男マンの日記

マンガ、落語、お笑い、プロレス、格闘技を愛するCG屋の日記。

2・24全日本プロレス横浜文化体育館大会。宮原健斗の20代総決算。

先日行われた2・24全日本プロレス横浜文化体育館大会。サムライTVでの観戦記を書いていきたいと思います。全日本プロレスのビッグマッチ。硬軟取り混ぜた面白い大会でした。しかし今回はなんといってもメインイベント。宮原健斗が諏訪魔からの三冠防衛なるか。20代最後の防衛戦。20代総決算の内容になるのか。乞うご期待です。

第1試合 タッグマッチ

◯西村修&大森北斗
(8分22秒 足4の字固め)
G・ヴァレッタ&✕青柳亮生

まずは謎の花束贈呈から。リング内4人の選手全員に花束譲から花束が贈呈されるわけですが、しかしここで暴れるヴァレッタ、それを止める青柳といきなりの険悪ムードに。コンビネーション大丈夫かい!と思わせる不安なスタート。

しかし、最初は反発している二人ですが、試合が進むごとに徐々にタッグとして連携していく。プロレスは言葉の壁を超える、ということを見せてくれる!感動のタッグチームとなっていきました。

試合としては、若手二人のゴツゴツとした攻防から始まり、ヴァレッタが暴れてから、西村がスピニング・トーホールドからの足四の字で青柳に貫禄の勝利。典型的な若手教育マッチにヴァレッタが入ったことで違う面白さが見えました。

レスラーとしてはこれからの大森北斗と青柳亮生。しっかりとした基本技と溌剌さをみせてくれました。この二人の今後に期待。そんな第一試合でした。  

第2試合 2019 Jr. BATTLE OF GLORY スペシャル10人タッグマッチ

青木篤志&ブラックめんそーれ&✕佐藤光留&B・タイガーⅦ&力
(8分20秒 エンドレスワルツ)
丸山敦&岡田佑介&TAJIRI&◯鈴木鼓太郎&F・アキラ

まあ、ズバリ言って「決勝出れなかったレスラーズ」の10人タッグ。一気に処理された感じは否めませんが、そのおかげか第二試合から豪華なラインナップ。個人的にはそこに力が入ってることが胸熱。第三試合には百田光雄が入ってることで親子連続登場、ということになりました。ガンプロみたい!

キャラクターが被る(?)力とめんそーれの雄叫び合戦(味方だけど)からスタートしたカオスな10人タッグ。いろんなキャラが渋滞してる中、丸山も完全にそういうモードで遊ぶ!TAJIRIもアキラに「シャー」を教えるなどほのぼのモードで進む第二試合。こういう遊び、硬軟取り混ぜて闘えるベテラン揃いのこのカードならではの光景でしょうか。面白い。
そして何故かはぐれevolutionTシャツでアピールするブラックタイガー。青木、光留との合体攻撃を何度も誘い、evolution入りを画策しているのか。このへんから徐々に試合がシリアスモードになっていきます。

なんだかんだで遊びながらも見せ場はきっちりと作るこのメンバー。丸山&アキラのトペコン競演、力へTAJIRIが毒霧噴射。終盤は光留と鼓太郎の見応えある鍔迫り合いから最後、鼓太郎がエンドレスワルツでしっかり3カウントを奪ってみせました。

正直勿体なさもある10人タッグでしたが、レベルの高い選手が揃っているためか面白く見れました。でもまあ今回青木が多分正式に試合権利持って闘って無いと思うんで、もうちょっとじっくりと見たかった。

第3試合 渕正信デビュー45周年記念試合 vol.2 スペシャルタッグマッチ

◯渕正信&大森隆男
(9分35秒 首固め)
秋山準&✕百田光雄

まず試合前の花束贈呈。特別ゲストはなんと川田利明!流れるHOLY WAR!

