本日4月4日、いよいよ全日本プロレスの象徴ともいえるチャンピオン・カーニバルが開幕。今年は4月4日の後楽園ホール大会に始まり、4月28,29日の後楽園ホール二連戦まで、全18興行にわたって行われます。参加選手もA,Bブロックあわせて18人と、去年より2人増え、参加人数が最多だった1992年(20人)に次ぐ多さ。徐々に団体が充実してっていることを感じさせます。
というわけで、参加選手、日程、対戦カードについてまとめ、それぞれ見どころを書いていきます。新日本プロレスはG1クライマックス、全日本プロレスはチャンピオン・カーニバル。ご覧になる祭の参考にして頂けると幸いです。
- 参加選手紹介
- 試合日程・対戦カード紹介
- 4月4日(木)東京・後楽園ホール≪開幕戦≫
- 4月6日(土)千葉・木更津市民会館中ホール
- 4月7日(日)愛知・名古屋国際会議場イベントホール
- 4月9日(火)島根・くにびきメッセ多目的ホール
- 4月10日(水)広島・JMSアステールプラザ多目的スタジオ
- 4月11日(木)福岡・アクロス福岡
- 4月13日(土)大阪府立体育会館・第二競技場
- 4月14日(日)大阪府立体育会館・第二競技場
- 4月15日(月)石川・金沢流通会館
- 4月16日(火)静岡・アクトシティ浜松
- 4月17日(水)新木場1stRING
- 4月20日(土)北海道・ホテルエミシア札幌
- 4月21日(日)北海道・ホテルエミシア札幌
- 4月23日(火)宮城・仙台PIT
- 4月24日(水)新潟・アオーレ長岡
- 4月25日(木)東京・後楽園ホール
- 4月28日(日)東京・後楽園ホール
- 4月29日(月・祝)東京・後楽園ホール≪最終戦・優勝決定戦≫
参加選手紹介
今年の参戦選手は18名。全日本プロレスらしく、大型選手を揃えています。180cm超えは当たり前。120Kg超えの選手も6人参戦。世界中でも「最大級」なリーグ戦といえるでしょう。また、その中で今回参加予定だったK-DOJOの真霜がケガのため欠席。ジュニアヘビー戦士の青木篤志が参加していることでより面白くなりそうです。
Aブロック
宮原健斗
186cm/102kg(6年連続6度目/2018年準優勝/現三冠ヘビー級王者)
言わずと知れた三冠王者。今年に入ってもKAI、諏訪魔、野村直矢と防衛を繰り返し、もはや盤石といっていいチャンピオンとなりつつあります。ただ、去年のチャンピオン・カーニバルは丸藤正道に敗れて準優勝に終わっています。(その後三冠挑戦してきたところを防衛)
今年はなんとしても優勝し、三冠王者にして優勝を飾りたいところ。そして、改めて「宮原時代」の到来を宣言したいはず。参加選手の中で大柄ではないですが、無尽蔵なスタミナを持つためにリーグ戦は強いはず。去年の雪辱を果たせるか。
ゼウス
181cm/105kg(6年連続6度目/2016年準優勝)
去年は初の三冠王者に輝きますが、宮原相手に防衛失敗。最近では世界タッグからも遠ざかっていることから、ぜひ優勝してタイトルへの足がかりにしたいところ。
ボディビル出身だけあってパワーには定評がありますが、タイトル獲得前後から落ち着いたファイトも身に着けて安定感を得ているように思います。
また、一昨年の話で恐縮ですが、横浜ラジアントホール大会での崔領二戦は凄かった。今年も同じブロックになり、しかもゼウスの地元、大阪での対戦。これは密かに注目カードです。
石川修司
195cm/130kg(3年連続3度目/2017年優勝/現世界タッグ王者)
現在は諏訪魔とのタッグ「暴走大巨人」として活躍中の石川修司。その名の通り、Aブロックでは最も巨漢。今年から全日本プロレス所属となり、タッグタイトルだけではなくシングルでの実績も欲しいところです。
石川は2017年5月、宮原を破って三冠ヘビー級王者に輝いていますが、それ以降はタイトルから遠ざかっており、今年こそシングルでの実績が欲しいところ。
ちなみに関本大介と岡林裕二の大日本プロレスタッグに一度世界タッグのタイトルを奪われますが先日の後楽園大会で奪回。その岡林と同じブロックの石川修司。いきなり4月4日の初戦で対決。絶対面白い!要チェックです!
