DDT公式サイトに、男色ディーノに噛み付いた入江茂弘のインタビューが掲載されました。リンクはこちら。
【入江茂弘の言い分】入江、再びDDT、男色Pに噛み付く。「今のDDTには熱がない」「DDTに大事なコミカルは進化がない」「責任は男色ディーノにある」
6・25DDT後楽園大会で「いつでもどこでも挑戦権」により挑戦が決定したHARASHIMAに今林APが「いつでもどこでも挑戦権を失うとタイトルマッチが無くなる」と説明したところ、入江が「そんなの関係ない、チャンピオンとチャレンジャーがやる気になってるんだからいいだろ」と噛み付き、今林APが「でもルールだから・・・」と男色ディーノをリングに召喚。そこに入江が「気に食わねえのはお前だ」とディーノに宣戦布告。という流れ。詳しくはこちら。
この6・25後楽園から男色ディーノがtwitterで反論、それをうけての今回DDT公式サイトでのインタビュー。入江の主張としては
・いつどこを使って何が何でも挑戦してやる、という選手がいない。それは今のDDTのルール、システムに抑え込まれているから。メインのあとにすぐ挑戦しに来てもいいけど来ない。
・入江の言葉に真っ向反論してくる人がいない。今のDDTには熱がないし、そのせいかファンも熱を失っているんじゃないかという危機感がある
・ただ、竹下は凄いチャンピオンだったし、樋口、石井もタイトルマッチの時は凄かった。KO-D無差別、タッグ戦線は進化しているけど、コミカル部門がマンネリ化している。ディーノは「チャンピオン中心に回しているから盛り上がってないならチャンピオンのせい」って言うけどコミカルがマンネリなのはオレのせいじゃない。
・KO-D戦線はシステムに抑え込まれて窮屈になってるしコミカルはマンネリでつまらない。これは全部男色ディーノのせい。責任者なのに何をしれっとしているのか。何もやらないなら偉そうにするな
そして最後にはHARASHIMAとの防衛戦についての期待感を話してインタビューを締めくくっています。インタビュー自体、主張ははっきりとしていてわかりやすく、入江も今のDDT全てを否定しているわけではない、もどかしさを感じていることがわかります。
そして私、このインタビューを読んで連続ツイートをしました。ここに再掲。
ここの部分は非常に同意。
— 男マン (@otokoman) 2018年7月7日
入江:DDTの大事な部分である「コミカル」は何も進化がなかったじゃないですか。地方の大会でここ何年もお尻を出したりして、同じようなことをやってきている。
【入江茂弘の言い分】入江、再びDDT、男色Pに噛み付く。https://t.co/cpitW7DACj #ddtpro
KO-D戦線はある程度若返りつつあるDDTだけど、コメディ部分の新陳代謝が行われていない。ただ全日本の悪役商会的な機能もあるからある程度しょうがないけど、頭脳の部分は世代交代しないといけない。ディーノのPの座を脅かす若手がいないと。それはレスラーじゃなくてもいい #ddtpro
— 男マン (@otokoman) 2018年7月7日
例えばプロデュース月刊を作り、何人かプロデューサーを立ててマジ卍の興行一回をプロデュースさせる。Abemaの視聴者数が一番多いPがディーノに挑戦とか、一月マジ卍プロデュースできるとか。プレゼンはTheNightでやればいい。 #ddtpro #abematv
— 男マン (@otokoman) 2018年7月7日
現状のDDTについて色んなファンが色んな事を思ってると思うんですが、個人的には危機感を感じています。後楽園ホールの集客に苦戦し、北側の左右を潰すようになったり、AbemaのTHENIGHTもあまり面白くならない。最近DDTで「ワクワク」したことがない。今まで見たことがあるようなことが繰り返されているし、そのうちに他団体がどんどん集客を伸ばしていってそこから取り残されているように感じるのです。入江の持っている危機感もそういう部分からなのでは、と私は思ってます。
ある程度、メインどころの新陳代謝が進んでいるDDTですが、真に世代交代が進んでいかないのはクリエイティブ部門なのではないか。つまり、コメディ部分もそうですし、団体のストーリー、企画的な部分を担っているメンバーを刷新していかないとDDTの新しい風景は生まれない。これは他団体に比べてバラエティ感を強く打ち出しているDDTの辛いところでもあるんですが、常に新しいアイディアを入れていかないと飽きられてしまう。それがAbemaTVとの連携、マジ卍、となるのでしょうがリング内で行われているのは基本的には今までの路線。そこまで違いを見せれていない、というのは正直なところでしょう。
AbemaTVの他の番組を見てみると、地上波バラエティをちょっとチープにして過激にしたもの、10代男女による恋愛リアリティーショー、思いっきり下世話なバクチ番組など、色々と振り切った内容だったり思いっきり若者に寄せた物が多いように思います。それに比べると、高木大社長、男色ディーノが表に出ることが多いせいか、DDTはちょっと保守的に見える。マジ卍は思い切ってDNA的に若手を使用して若手芸人など出してバラエティ色を強め、THENIGHTはタレント仕切りにして連続性のある企画。渡瀬など男前っぽいレスラーのモテ系企画とか、東京女子のレスラーのお化粧変身企画などをやっていってもいいのでは。10代のプロレスファンでもなんでもない若者にプロレスを見せてダメ出ししてもらうとか。現状のように、DDTまんまを持っていってもちょっと内輪受け感も出てしまうし、プロレスファン向けのものになってしまう。なかなか新規ファン獲得は難しいのではないかと思います。
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入江がチャンピオンになってからアメリカン・インディー的なエクストリーム感も出てきてリング上のファイトも面白くなってきているし、ほんとに少しづつですが上向きになってきている印象があるDDT。この入江の発言に対し、ディーノがどう答えるか。そして、AbemaTVでヒット番組を生むことができるのか。正直、そこまで猶予はないと思うので、色々と企画としても攻めていって欲しい。やはり攻めてこそDDTだと思うので、思い切った若返りを含め、新しい姿を模索して欲しい。Dramatic Dream Teamだからこそ、という姿をもう一度取り戻し、再び盛り上がってくれることを期待しています。がんばれDDT!がんばれディーノ!