そしてマイクを持った川田が渕へ贈る言葉。その昔、全日本プロレスからノアへの大量選手離脱が起こったとき、全日本に残ったのが川田と渕の二人でした。それから色々あってからのこの再開はなかなかに感慨深いもの。
川田「私は武藤全日本でギブアップしてしまいましたが、渕さんは秋山全日本で頑張っていくと思うので、応援よろしくお願いします」

さりげない武藤disな気も・・・。川田らしいコメントでした。

 

試合はいきなり渕と百田のマッチアップから。ガンプロユニバース感涙!久々の全日本登場だからかハイテンションな百田!ロープに詰められて和田京平に「ジジイいじめてんぞ~!!」とアピール!声でかい!
その後も渕がしっかりとグーパンチからの「パー」を見せ、秋山のヒザを返し、ドロップキックを決める大車輪の活躍。さすがデビュー45周年。すでに前半戦に欠かせないアクセントになってます。最後は百田を首固めで仕留めた渕。試合後は秋山からの花束贈呈で記念試合終了。終始いい雰囲気で進んだ試合でした。まだまだ頑張って!渕さん! 

我が愛しの20世紀全日本プロレス史 ? 馬場さんがいて、鶴田さんがいた ? 【写真付き版】
 

渕正信の全日本プロレス回顧録。タイトルの「?」は文字化けです。

第4試合 The Bal presents スペシャル6人タッグマッチ

石川修司&◯青柳優馬&KAI
(14分16秒 ジャックナイフ式エビ固め)
ゼウス&✕ヨシタツ&吉江豊

軽くほっこりした後は一転、全日本プロレスらしいデカい人集めました的6人タッグ。吉江見るの久々だな~と思いつつ見てました。しかしそれにしても石川とゼウスのコンディションの良さは白眉。いつ見ても筋肉が張っている印象。沢山練習してるのが伝わってくる身体です。二人共「明日三冠戦」って言われてもいつでも行けそうなくらいの充実っぷり。

試合開始早々、横浜文化体育館ということもあり、横浜市東戸塚出身のKAIが「ハマっこ」コールを煽るも不発。しかしその後何度も繰り返し、力づくでモノにしたのはさすがKAI。そして何より驚いたのが、この中に入ってもひ弱さが見えなくなった青柳。今まではだいたい野村の横にいたんで目立ちませんでしたが、身体も分厚くなり、ヨシタツと向かいあっても見劣りしない肉体に。このメンバーに入ると流石に小さい方ですが、それでも成長を感じました。

しかし、このタッグの見せ場はデカい選手のぶつかり合い。吉江と石川ド迫力のショルダータックル合戦にゼウスと石川のラリアット打ち合いも凄い。その中で体格に劣るKAIも持ち味を発揮して素早い動きで翻弄。そしてなんと!最後は青柳がヨシタツのヨシタツ幻想(ファンタジー)、垂直落下式ブレーンバスターからのコードブレイカーをジャックナイフで返して3カウント。技あり!殊勲の白星を挙げました!まさか、この後どんなことが青柳に降りかかるかも知らずに・・・。 

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休憩前~チャンピオンカーニバル2019参加選手発表~

そして休憩に。その前に今年のチャンピオン・カーニバルのブロック分け、参加選手が発表されました。

Aブロック

宮原健斗
真霜拳號
青柳優馬
ゼウス
ギアニー・ヴァレッタ
崔領二
ディラン・ジェイムス
石川修司
岡林裕二

はっきり言って強豪揃いのAブロック。ここに放り込まれたヴァレッタ、青柳がどのような闘いを見せるのかが注目でしょうか。毎回激戦になる崔VSゼウス、三冠戦も闘った宮原VS石川、あまり対戦の印象がない真霜VS岡林あたりが注目カード。混戦必至のブロックになっています。