青柳優馬
186cm/90kg(初出場)
チャンピオンカーニバル初出場となる青柳優馬。23歳での初出場。ここのところ野村直矢に話題を攫われ、存在感が薄れていたところなので、ここいらで一発インパクトを残したいところ。ちなみに野村が思いつきでNEXTREME脱退して三冠ヘビー級挑戦を表明したためにアジアタッグを返上するハメになったときの会見がこちら。ふてくされる青柳が超面白いです。推せる。
崔領二
190cm/105kg(4年連続4度目)
全日本参戦以来、チャンピオンカーニバルの常連となっている崔。優勝争いに絡む実力は持っていると思うんですが、いま一歩のところでブロック勝ち抜けに及ばない結果が続いています。
サムライTVの「速報!バトル★メン」に出演した石川修司が崔への印象を訪ねられたときに「ランズエンドのウエザイルって人のツイッターは面白いです」と言われる始末。頑張れ崔!そしてとりあえずゼウス戦は刮目して見ます。
青木篤志
170cm/85kg(3年ぶり2度目の出場)
出場予定だった真霜が肩の負傷のために辞退。代わりにと立候補したのが青木でした。ジュニア戦士の青木ですが、若手の指導をしていることもあり、プロレスの上手さには定評があります。
常に不機嫌そうな青木篤志。チャンピオンカーニバル出場で彼の憂鬱が晴れるのか。現在Jrヘビー級チャンピオンの岩本へのアピールなのか。青木がこのリーグ戦で何を見せようとしているのか。考えながら見ようと思います。初戦は宮原戦!要注意!
ディラン・ジェィムス
195cm/115kg(2年連続2度目の出場)
ZERO1ファンには言わずと知れたジェームス・ライディーン。ZERO1では無敵を誇ったディランも全日本ではいまいち伸び悩み感があるのが現状残念なところ。
去年の最強タッグでジョー・ドーリングと組んで優勝、ようやくタッグの結果は残したので今度はシングルも、といきたいところですが、先日の横浜文体では野村直矢に敗北するなどいまいち上に行ききれない。ハッキリとポテンシャルは凄いので、そろそろ何かを掴んで欲しいところです。
ギアニー・ヴァレッタ
192cm/110kg(初出場)
マルタ共和国出身のブロディモチーフのプロレスラー、という情報量多めのヴァレッタも初出場。わりと前座で暴れることの多いヴァレッタ。しかし体格で言えばディランにも劣らないほどの巨漢レスラー。
正直優勝戦線に絡むのは難しそうですが、この人のテンション高いシングルマッチを見てみたい。2011年デビューですが全日本プロレス参戦からほぼ1年。伸びしろに期待です。
岡林裕二
178cm/120kg(大日本/7年ぶり2度目)
そしてなんと7年ぶり2度めの出場となる岡林裕二。パートナーの関本大介は2016年大会で優勝。ここはなんとしてもそれに準ずる成績を収めたいところ。世界タッグでの戦いっぷりを見てももちろんそれくらいのポテンシャルはあるはず。ただ、Aブロックのディラン、石川、ヴァレッタ、ゼウスと巨漢のパワーファイターにどれだけ対抗できるのか。また、関本と違い、かなりパワーで押し切るタイプの試合をするので、長丁場のリーグ戦後半の息切れがなければ結構な確率で優勝争いに食い込んでくるのではないでしょうか。ちなみに初戦は石川戦。期待!
Bブロック
諏訪魔
188cm/120kg(3年連続14度目/2008年優勝/2006.2012.2015年準優勝/現世界タッグ王者)
先日宮原健斗の三冠ヘビー級王座に挑戦して失敗。しかしめげずに世界タッグ奪回に成功した諏訪魔。2008年に優勝していますが、それ以来は優勝なし。そろそろまた優勝が欲しいところです。
宮原時代が築かれつつある今の全日本プロレス。それは面白いし異論はないんですが、やはり今の全日本プロレスを象徴するレスラーといえば諏訪魔というイメージがあります。やはり諏訪魔が元気じゃないと全日本プロレスが面白くない。その暴れっぷりに期待してます!暴走!
