男マンの日記

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ひたすらAbemaTV格闘技チャンネル。藤田VSアオルコロ、ロッキー川村タイトルマッチ

ROAD Fighting Championship「ROAD FC 044」

11月11日(土・現地時間)中国・河北省石家荘市 河北体育館

藤田と対戦したアオルコロは中国出身の散打ファイター。「カンフー・パンダ」の異名を取る体重160kg,22歳の新星。なにげにボブサップに勝ったりRIZINでミルコに負けたりしている中国重量級の中心選手です。

fight.abematimes.com

メインイベント 無差別級 5分3R

○アオルコロ(22=中国)
TKO 1R 2分01秒
✕藤田和之(47=TEAM FUJITA)

離れてパンチを放っていくアオルコロ、ジリジリと近付いてタックルを狙う藤田、という序盤の静かな展開。藤田はアオルコロにタックルを仕掛けますがその度切られ、離れてはパンチを喰らい、の繰り返し。慎重に距離を取ってパンチで削っていくアオルコロの前に徐々に失速していき、パンチを食らってヒザをつく場面も。最後はカウンターの右フックを食らって倒れた藤田に鉄槌を連打したアオルコロの勝利。藤田はいいところなく敗退。

47歳という年齢を考えると「年相応のファイト」という感じではありますが、正直総合格闘技で勝って行くのには難しいというしかない結果に。12月23日にはHEAT41への参戦が決まっている藤田。KO負けしてすぐに再び総合のリングに上がるというのは危険なようにも思いますが、棄権する意志はないようなので主催者側が検討する必要があるような。

そしてこのように総合で負けが込んでくると、プロレスラー藤田和之の存在価値が危うくなっていくのではと感じます。そもそも藤田和之の「プロレスラー」としてのギミックは「総合格闘技が強い」という幻想の上に成立していて、だからこそプロレスラーとしては必須の技術。特に受けの部分をあまりこなさずに圧倒的な打撃、関節で相手を圧倒して勝利するという「ひとりロード・ウォリアーズ状態」が許されてきたわけです。

しかし、年齢を重ねて体格も徐々に年相応になってきた藤田にはそれなりのファイト。相手の技も受け、山あり谷ありの試合を作り出していかないとニーズがなくなっていくのではないかと。大仁田引退興行に参戦したり、東方英雄伝に上がったりしている藤田ですが、今後プロレスラーとして一花咲かせるには、どこかに腰を落ち着けて試合数をこなしてレスラーとしての技量を磨いていくことが必要になると思います。

そしてこちらはDropikickの記事。藤田の歴史、可能性、もどかしさについて書いた記事となっています。有料メルマガですが、時々無料記事もあるDropkick、プロレスファン、格闘技ファンは入って損はない媒体だと思います。

ch.nicovideo.jp

Abemaの週末は最近格闘技中継が多くて見てると1日終わってたりするので油断なりません。基本は新日垂れ流しスタイルですが。DDTの傑作選とかも作って流してくれないかな?

DAZNのUFC中継。ツイートのままですが、通訳が実況席にいる、というのは今までにあまりないのでは(解説者が英語ができて通訳する、ということはありましたが)財政的に余裕があるからこその体制かもしれませんが、これは継続して欲しい。あと高柳アナはなんとなくの雰囲気で喋ってるカンジがするのであまりピンと来ないことが多いです。なんだかなあ、と。

 

パンクラス「PANCRASE 291」

2017年11月12日(日)東京・ディファ有明

メインイベント ミドル級・キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分5R

〇新村優貴(34=フリー/挑戦者・同級1位)
TKO 3R 43秒 ※レフェリーストップ
✕ロッキー川村(36=パンクラスイズム横浜/ミドル級・キング・オブ・パンクラス)
※新村が第14代王座に就く。川村は初防衛に失敗。

ロッキー川村はDDT等でのキャラクターのままパンクラスに登場。煽りVとかでも「ビッグマネーを稼いでエイドリアンにレストランを建ててやる」とか、ギミックまんまの発言をしてました。コスチュームもプロレスのもので登場(さすがにグローブはオープンフィンガーでしたが)するという徹底っぷり。なんというかパンクラスという磁場がゆらぐような不思議な感覚でした。

相手の新村とは一年前のタイトルマッチ以来の再戦。「パンクラスのチャンピオンだけどバカキャラ」という落差で成立していたロッキー川村。タイトル陥落となるとアイデンティティーの危機となります。

1Rは静かに見合う展開。互いにパンチ主体のスタイルなので距離を取りつつ緊張感のある時間が流れます。

2Rには一気に試合が動きます。パンチの応酬から最初にダウンしたのは新村。ロッキーすかさず追い打ちのパウンドを打っていきますが立ち上がり再び殴り合いに。再び新村がダウンしますが立ち上がり、激しい打ち合いから今度はロッキーがダウン。ここでラウンド終了しますが、とにかく互いにリスクを背負いまくり殴りまくる展開に興奮。

3Rは最初から足を止めて打ち合い。正直互いに何回かほぼダウン状態だった気がしますが、最後に新村の右フックが川村の顔面を捉え、腰が落ちたところを和田レフェリーがストップして試合終了。新村戴冠、ロッキーチャンピオン陥落、となりました。 

   
2018プロレスラー写真名鑑号 2017年 12/5 号 [雑誌]: 週刊プロレス 増刊

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 このようにAbemaをひたすら見て過ぎていった週末。ベラトール、パンクラスなどの総合格闘技に加え、K-1、Krushなどの打撃格闘技、新日本プロレス、DDTといったプロレス等のコマが揃ってきたAbema格闘チャンネル。新人発掘番組も始まり、色々と目が離せなくなってきました。スマホで無料で見れるので、番組表チェックなど一度してみてはいかがでしょうか。色々面白いです。

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