そして観戦記後編です。(※長かったので二本に分けました)
第六試合 GAORA TVチャンピオンシップ
◯中島洋平【王者】
17分2秒 跳後廻蹴→片エビ固め
✕SUSHI【挑戦者】
※第7代王者が3度目の防衛に成功
これまで野村、中島相手に防衛し、二人の力を存分に引き出す試合をしてきた中島ですが、今回はSUSHIとの試合。2人のゴツゴツとした攻防、気持ちのぶつかり合いが見れた試合でしたが、最後は中島が勝利。
少しづつ技に粗さが見えたのも事実ですが、やはりこういう試合でどれだけ力を出せるかが今後の中島の課題かと。明確なテーマのない中でのタイトルマッチを組まれることもある中でどれだけの物を見せれるか。これが今後のGAORAベルトの価値をどれだけ上げれるかのポイントかと。
このGAORAベルトがどういう意味を持つベルトになるのか。他団体に出て行くのか。ジュニアのベルトという位置付けを脱するのか。今後の中島の舵取りが問われる所です。
第七試合 アジアタッグ選手権試合
◯宮本裕向&木髙イサミ【第98代王者組】
14分0秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
✕田村和宏&大森隆男【挑戦者組】
※第98代王者組が3度目の防衛に成功
ほぼ10年前にサムライTVの「スクールウオーズ」パロディ企画で、大森隆男率いる「アックスボンバーズ」というユニットを結成していた宮本、イサミ、田村(もう一人は726)が集結したアジアタッグ選手権試合。
今まで他団体で防衛戦をこなしてきたヤンキー二丁拳銃ですが、全日本に戻ってきての防衛戦。相変わらずの研ぎ澄まされたチームワークを発揮した2人が田村を攻め込み、イサミが大森のアックスボンバーを食らったりとピンチもありましたが最後は宮本がムーンサルトで田村をピン。やはり10年前ユニットを組んでいたと言っても大森&田村組の急造タッグ感は否めず。これを機に本格的なタッグとして組んでいってもいいのではないでしょうか。もちろん秋山とのタッグもある大森ですが、田村を引っ張る姿、そして試合後の天然なマイク、この試合で一番魅力を引き出されたのは実は大森隆男ではないか。
アジアタッグはヤンキー2丁拳銃が防衛。「オレたち、アックスボンバーズ!」 #ajpw pic.twitter.com/0IezGCEhGV
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オレたちアジアタッグチャンピオン! #ajpw pic.twitter.com/MNNbb108JE
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第八試合 メインイベント
◯秋山準&ゼウス&ボディガー
15分50秒 リストクラッチ式エクスプロイダー→体固め
✕橋本大地&岡林裕二&関本大介&橋本大地
そしていよいよメイン。ゼウス・ボディガー・岡林・関本とリングに並ぶともうこれは肉弾戦の予感しか無いわけですが、しかし途中からクローズアップされていったのは秋山VS大地のマッチアップ。果敢に蹴りで挑む大地に対してとことん膝を叩き込む非情さを見せた秋山、最後はリストクラッチ式エクスプロイダーまで出して大地を料理。ある程度相手を認めた形でフィニッシュを取りました。
秋山準vs橋本大地! #ajpw pic.twitter.com/IK5n7xfxZP
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全日本プロレス後楽園ホール大会から帰宅。今回も良かった。それぞれの試合が違う色を持ってるので見ていて飽きない。ただ今回はチャレンジマッチが3試合(青柳VS入江、ジェイクVS石川、野村VS宮原)組まれていて、存在感を示したのは野村。気持ちも入ってたし試合も工夫があった。 #ajpw
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メインの大日本VS全日本の6人タッグは関本、岡林とゼウス、ボディガーがいるので肉弾戦がテーマかとおもいきや秋山VS橋本大地がメインテーマだった。秋山の怖さが出た試合だったが、肉弾戦ももう少し見たかった。GAORA選手権はいまいちハネ切れず。中島は上との試合が課題かも。 #ajpw
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アックスボンバーズ対決もよかったし、ジュニア4人のタッグも格闘技の臭がする上で飛び技もある、というバランスがよかった。ジェイクが石川戦でオモプラッタ見せたり青柳が入江の握手を拒否したり、というのも色が見えた。ただ満員じゃなかったのが残念。もっと自ら発信しないと! #ajpw
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こうして終了した全日本プロレス後楽園大会。リング上は充実してきている全日本、なのであとはこれを続けて足元を固めるしかない。そして11・27両国へとつなげていってくれれば!とりあえずもうすぐチャンピオン・カーニバルが開始。引き続き全日本プロレスを見続けていこうと思います。最高ですか~!!
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