Bブロック

ジョー・ドーリング
サム・アドニス
ジェイク・リー
野村直矢
ヨシタツ
吉田隆司
ジョエル・レッドマン
橋本大地
諏訪魔

 こちらはAブロックから一転、おもちゃ箱みたい、というか意外性のBブロック。サム・アドニスはウルティモ興行でおなじみのトランプ支持者キャラ。吉田隆司はDRAGONGATEの元サイバーコング。ジョエル・レッドマンは元WWE、現在はRevolutionProなどで活躍するレスラーです。そして大日本プロレスから橋本大地が参加。とにかく初登場レスラーの多いこのブロック。楽しめそうです。

 

そして、チャンピオンカーニバル不参加なのは秋山準、大森隆男、ボディガー、吉江豊。じわりと全日本も若返りが進んでる印象を受けました。しかしKAIが参戦してないのは意外。DRAGONGATEに軸を移すのか・・・。  

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 Wrestle-1時代の謎のDVD。 武藤出演。情報が全くないので誰か買って内容教えてください。 

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 まさか第二弾が出てるとは。翔太出演らしいのでガンプロユニバース必見かもしれません。知らんけど。

 第5試合 シングルマッチ

◯野村直矢
(10分48秒 マキシマム→片エビ固め)
✕ディラン・ジェイムス

三冠挑戦を公言している以上、なにかしら結果を残したい野村にはうってつけのシングルマッチ。ディランもタイトルに絡むのなら落とせない試合。


しかし、試合前の花束贈呈時に出てきたキャラクター「ポッポちゃん」がなかなかに可愛くなかった。なんというかバランスがグロいというか。観客から面白半分に「ポッポ」コールが起こってましたが。まあズバリ言って面白くないというか。このコール煽ってた客のそばには座りたくないと言うか。

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真ん中がポッポくん。かわいくない・・・・。

試合は野村のヘッドロックから静かに開始。ショルダータックル合戦を挑む野村ですがジェイムズは倒れず。場外戦で放ったスピアーは受け止められ、チョップ、鉄柵に投げつけられる苦しい展開に。野村が攻撃を重ねてもチョップ一発で逆転出来るジェイムズ。パワーの差を見せつけていきます。

その後もチョップ、ラリアット中心にパワーでじっくりと押し込んでいくジェイムズ。野村も反撃していくがなかなかペースが掴めずに技を受けまくる展開に。しかし受けの強さを誇る野村。徐々に攻め疲れていくジェイムズ。徐々に野村がエルボー連打でペースを掴んでいきます。
そしてジェイムズが狙ったチョークスラムを返した野村、すかさずジャーマン、フロッグスプラッシュ二連発、これはカウント2でしたが、間を置かずにマキシマムで3カウント!野村直矢大勝利!

 

わりとあっさりとした印象だったけど、丸め込みのような勝利ではなく、マキシマムでの堂々としたフィニッシュでの勝利は大きいのではないでしょうか。

三冠奪取を考えるともう一息説得力のある技での勝利が欲しかったところではありますが、結果は出した。今後どう繋げていくか。野村直矢の今後に期待できる一戦でした。 

 第6試合 2019 Jr. BATTLE OF GLORY 優勝決定戦

◯岩本煌史【Aブロック1位】
(14分59秒 孤高の芸術→片エビ固め)
✕吉岡世起【Bブロック1位】

※岩本煌史が2年ぶり2度目の優勝

W-1から、というよりストロングハーツから参加の吉岡とJrチャンピオンの岩本との決勝戦となったこの試合。リーグ戦の優勝決定戦でありながら、どこかタイトルマッチ的な雰囲気も漂う、岩本にとっては負けられない試合となりました。

 思えば去年のJr.Battle of GloryはW-1の近藤修司が優勝。「全日本Jrは一番弱い」という過激な発言をしていました。

otokoman.hatenablog.com

今回吉岡が優勝すると、二年連続でW-1勢優勝になってしまうので、岩本としてはなんとしても防ぎたいところ。

両者入場、ジュニアヘビー同士とはいえ、W-1クルーザー級の吉岡と全日本ジュニアの岩本が並ぶと岩本の分厚さが目立ちます。この体格差をいかに克服するかが吉岡の課題か(近藤はW-1ではヘビー級で闘っています)

