男マンの日記

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5・2 FREEDOMS後楽園ホール大会に藤田ミノルを応援しにいった話。デスマッチを、プロレスを味わった日

遅ればせながら、5月2日、FREEDOMS後楽園ホール大会に行ったときのことを簡単に記しておきます。だいぶ時間が経ってしまいましたが自分の中の想いを記録しておく意味もあり簡単に。この日のメインイベント、葛西純VS藤田ミノルのKFC選手権試合については、NUMBER WEBに載った、橋本宗洋氏の記事に詳しく書いてありますのでこちらをご参照ください。ウエットな気持ちになるデスマッチでした。

number.bunshun.jp

私が初めて藤田ミノルの凄さを知ったのはガンバレ★プロレスでのマイクアピールを記録したYOUTUBE動画ででした。まだ未見の方は一度見ていただきたい。16分ありますが、見て損しない動画であることは保証します。とにかく構成が完璧。ラストに向けての盛り上げ、裏切りが最高です。

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 そしてこのマイクに感動した自分が書いたエントリがこちら。このマイクがきっかけで、2015年から今、2019年までガンバレ★プロレスを見続けています。このおかげで色んな人と知り合えたし、自分の世界を広げることが出来ました。

otokoman.hatenablog.com

そしてガンバレ★プロレス初の後楽園ホール大会では、元妻の前村早紀と対戦。この試合も大きく感情を揺さぶられる試合でした。藤田ミノルはもちろん試合もですが、マイクでも人の心を揺さぶる。エモいマイクをさせたら今、随一と言えるでしょう。 

otokoman.hatenablog.com

そして、そんな藤田ミノルが「ある事件」をきっかけにガンバレ★プロレスを離れ、同時に主戦場をプロレスリングFREEDOMS、大日本プロレス、みちのくプロレス、九州プロレス等に移していきます。そして特にFREEDOMSでは葛西純、竹田誠志、吹本賢児、グンソとともに「UNCHAIN」というユニットを結成して暴れまわっていました。

 

そんな藤田ミノルが、同僚の葛西純に牙を向き、5月2日、後楽園ホール大会でのタイトル挑戦を表明。大日本プロレス時代の同僚である二人が、20年の月日を経てタイトルマッチを行うという熱いシチュエーション。

www.youtube.com

 

これは見に行かねば!と、後楽園ホールに駆けつけた私。思い切って南側のリングサイドで観戦しました。客席は満員までには行かなかったものの大きな盛り上がりを見せていました。熱戦の連続!

 

そして、セミファイナルのGENTAROvs竹田誠志のしっかりとしたプロレスを経てメインイベントのKFCタイトルマッチ、チャンピオン・葛西純vsチャレンジャー・藤田ミノルの入場。藤田ミノルは「フジタブクロ」と称するズタ袋をかぶっての入場。グッズとして売られていたフジタブクロ、観客席にも袋をかぶった観客がちらほら。怖い!

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そして一方葛西純の入場。「デスマッチのカリスマ」葛西純。その絶大な人気が伺える大歓声。すごい歓声が包む中、いきなりつっかけていったのは藤田。コーナーに登った葛西に雪崩式ブレーンバスター!しかしここで一旦離れ、タイトルマッチ宣言、両者コールはおとなしく受け、袋を取る藤田、そこには今までの髪をバッサリと切り落とし、短髪になった姿が。決意を感じます。

 

試合はじっくりとロックアップから始まり、首投げ、ショルダータックル合戦と互いを確かめ合うような試合展開に。大日本プロレス時代の基本を互いに交換するような、どこかそれを味わっているような。しかしここはデスマッチ、一気に殺伐とした展開になっていきます。

リングサイドのカミソリボードに互いを押し付けあい、藤田が持参したおろし金でキャメルクラッチに捕らえた葛西の額をゴシゴシ、悲鳴を上げて葛西流血!葛西も負けじとイスを持ち出してDDTで叩きつける。観客から悲鳴が上がり、徐々にボルテージが上がってくる。久々にデスマッチを見た自分ですが、どうしようもなくテンションが上って来るのがわかります。

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そして初めて生で見たのは、植木鉢を取り出した藤田がイスで粉々に叩き割っていく姿。何度も何度もイスを振り下ろす藤田、植木鉢が粉々に砕け、どんどん危険な破片ができていきます。そこにボディスラムで葛西を叩きつけようとしますがこらえられ、逆に葛西が藤田を投げると破片が背中に刺さって苦しむ藤田。

がむしゃらなだけでなく、騙し合い、相手の凶器を利用し合うというおじさん同士の試合ならではの頭脳戦、というか性格の悪さが出る試合。人間臭いデスマッチが繰り広げられていきます。

続けて蛍光灯の束をダンボールから取り出した葛西、コーナーへの蛍光灯串刺しラリアットからの頭を殴打、ここらへんから一気にデスマッチっぽい空気が漂ってきます。リング上は植木鉢の破片と蛍光灯の破片でカオス状態に。なんというか「デスマッチ畑を耕し終わって個々からが本番」という趣に。そして場外に設置したテーブルに向かって藤田が葛西をファイヤーサンダーで叩きつけてテーブル破壊、

