男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

マッスル・マニア特集!サムライTV 「速報!バトル★メン 2月6日号」

 いよいよ今日!2・16マッスル・マニア両国大会。両国国技館で開催されます。

自分のプロレス感をぶっ壊してくれたマッスル、/前回のエントリで色々と説明しようと試みました、そのエントリはこちら。 

otokoman.hatenablog.com

 と懸命に説明しましたが、昨日このようなツイートがスーパー・ササダンゴ・マシンから発信されているのを見ましたので切ない気持ちに。えぇ・・・・。 

 というわけで、少しでも何かしらに貢献出来れば、と思いまして、先日2月6日に放送されたサムライTV「速報!バトル★メン」でのマッスル特集を見返しつつ「マッスル』の紹介を改めてしていこうと思います。

 

www.samurai-tv.com

MCは自身もマッスルを見ていた、という東京03の豊本明長。ゲストはマッスルメイツおなじみの3人。マッスル坂井、男色ディーノ、そして鶴見亜門。いきなり同窓会的な空気が漂います。

f:id:otokoman:20190214023231p:plain

映像はまず2005年の「マッスル4」鶴見亜門初登場のシーンから。

 

WCW好きの悪徳演出家、明らかに宮本亜門から名前をとってますが似ても似つかず。当時劇団「双数姉妹」で俳優をしていた今林久弥がアフロヅラでツルティモ校長(鶴見五郎)の弟子、総合演出家として登場しました。

しかし、そもそも「演出家」という役職の人が全面的にフィーチャーされる時点で当時のプロレス界では画期的なことでした。しかも選手に暴言を吐き、試合に介入しまくったあげくツルティモ校長の裏拳をくらうはめに。ハイテンション&アナーキーなキャラクターでプロレス界の一部に旋風を巻き起こしました。 

f:id:otokoman:20190214023252p:plain

番組は鶴見亜門を追いかける形で進み、近況として2017・8・25、新宿FACEでの鶴見亜門VS甲田哲也のダークマッチを紹介。ちなみに鶴見亜門はこの試合を家でTVで見たお子さんに泣かれたそうです。せつない。

 

そして映像は2006・9・29のマッスル11に。いろいろあって興行の最後にムービースター・AKIRAと対戦することになった鶴見亜門。今ではおなじみになったスローモーションでAKIRAと闘って勝利!(ちなみに鶴見亜門は「アナロイド」というアレでドーピング中でした)

当時はマイナーの存在だったマッスルですが、メジャー出身レスラーのAKIRAが登場したことにより存在感を増すことに。ちなみにこのマッスル11、「大会のメインで行われるタイトルマッチの煽りVをリング上で収録する」という画期的過ぎるコンセプトの大会でした。

観客の前で煽りVを撮影し、それも金網マッチの映像をカメラの前にグリル用の網を置いて撮影したり、カットを変えての技のリピートを再現するため、ほんとにリング上で技を繰り返したりとアイディア溢れる撮影方法を駆使。そしてその撮影後、簡単に編集してすぐさま煽りVとして流し、メインイベントになだれこむ、という前衛的な構成でした。野心的!

f:id:otokoman:20190214023305p:plain

そして、2005・10・2、後楽園初登場のマッスルハウスへ。メインイベントの映像効果は暗転した状態でのストロボ・フラッシュを駆使して行われましたが暗すぎて観客に全く伝わらない、というはめに。

2006・5・4、マッスルハウス2では、観客全体を巻き込んでのマンモス半田へのドッキリを行うというこれも画期的な興行。そして後半は仮装大賞(というか、仮装大賞のあのをやってました。マッスル坂井自身が「発明に富んでますね~」と口にしてましたが、確かにどんどんプロレス界ではやらなかったことをやっていったマッスルでした。

 

そして2007・1・3、ついに正月開催となったマッスルハウス3。 正月だからか、『笑点」ならぬ「頂点」。プロレス大喜利が行われ、そこから大日本プロレスとの抗争になだれこむという繰った構成。「笑点の収録が後楽園ホールで行われている」というところからのパロディでした。

f:id:otokoman:20190214023416p:plain

この頃のマッスルを絶賛する4人(自画自賛・・・。)この流れで映像は2007・5・4マッスルハウス4に。「世界フィギュアプロレス選手権」!

ペアの二人がシングルマッチを行い、ステージに設置されたキス&クライで採点されて点数を競っていく、という形式で争われました。

しかし、そのフィギュアプロレスにシークレットゲストとして鈴木みのるが参戦。今までの空気を一変させて坂井をボコボコにするみのる。しかし、その激闘の末の結末はまさかの感動。この落差がマッスルの恐ろしさ。そして、これからマッスルは次々と大物ゲストを登場させていくことになります。

f:id:otokoman:20190214023443p:plain

高山善廣、大仁田厚、蝶野正洋・・・。いろんな大物をマッスルの世界に融合させ、突っ走っていくマッスル。業界内での存在感も大きくなり、知名度も上がっていきました。 「マッスル」という磁場ができ、いろんなものが引き寄せられていくような、そんな空気すら感じる存在になっていきました。

 

しかし、その後迷走期に入り、2009・5・4のマッスルハウス8ではリアルに客前でケンカし始める坂井と亜門、それに客がボールを投げつけて終わる、というギクシャクした興行になっていきました。

亜門が今語るには、「あのときの坂井はおかしかった、台本を出さないことありきになっていたところがあった」と言うくらい追い詰められていた坂井ですが、豊本が言うには「虚の中に実が瞬間見えるから観客が受け入れられた」と話していました。これがマッスルの真髄なのかな、とも思います。

 

しかし、2010・10・6での引退をマッスル坂井が発表。マッスル最終興行は「絶対に笑ってはいけない最終興行」として行われ、笑ってはいけないプロレスが繰り広げられました。

そしてマッスル坂井の引退試合が行われ、ゴングが鳴っているにもかかわらず坂井を締め続けるディーノに鶴見亜門が

鶴見「ディーノ、放してやれ!坂井はもう諦めたんだから!放してやれ・・・。」

と涙ながらに語りかける、という感動シーンが。そして、このときから20年後、それぞれの選手の息子による興行をやろう、と発表して最後はマッスルポーズで幕を閉じました。

f:id:otokoman:20190214023455p:plainf:id:otokoman:20190214023508p:plain

そしてVTR開けで泣くマッスル坂井。「今ここにいるのが申し訳なくなってきました」

f:id:otokoman:20190214023530p:plain

そしてマッスルマニア2019の概要は以下の通り。冒頭に書いた通り、当日券は「たっぷり」あるらしいので、興味持った方、ぜひぜひおこしください。 

f:id:otokoman:20190214023548p:plain

そして、この興行はサムライTVで生中継!スカパー加入者、スカパーに入ってなくても「スカパー・オンデマンド」で全番組を見れるので、マッスルのために加入しても損はない!と思います多分。詳細は↓のページから! 

www.samurai-tv.com

と、マッスルの歴史をほぼ網羅していた良特集、速報!バトル★メン2月6日号でした。スカパー・オンデマンドならひと月前の番組まで見逃しで見れるので、加入者の方はぜひ一度見てみることをオススメします。豊本の思い入れが凄い。思いの伝わるいい番組でした。

 

というわけで泣いても笑っても今日!当日券販売は14:00から。私はもちろんマス席確保済ですが、これからでも全然間に合います!ぜひご覧あれ!

f:id:otokoman:20190214011912p:plain