最初は腕の取り合いで始まったこの試合。ショルダータックルで倒した岩本、返す刀でカウンターのキックで対抗する吉岡。互いのスタイルの違いが早速見えてきます。

そして早速岩本を場外に落としてケブラーダを放つ吉岡。リング上に戻して蹴りの連打。スピードと打撃で攻め込んでからキャメルクラッチで締め上げる。

その後も打撃中心に攻め込む吉岡ですが、岩本も意地を見せ、「吉岡ァあああ!」と叫びながらのエルボーで吹き飛ばす。火がついた時の爆発力はさすがに岩本に分があるか。
しかし負けずに串刺しニーからの串刺しドロップキックと、蹴りのコンビネーションで再び攻め込んでいく吉岡。ロープに足を引っ掛けてからのネックスクリューからの肩固めで締め上げる岩本。終盤に向けて互いの得意技をぶつけ合っていく展開に。
吉岡の踏み絵!岩本の大外刈り連発!ボルテージが上がってから岩本のジャーマンはカウント2,吉岡のミスティカからのバズソー、ラストファルコンリーはカウント2、岩本立ち上がり、コーナーに登った吉岡に一本背負い、払い腰はカウント2、最後は孤高の芸術でカウント3!岩本煌史Jr.Battle of Glory優勝!

互いをぶつけ合った好勝負、今回吉岡が軽量のため、岩本の体重を乗せた払い腰、大外刈りがより有効だった印象でした。吉岡はもう一歩届かなかったけど何度でも見たくなる選手。W-1のクルーザートーナメントでも決勝に行ってるので、まずそちらを獲ってからあらためて全日本殴り込みを見てみたい! 

第7試合 世界タッグ選手権試合

関本大介&◯岡林裕二【第84代王者組】
(29分06秒 ゴーレムスプラッシュ→片エビ固め)
✕ジェイク・リー&崔領二【挑戦者組】

※関本大介&岡林裕二が初防衛に成功

関本&岡林とともにスーツ姿で入場してきたグレート小鹿代表。大日本プロレスと全日本プロレスの対抗戦ムードを煽るための入場か。全日本勢と大日本ストロング勢とのかみ合わせは面白くなるので大いに歓迎。出来れば鈴木秀樹とか浜亮太も全日本で見てみたいところです。

試合は関本と崔の重厚なレスリングからスタート。技も力感も感じさせる腕の取り合いの攻防。関本もですが、崔もしっかり「出来る」ところを見せていきます。

そして代わって登場した岡林とジェイクはチョップ&キック合戦。それぞれのスタイルの違いがはっきりとわかる序盤戦となりました。いきなり岡林のアゴに蹴りを入れていくジェイクですが、意地の反撃でまずはこれを制した岡林、関本とのダブルのショルダーでペースを握りにかかり、ジェイクはまずは耐える展開になりました。関本、逆エビでギリギリと絞り上げ、そのパワーを見せつけていきます。

しかし場外戦で優位に立ってペースを掴んだ挑戦者組。二人がかりで蹴りを中心にして関本を長時間攻め込んでいきます。しかし持ち前の頑丈さで耐えきった関本、なんとか岡林にタッチすると形勢逆転。今度はジェイクが攻め込まれて崔が挽回する展開が続く挑戦者組。そしてコーナーに登った関本に崔のトップロープからのブレーンバスター炸裂!一進一退の攻防が続きます。

再びジェイクVS岡林になると、レッグラリアット、ビッグブーツで攻め込んでいくジェイク。ツープラトンでのPKを決めますが、次の攻撃は関本が阻止。からのダブルでのアルゼンチン・バックブリーカー!これぞ関本&岡林組!面目躍如!そしてジェイクに満を持しての眉山炸裂!ここはなんとか崔がカット!