しかしここから再び技の攻防に。藤田がスピアー(!!)こちらが勝手に大家健を思い浮かべてぐっときていると(試合後、藤田は「氷のスピアーとでも呼んでください」とコメントしたようで、大家の「炎のスピアー」を意識していると思ってしまう・・・。)ツームストン・パイルドライバー、葛西のフィニッシュ技、リバース・タイガードライバーという畳み掛け。しかしコーナーに登った藤田に葛西が蛍光灯を投げつける。プロレス技の攻防とデスマッチアイテムが交差する。両者のデスマッチファイターとしての顔、プロレスラーとしての顔が見え隠れする奥深い試合になってきました。

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そして試合は佳境に。葛西がラリアット、リバース・タイガードライバーと畳み掛けてすかさずコーナーに登り、ゴーグルをつけての「シェー」からパールハーバースプラッシュで試合を決めにかかります。しかしそこで藤田が使ったのがスタンガン!その前に一回使おうとして防がれましたが再び取り出してスイッチオン!「バチバチバチ」と不気味な音が後楽園ホールに響き、ざわめく観客、すかさず葛西の足に押し当ててからそのままコーナーに上がった藤田、なんと!雪崩式ツームストン・パイルドライバー!危ない!しかしカウント2。さすがデスマッチのカリスマ葛西純。意地を見せます

 

とか書いていってますが、ここまでくると観客も藤田コール、葛西コールがひっきりなしに起きる大盛り上がり状態に。満員ではないにせよ、それ以上の声量でのコール合戦。そして藤田コールをしてた私ですが、ここは葛西純のホーム、デスマッチ団体のFREEDOMS。葛西コールの声量がハンパない。ここでもカリスマ性を見せつけられました。

試合は20分経過し、パンチの打ち合い、カミソリボードへのリバース・タイガードライバーなどで藤田を追い詰めた葛西、自ら蛍光灯の破片で胸を切り裂いて一気にたたみかけ、垂直落下式ブレーンバスター、蛍光灯の束を藤田にのっけてのパールハーバースプラッシュ、しかしカウント2!すかさずリバース・タイガードライバーを垂直落下式で叩き込んで3カウント!葛西純が藤田ミノルを降しました。

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試合後は葛西が「藤田センパイ」に感謝を表明し、藤田が葛西にベルトを巻くといういいシーンが繰り広げられたんですが、ここでマイクを取った藤田ミノル。さすがにダメージがあり、間をおいてからゆっくりと喋り始めます。

藤田:一言だけいいですか!喋ると一言じゃすまなくなるけど・・・。

葛西純、負けたよ。全身全霊かけて闘って、負けた。それも悔しいけど、見ろよ!あそこ、あそこ、あそこ・・・そして、まばらにオレンジが見える、満員に出来なかった、あそこを埋められなかったのは俺のせいだ。

22年間・・・。22年やっててわかったよ。葛西純、凄えよ。竹田誠志、凄えよ。ビオレント・ジャック・・・凄えよ!そして・・・藤田ミノルは・・・何者でもねえな。

今日はたくさん、見に来てくれた・・・ありがとう、でも俺が見たいのはこんなもんじゃねえ。葛西純、竹田誠志、お前らに負けない何者かに、オレはなってやるからな!

 そして葛西との共闘は続けること、でもいつでも対戦する用意はしている、と告げて「サンキュー・ソーマッチ・アンド・ファッキュー!」と中指立てて退場。大「フジタ」コール!いやいや痺れるカッコよさ!素晴らしかった!

そして最後は葛西がクリスマス興行での竹田とのタイトルマッチを約束、それまでタイトルを持っていることを約束し、竹田も了承。

最後に葛西がマイクを取り

葛西:今日は入場ありがとうございました!皆さんは、信用してるけどこいつだけには負けたくないってヤツいますか?いるだろ?いないなら探せ!そうじゃないと人生つまんねえぞ!

オレッチは負けたくねえやつをやっつけて、近年中に!絶対に!マイホーム買うぞ!!

 デスマッチ・マイホーム宣言!大「カサイ」コールに包まれて、5・2FREEDOMS後楽園大会は幕を閉じました。

 

   

 

メインイベント KING of FREEDOM WORLD CHAMPIONSHIP
カミソリ十字架ボード+αデスマッチ

◯葛西純(C)
(22分55秒 垂直落下式リバースタイガードライバー→片エビ固め)
✕藤田ミノル
※ 第11代王者葛西純、3度目の防衛に成功 

 興行全体、メインイベントの試合、マイクと、結果やっぱり藤田ミノルと葛西純を堪能したこのFREEDOMS後楽園大会でした。なんというか、コクのある男達の闘い。人生というダシをしっかりとプロレスというスープに乗せられる、コクを味あわせてくれる二人の試合でした。我々はプロレスを見てるのと同時に、プロレスから透けて見える人生も見てる、それを見せてくれるプロレスラーがいる幸せを感じたこの試合。味わい深いデスマッチでした。デスマッチ、サイコー!FREEDOMS、サイコー!

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