男マンの日記

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冬になっても食欲は止まらない!久住昌之原作グルメマンガ3冊一気読み!「ズボラ飯」、「孤独のグルメ」、「野武士のグルメ」

もう冬ですが、そして全部発売からちょっと間空いてますがグルメマンガ3冊一気に読んだので簡単な感想を。偶然どれも久住昌之原作作品。久住先生といえばドラマ版「孤独のグルメ」内コーナー「ぶらっとKUSUMI」でしっかり出演、あのコーナー結構楽しみにしてるんですが。「麦ジュース」と言い張るくだりとか。また美味そうにビール飲むんだよなあのオッサン・・・。

 

花のズボラ飯 3巻 (原作・久住昌之/漫画・水沢悦子)

ついに3巻が出たズボラ飯。この漫画は孤独のグルメ、野武士のグルメと違って自炊中心のグルメマンガになっており、お茶漬け海苔パスタ、鯖の水煮缶丼、1人しゃぶしゃぶ等、何というかちゃんとした主婦のレシピとは思えませんがダンナが単身赴任でほぼひとり暮らしなので仕方なし。むしろ親近感が湧くメニューが並んでいて好感持てます。

このズボラさを叩く向きも多いと聞きますが、なんだかんだで1人で食べる用にしてはちゃんと手間をかけて作っているほうではないかと思うんですが。久住さんのズボラを水沢悦子さんがちゃんとした料理にしているという印象。

なお、今回はゴロさん(ダンナ)とのベッドシーン等もありサービス満点(女性誌連載でサービスも何もないとは思いますが)あと、巻が進むたびに花がメシ食う時の表情がエロくなってるような気がするんですが・・・。

花のズボラ飯(3)(書籍扱いコミックス)

花のズボラ飯(3)(書籍扱いコミックス)

 

 孤独のグルメ 2巻(原作・久住昌之/作画・谷口ジロー)

そしてうわさのこどグル2巻。私が間違って新装版を買っちゃったでおなじみの2巻となっております。なんと1巻が出たのが1997年なので18年ぶり!!いやすごい。そしてやってることは1巻といっしょ。ただ漫画のゴローさんは久住さんのマッチョな部分が強調されてる部分があり、今回は酒飲めないゴローさんが居酒屋に入り、後輩に酒を強要するオッサンに絡まれて地面に投げ飛ばす、という場面も。そもそも呑めないのに居酒屋入って文句言うんじゃないよ、とも思いますが・・・。

とにかく飯食べながらうだうだとこだわりを垂れ流す漫画なので、そういうのが好きなら楽しめます。(人気マンガだしドラマもやってるんでわざわざ説明するまでもないとは思いますが)

あと、ドラマよりゴローさんの愚痴多めなので、ドラマのイメージで漫画を読むと少し違和感があるかも。次の単行本は・・・。2030年くらい?

孤独のグルメ2

孤独のグルメ2

 
   

漫画版 野武士のグルメ (原作・久住昌之/画 土山しげる)

そして野武士のグルメ。(現在2巻が出てますが私が読んだのは1巻です。そして何故「漫画版」と付いているかというと、同名の久住昌之のエッセイを漫画化した、というスタイルをとっているためですが、漫画自体はフィクションで主人公も架空の人物となっています。60歳で定年を迎えた主人公がフラリと立ち寄った店に入り、店員と話しながら妄想を繰り広げたり、思い出に浸ったり。あと主人公が何故か野武士に思い入れがあるようで、自分を野武士に例えたり、店選びを失敗したりすると「野武士なら・・・・」などと独白したりするのが面白い。孤独のグルメより妄想部分多めです。主人公の年齢からして、これがおそらく今の久住さんに一番近いスタンスを描いてるのかな、とも思います。

基本ビール飲みながらの外食中心。人生成功して定年、人生に余裕があるけど大金持ちでもないオッサンが近所の中華料理屋とかでビール飲んだり焼きそば食べたり、という話。良く言えば大人のファンタジー、というような漫画でしょうか。良く言い過ぎか。

漫画版 野武士のグルメ

漫画版 野武士のグルメ

 

 

以上、久住昌之原作漫画一気読みしてみました。どれも漫画家さんのテイストが出ていて面白いですが、久住さん自身の好みが一番反映されているのが「野武士のグルメ」、一番遠いのが「花のズボラ飯」という気がします。女性向けということもあり、水沢悦子エッセンスがかなり入っている印象。私は「ズボラ飯」推しです!

しあわせももりんご (1) (FOX comics)

しあわせももりんご (1) (FOX comics)

 
しあわせももりんご 2 (FOX COMICS)

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