試合も終盤感が出てきたところでリング内はジェイクと岡林の打撃戦に。チョップをかわしての蹴りのラッシュ、ジャイアントキリングで岡林を追い詰めるジェイクですが、岡林も次のヒザをかわしてのラリアットでカウント2、あらためてロープを往復してのラリアットから、最後はゴーレム・スプラッシュでカウント3!王者組防衛!ジェイク及ばず!

白熱のタッグマッチでした。しかし、サムライTV解説の石川修司が話していたようにジェイクがもう一つ力を発揮しきれなかった印象でした。どこか受けに回っていたと言うか。爆発しきれず、というか。素材は文句ないので、ここは覚醒した姿を見せてほしかったところです。う~ん、残念。  

劣等感

劣等感

 

 関本大介渾身の自伝。明徳義塾出身という意外な経歴が明らかに。

メインイベント 三冠ヘビー級選手権試合

◯宮原健斗【第62代王者】
32分29秒 シャットダウン・スープックスホールド
✕諏訪魔【挑戦者】

煽りVのあと、いつもの先入場でノリノリの宮原、テンション高めですが、同時にどこか緊張感も。一方静かに、何かを噛みしめるような表情で入場する諏訪魔。それぞれのコントラストの別れる入場からチャンピオンベルト返還。厳かな空気が会場に流れます。

そしてゴング。静寂から徐々に歓声が起こる中、睨み合い、じっくりと間をとっていく二人。ようやくガッチリと組み合ってエルボーの打ち合いから早速スリーパーを狙う諏訪魔。早速パワー全開、ショルダータックルでふっとばしてからの場外戦へ。しかしここは宮原の反撃で優勢に。ヘッドバット連発!花道でのDDT!

中々リングに戻らない諏訪魔に業を煮やした宮原がエプロンからダイブ!しかし諏訪魔にかわされ鉄柵直撃!悶絶する宮原はなかなか立ち上がれず、悠々とリングに戻る諏訪魔を尻目に場外カウントギリギリでリングに。しかし結構なグロッキー状態、ここから諏訪魔の怒涛の攻撃が始まります。

リングに戻った宮原へDDTからのチンロック、そこからのストライクジャーマン!(二段式ジャーマン)炸裂!宮原ダウン!爆発力!

さらにコーナー逆さ釣りからの首攻め、バックドロップで攻め込む諏訪魔、逆エビでギリギリ締め上げる重厚な諏訪魔の攻めに宮原健斗は青息吐息。スタミナお化けの宮原も流石につらそう、と言ってる間に15分経過。ここまではほぼ一方的な諏訪魔のペースでした。
しかしいよいよ宮原反撃開始。低空→正調ドロップキックからコーナーへの膝蹴り。
負けずに諏訪魔もエプロン越しの延髄斬りから万力スリーパー。ここらへんはせめぎあいが続きます。

なんとかリングに戻る宮原。しかし依然諏訪魔ペース。「投げるぞオイ!」はDDTで返され、ブラックアウト→ジャーマン→ブラックアウトと宮原怒涛の反撃。
しかしシャットダウンスープレックスを阻止した諏訪魔、ストライクジャーマンから万力スリーパーで締め上げる!!

これは和田京平にチョークを取られ止められるも、宮原グロッキー状態に。引き起こした諏訪魔、ラストライド狙うも返されるがすかさずジャーマン!宮原もジャーマンで返してブラックアウト!諏訪魔も立ち上がりドロップキック!互いにダウン!
カウント8で立ち上がった両者エルボー合戦!激闘!

宮原に打ち負け諏訪魔ダウン!しかし立ち上がりダブルチョップのラッシュ!互いに余力を振り絞る闘いに。ラリアットをブラックアウトで返した宮原ジャーマン!カウント2!シャットダウン狙いの宮原を跳ね返した諏訪魔、ブラックアウトをキャッチしてパワーボム!カウント2!

