男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

9・11 新日本プロレス後楽園ホール大会観戦記。柴田勝頼VS内藤哲也躍動!待ったなし!

G1終わったら解約するか・・・と思ってた新日本プロレスワールド。見たかった第一回のG1での長州絡みのカード(長州全敗で引退危機?と煽られる)もないし・・・。と思ってたらコミティアとか準備してるうちに忘れてて継続してたんでいっそ、というわけで観戦記書いてみました。9月11日後楽園ホール大会。G1後の風景はどうなっているのか?

 

興行開始前に今後の煽りVが。G1のリーグ戦勝ち負けで今後の流れを作っていくのは最近の新日の定番ですが、しかしどうしてもG1優勝した棚橋がリーグ戦で負けたファレとIWGP争奪権利書を賭けて闘うのは納得しづらい。棚橋は内藤にも負けてるし、ファレは矢野、柴田、内藤、AJに負けてるわけで。

あと、インターコンチもまたまたまた後藤VS中邑。いやいや、もういいでしょ・・・。という感じですが、こうなってくると何回やるのか楽しみになってくるのも確か。ここらへんの流れがあまり上手くいっていないなー、と思ってしまいます。

 

第1試合 15分1本勝負

〇小松 洋平
[06分18秒]逆片エビ固め
✕デビッド・フィンレー

 スーパージュニアに出てたな、という印象しかなかったフィンレー。新日本入団したんですね。この人のシングル初めてじっくり見ましたが、寝技しっかりしてるし試合運びもこなれている。既に自分の形が出来ているな、という印象。

一方小松はまだ出来上がっていないという印象。グラウンドの切り返しもあまりできていなかったし攻撃も単発。一度背中へのドロップキックを失敗してフィンレーにフォローしてもらってた場面もあったし、これはまだまだだな・・・と思ってたら逆片エビ固めで小松の勝利。う~む。まあ、先輩だしな・・・みたいな納得のいかなさが残る試合でした。

 第2試合 20分1本勝負

〇タイガーマスク& 獣神サンダー・ライガー
[08分29秒]チキンウィングフェースロック
✕田中 翔&ジェイ・ホワイト

 こちらも初めてちゃんと見ましたが、ジェイ・ホワイトが良かった。田中とのタッグでも主導権握ってたし、しっかりとライガーを挑発して見せ場を作ったりと試合を作っていっていました。一方の田中はちょっとアピール過多というか。力を込めるアピールを毎回はさむのがちょっとテンポを崩してました。そしてあっさりタイガーのチキンウイングフェースロックでギブアップ。タイガーの両腕の指がつながったくらいのとこでギブアップしてました。早いなギブアップ。

試合後にタイガーのタイトルマッチをライガーが激励。まあ、頑張ってください。

 第3試合 20分1本勝負

〇YOSHI-HASHI&バレッタ&ロッキー・ロメロ&外道&矢野 通
[12分31秒]スワントーンボム→片エビ固め
✕ジュース・ロビンソン&マスカラ・ドラダ&田口 隆祐&中西 学&永田 裕志

矢野の歌うCHAOS音頭(でいいのか?)で入場する矢野組。あの歌どう受け止めていいのかいまいちわかんないんですが。試合自体はロメロ&バレッタ&外道が中心になって誰が闘うかじゃんけんしたり、やられてコーナーの味方に泣きついたりする定番の動きを披露。田口もヒップアタックからのギタりを披露したり、矢野もコーナーポストを外したりと各自が持ちネタを披露したあとにYOSHI-HASHIが当たり浅めのスワントーンでピン。まああんまり何かを言う試合でもないんでこんなとこじゃないでしょうか。

 第4試合 20分1本勝負

〇オカダ・カズチカ&桜庭 和志
[09分30秒]レッドインク
✕コーディ・ホール&タマ・トンガ

オカダと桜庭、という新鮮なタッグのこの試合。タマ・トンガのタックルを関節で切り返したり、ダウン状態からの下から引き込むヒールホールドを見せたりと「関節極め極めおじさん」っぷりを発揮。ちょっとハゲてきた無精ひげのラッシュガード着たおじさんがデカい外人を極めまくる絵は結構面白い。オカダも桜庭に気を使いつつ、のびのびと試合してました。最後は桜庭がトンガを極めてる間にオカダがホールへのレッドインク(足極めキャメルクラッチ式フェースロック?)でギブアップ勝ち。

