが凄かった。

LiLiCoを捕らえたディーノはブレーンバスターの体制で持ち上げてから、まさか!そのまま垂直に落とした!!!垂直落下式ブレーンバスター!そしてグロッキーになったLiLiCoに対して最後は男色ドライバーで3カウント。男色ディーノが勝利を収めました。 

・DDT EXTREME級選手権試合~渡瀬・コントラ・渡瀬マッチ

◯男色ディーノ【挑戦者】
10分7秒 男色ドライバー→漢固め
 ✕LiLiCo【王者】
※LiLiCoが2度目の防衛に失敗。ディーノが第37代王者となる

 10分という試合タイムとは思えない波乱万丈な展開。そして何と言っても垂直落下式ブレーンバスターを受けたLiLiCoも凄いし、出したディーノも凄い。レスラーとしてのLiLiCoを認めた、という言い方もできますが、普段試合をしていないLiLiCoに垂直落下ブレーンバスターを出す覚悟。きっちりと受ける覚悟。両者の覚悟がこの試合を凄いものにしたのだと思います。「ふざけてるけど真剣なんだ」というメッセージをビンビン感じる試合でした。いや面白かった。

   

ハッピーエンドは許さない~妥協なきDDT的バラエティ世界~

 そして衝撃は試合後も続きます。「渡瀬コントラ渡瀬」では、試合に負けた者は渡瀬と会えないというルール。倒れるLiLiCoを介抱する渡瀬に「離れろ」というディーノですが、渡瀬はNo。何度も確認するも渡瀬の意志は固く、「じゃあ結婚できるの?それくらいの覚悟あるの?」と問いかけられた渡瀬は「あります」と断言。リング下に隠していた結婚指輪を取り出しました。

そう、観客が予想したのはリング上でのプロポーズ。8月、DDTビアガーデン大会では映像班の福田さんがリング上でプロポーズ、藤岡メガネの結婚報告と幸せな報告が多かったDDT。そもそもこの大会に出場しているジョーイ・ライアンもリング上のプロポーズで有名になったレスラー。これでプロポーズしてハッピーエンドで終わるのか?と思いきや・・・。

宮武が「ちょっと待った~!」と乱入。うだうだ文句を言った末に「僕の知名度のために結婚してください!」と、堂々とクズいことを言い放つ宮武。しかしそこにベルナール・アッカ、大石真翔、ササダンゴマシンがそれぞれ「ブレイクしたい」、「NwAで売れたい」、「王様のブランチで映画の宣伝を」とそれぞれ勝手なことを言い出し、結局9・25後楽園大会でLiLiCoの結婚相手決定戦が行われることに。呆れるLiLiCoをよそに盛り上がる4人、しまいには観客からの大「知名度」コールが沸き起こる始末。そしてそれを見たディーノは満足気にマイク

ほんっとうに・・・心から思うんだけど・・・。アンタらバカでしょ?

オーケーイ!大丈夫! このベルトも私に戻ってきた・・・。これからは、アンタたちの望むバカを、思いっきりやってやるわよ!

 

今日初めて来たお客さんも、これだけは覚えておいて頂戴!

DDTには、男色ディーノがいる。

男色ディーノがいる限り、DDTはDDTだ!てね。

この!私が!

DDT EXTREMEチャンピオン!男色ディーノである!

 いや、痺れました。掛け値無しにかっこよかった。面白いとかじゃなくて純粋にかっこよかった。本当に練られたバラエティ、洗練された試合、そして最後まで面白さへの追求を貫いたこの姿。かっこよすぎました。なんというか見た後にどっと疲れた。虚脱感というか、抜け殻というか(休憩前なのに)本当に完成度の高いバラエティ番組を30分見たような気分でした。出演者全員に覚悟が有り、観客を楽しませることに徹底されていました。

両国国技館でLiLiCoに渡瀬がプロポーズして結婚、となれば話題になるし翌日のワイドショーでも取り上げられるかもしれない。しかしそれを蹴ってまで面白さを求める(9・25へのヒキが欲しかった、という可能性も大ですが)姿勢が素晴らしかった。

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この試合に、これまで観てきたDDTの1つの到達点を見た気がしました。去年の両国でのアントン&高梨のブラジャーマッチも素晴らしかったですが、スケール大きく笑いを成立させたこの試合は間違いなくベストバウトに入るでしょう。とにかく男色ディーノカッコ良かった。LiLiCoにここまで覚悟があると思ってなかった。素晴らしい名勝負でした。いやー笑った笑った。泣くほど笑いました。ありがとう、男色ディーノ!

2016/9/6追記

そしてその後ササダンゴマシンがプチ炎上。そこでの男色ディーノはまさにDDTプロレスを背負った活躍を見せてくれました。まさか「DDTには男色ディーノがいる」をこんなにすぐ実感する日が来るとは。流石としかいいようのない活躍(?)でした。 

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