ラリアットからラスト・ジャーマン炸裂!しかしカウント2で返す宮原!諏訪魔、右腕のラリアットで吹っ飛ばす!そしてひねりの効いたバックドロップ!カウント2!決まらない!30分経過!!!

ラストライドを返した宮原ブラックアウトからジャーマンはカウント2、シャットダウン返す!再びシャットダウン狙いの宮原、こらえる諏訪魔をなんとか投げきる!ついにカウント3!宮原健斗防衛!

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諏訪魔の怒涛の攻撃をなんとか跳ね返してカウント3を奪った宮原。さすがにしばらくリング上で大の字になっていました。一方諏訪魔は青木、岡田に肩をかりたもののすぐに退場。こういうところにも諏訪魔の底知れなさを感じさせられました。諏訪魔最強幻想は消えず・・・。

 

メイン終了後マイクアピール。三冠次回挑戦者決定!

そして、ベルトを巻いてもらい、勝ち名乗りを上げてマイクを取った宮原。

宮原「今日だけは言わせてくれ。諏訪魔さん、ありがとうございました」

深々と頭を下げる宮原健斗。刺さる光景でした。

そしてガクっと膝をつき

 

宮原「今日は、喋れない・・・。」

といいつつ、観客の歓声にようやく立ち上がり

宮原「帰ってきたぜヨコハマ~!今日は最高の、最高の声援をありがとうございました!」

と、再びロープにもたれかかる宮原。

宮原「今日でV2、そして宮原健斗、20代最後のリングです。30代の宮原健斗に何を求めますか」

というわりと難しめの問いかけにあまり声の上がらない観客席。

宮原「オレの時代で全日本プロレスを史上最高にする、30代になっても観客の皆さん、オレに期待してくれ!」

そしてさらに観客に

宮原「V3の相手は宮原健斗と、誰が戦うところを見たいですか?」

と問いかける。すると花道から野村直矢入場! 

NEXTREME脱退を宣言してTシャツを脱ぎ捨てての挑戦アピール。リング内での握手からマキシマム狙いの野村!慌てて逃れる宮原。マイクを取った野村は一言

野村「闘いはもう始まってるんだよ!覚悟しとけ!!」

野村の挑戦を待ち望んでいたという宮原、健斗コールが沸き起こる中、「全日本プロレス、サイコー!」でいつもの締め。お腹いっぱいの全日本プロレス、横浜文化体育館大会は終了しました。

 

こうして終了した全日本プロレス横浜文化体育館大会。宮原健斗の防衛で終わったメインでしたが、諏訪魔の凄さも改めて見せつけられたような試合でした。そして三冠挑戦を表明した野村直矢、ヨシタツからフォールを奪った青柳優馬、そして世界タッグ挑戦に失敗したジェイク・リー。この3人の世代がいよいよトップに絡んでいく、という表明のような大会でもありました。

しかし、チャンピオンカーニバルのメンバーも決定し、ヘビー級でも諏訪魔を始め石川修司、諏訪魔、ヨシタツ、KAI、ジョー・ドーリング、ディラン・ジェイムスと強豪ひしめく全日本プロレス。 ジュニアヘビーも徐々にステータスを築いている印象があります。秋山全日本がどこまで登っていけるのか。団体一丸となって、宮原健斗を筆頭として新日本プロレスに追いつけ追い抜けで行ってほしい。道程は長いでしょうが、しかし未来は見据えている。この日の宮原のマイクにはその覚悟が感じられました。いつか東京ドームで「全日本プロレス、サイコー!」と叫ぶ日を目指して。次の宮原健斗VS野村直矢で何が見せられるのか。それが今後の全日本プロレスの指標となるでしょう。頑張れ!全日本プロレス!頑張れ!野村直矢!