勝った後にオカダが桜庭に笑いながら何かを話しかけていたのが印象的でした。なんか打ち合わせと違ったのかな?そういえば、その前のツープラトン攻撃でオカダが前蹴り、桜庭がドロップキックしたときに怪訝そうにオカダが桜庭見てたし。どことなくほっこりとする光景でした。

 第5試合 30分1本勝負

〇カール・アンダーソン&ケニー・オメガ&ドク・ギャローズ&バッドラック・ファレ
[16分16秒]マジックキラー→片エビ固め
✕小島 聡&KUSHIDA&天山 広吉&棚橋 弘至

IWGP挑戦権を争う棚橋とファレ、IWGPジュニアを争ったKUSHIDAとケニーの闘いをメインに進んでいったこの試合。最後はBALLET CLUB側の得意技を日本人側がそれぞれ喰らってからのファレ、アンダーソンによるマジックキラーで小島をフォール。BALLET CLUBが強さを見せつける形で終了しました。

これも第三試合と同じく特に言うことない感じの試合でした。まあ前哨戦かなと。

   

第6試合 30分1本勝負

〇柴田 勝頼&真壁 刀義
[12分42秒]レフェリーストップ※スリーパーホールド
✕内藤 哲也&飯伏 幸太

両国国技館での6人タッグでも互いをバリバリ意識しあっていた柴田VS内藤、真壁VS飯伏の組み合わせをフィーチャーしたタッグマッチ。入場から無駄に飯伏と不穏な空気を出したり、解説席の矢野を見つめたりする内藤、柴田を挑発しまくったあげくボコボコにされる、という構図は美しくすらあります。しかし内藤も結構ガチガチに対抗し、エルボーの打ち合い等、「トランキーロ」と言いつつ感情をむき出しにする場面も多くありました。

一方、真壁VS飯伏は普通の試合という枠内の中での激しい攻防。どちらかというと柴田VS内藤の脇に回り、試合を成立させる側に回っていました。

結果、柴田が内藤をスリーパー葬。12分と短いながら、濃い感情が行き交う試合となりました。面白かった!

そして試合後に飯伏が真壁にしつこく突っかかっていったのも面白かった。最後にはあきれ顔になる真壁の人の良さ。飯伏と対峙すると真壁が保護者っぽく見えてくるのも面白いところです。

とにかく前哨戦としては満点。本番への期待感を持たせてくれた試合でした。

f:id:otokoman:20150914232557j:plain

鬼気迫る、という表現がぴったりの柴田のスリーパー。内藤もよかったです。

 

第7試合 30分1本勝負

石井 智宏&中邑 真輔
[17分51秒]垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
本間 朋晃&後藤 洋央紀

こちらはじっくりとした試合。中邑VS後藤が探り合いを見せれば、石井VS本間はゴツゴツのぶつかりあい。とはいえ前の試合ほどこの組み合わせに拘らずに闘い、最後は垂直落下式ブレーンバスターからの体固めで石井が本間を降しました。前哨戦的な熱い部分も見せつつ試合として組み立てていく(それでもだいぶシングルマッチ×2っぽい部分はありましたが)試合となっていました。

あと試合後ですが、勝った中邑、石井ともに場を締めずに普通に帰ったのが新鮮でした。どの団体もメイン後に締めるのが定石になっていますが、後楽園でそれがなかったのはしばらく見ていない気がします。

もえプロ?スペシャル 中邑真輔

もえプロ?スペシャル 中邑真輔

 

 というように全7試合、これからの前哨戦的な試合が多かった後楽園大会ですが、最後はきっちりと盛り上がって終了したのはさすが安定の新日本プロレス。G1以降も勢いのあるままでドームまで行きそうな予感です。イャァオ!

 

同人誌発売中、COMIC ZINで委託中です!

otokoman.hatenablog.com

関連記事

otokoman.hatenablog.com

otokoman.hatenablog.com

otokoman.hatenablog.com