インパクトが凄すぎる表紙でおなじみ。話題のデスマッチ写真集「DEATH MATCH EXTREME BOOK 戦々狂兇」を購入しました。
- 作者: アブドーラ小林,伊東竜二,葛西純,“黒天使"沼澤邪鬼,佐々木貴,竹田誠志,バラモン兄弟,松永光弘,丸山剛史
- 出版社/メーカー: サイゾー
- 発売日: 2016/09/06
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログを見る
版型も大きく、表紙も衝撃的。インパクト大なこの本。内容的にはデスマッチの試合&選手インタビューという構成の写真集+インタビュー本。取り上げられているレスラーは
- 葛西純
- 伊東竜二
- アブドーラ小林
- ”黒天使”沼澤邪鬼
- 佐々木貴
- バラモン兄弟
- 竹田誠志
- 松永光弘
松永に関してはインタビューのみですが、他のレスラーたちはデスマッチの試合写真とともにインタビューが載る、という構成。今日日、ツイッターなどで観客の撮った写真を見たりも出来るし、メディアも増えているのでデスマッチの写真自体にそこまで目新しさはないとは思いますが、実際に大判で、傷口、血をどーんと写されるとかなりの迫力です。カミソリを手にニヤリと笑みを浮かべる葛西、竹串を大量に頭に刺される葛西、試合後、大量の画鋲を背中に刺したまま控室に向かう葛西。「凄いな」、「大変だな」という普通の感想が浮かんで消えるわけですが、
葛西の写真以外はどちらかというと団体紹介的なページ構成。大日本プロレス、FREEDOMS、そしてバラモン兄弟&竹田誠志と試合風景を載せています。ここらへんは写真集というよりは雑誌的な構成。比較的あっさりと流している印象もあります。後半はどちらかというと写真よりはインタビュー中心の構成と言っていいでしょう。
スポンサードリンク
インタビュー自体は尺も多めにとっていて、それぞれのレスラーの個性にしっかりと言及しています。アブドーラ小林のブッチャーとのエピソード、葛西純のデスマッチ論、竹田の乳首話など、読み応えのあるインタビューでした。まあ、物理的に「大判なんでインタビューじっくり読むには向いてない」という部分もありますが。
具体的なエピソードにも事欠かないデスマッチファイターたち。伊東竜二の「背中に蛍光灯がグッサリ刺さって脂肪が見えていた」エピソード、佐々木貴の「頭に剣山が刺さって抜けなくなったため病院に行った」エピソードなど、破壊力のあるものばかり。中でも松永のインタビューはデスマッチ黎明期だったためか凄さのレベルが抜けてました。「畳針」なんて単語が出てくるとは。とにかくインタビューに読み応えのある内容だったため、出来たら本にパスワード書いといてネットで全文公開して欲しかったほど。いやいや面白く濃いインタビューでした。
「女の子に乳首と間違えられて傷を舐められた」というエピソードを持ってる竹田。流石です。
インタビュー読むには向いてないとはいえ、この写真の迫力を伝えるためには大判が必要だったのも確か。「プロレスラー」とまた違う職業にも感じられる「デスマッチファイター」たちのこだわり、哲学を浮かび上がらせているこの本。デスマッチ好きにはもちろん、プロレスファンにも手に取ってもらうと新しい世界が広がっていくのでは無いのかと思います。ただ、血が苦手な方、そして虫が苦手な方は要注意(虫が苦手な方はバラモン兄弟のページだけ要注意)なのでお気をつけください。
- アーティスト: マキシマムザホルモン,マキシマムザ亮君
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2005/03/02
- メディア: CD
- 購入: 3人 クリック: 102回
- この商品を含むブログ (192件) を見る
スポンサードリンク