野村直矢
185cm/105kg(4年連続4度目の出場)
先日、後楽園ホールではじめての三冠ヘビー級王座挑戦を果たした野村。負けはしましたが、その闘いっぷりには後楽園ホールが揺れました。ここにきてその実力が花開きつつある野村直矢。その勢いをそのままチャンピオンカーニバルに持ち込んで一気に優勝争いに絡んでもおかしくない!大穴!
ジェイク・リー
192cm/110kg(2年ぶり3度目の出場/現アジアタッグ王者)
ボディーメイクトレーナーとしても活躍し、あの大黒摩季も担当していることでおなじみのジェイク・リー。ただ、SWEEPERとして軍団を旗揚げしたものの取った王座はアジアタッグのみ、という状況に本人が満足しているとは思えず、ここで状況を一気にひっくり返したいところでしょう。
恵まれた体格と格闘技経験、そして声優の神谷浩史の甘いマスクと、エースの条件は揃っているように見えるジェイク。野村がプチブレイクしている今、その焦りを解消する活躍を見せて欲しいところです。何か弾ければ一気に上に行きそうなんですけどねぇ・・・。頑張れジェイク。
ジョー・ドーリング
196cm/135kg(3年連続9度目の出場/2017年準優勝)
今、全日本プロレスの外国人レスラーといえばジョー・ドーリング。2017年に二度目の三冠王者に輝き、去年の世界最強タッグリーグでは優勝。圧倒的なパワーと耐久力を持つジョーですが、負けるときは比較的あっさり負けることが多いムラっ気も。
全日本プロレスが苦しいときにも来日、悪性の脳腫瘍からも復活してきたジョー。三冠王者時には時代をつくるまで至りませんでしたが、ジョーも36歳とレスラーとしての全盛期を迎えつつあります。ここは本領発揮を見てみたい。パワーですべてをなぎ倒すジョーに期待せよ!
ヨシタツ
178cm/102kg(2年連続2度目の出場)
全日本プロレス参戦直後はあまり目立たなかったヨシタツですが、どんどん自由さを増していき、ヨシタツポイント、ワールドフェイマスとテンション高めというか、多少痛めの言動が目立ってきた最近のヨシタツ。しかしその底抜けの心の強さ、ポジティブさは凄い。この人は心が折れる、っていうことは無いんじゃないだろうか?というくらいのモンスターっぷりを発揮しています。
リング内でも去年の2月、宮原と組んで世界タッグのベルトを巻き、あとはシングルのベルトが欲しいところ。一度ジョー・ドーリングの三冠ヘビー級に挑戦するもあっさりと敗退しているのみなので、三冠挑戦のためにもここは結果を残したいところ。ある意味一番宮原健斗をリング上で見ているレスラーなので、決勝で宮原と対戦すれば面白いのではないかと思ってます。ヨシタツポイント僕にもください!
橋本大地
178cm/92kg(大日本/2年ぶり2度目の出場)
言わずと知れた橋本真也の息子。しかし、チャンピオンカーニバルの中に入ると小柄なほう。得意技のライジングDDTが決まれば大型選手からの白星も可能なはずなので、大物食いをしていきたいところ。前回出場時はわずか4点獲得で終わったので、今回はそこを上回りたい。個人的にはジェイク戦、野村戦などが注目です。
サム・アドニス
187cm/108kg(初出場)
トランプ支持者ギミックのプロレスラー、サム・アドニスが初参戦。ウルティモ・ドラゴン興行にヒールとして登場していましたが、ここにきてチャンピオン・カーニバル初参戦。正直ちゃんと見たこと無いのでなんとも言えません。デカくて強そう。
ジョエル・レッドマン
188cm/120kg(初来日初出場)
まじりっけない初来日&初参戦の選手。デカくてマッチョ。youtubeで試合を見てる限りだとオーソドックスなスタイルのように見えました。序盤の寝技をしっかりやるタイプ、そしてわりとコミカル寄りの試合をするという印象を受けました。来日が楽しみです。
吉田隆司
178cm/125kg(ドラゴンゲート/初出場/現オープン・ザ・トライアングルゲート王者)
ドラゴンゲートから出場するのは元サイバー・コングの吉田隆司。すいません!未見です!このチャンピオンカーニバルでどんな試合をするかしっかり見ようと思います。以上・・・。
試合日程・対戦カード紹介
4月4日(木)東京・後楽園ホール≪開幕戦≫
Aブロック公式戦
宮原健斗vs青木篤志
石川修司vs岡林裕二
Bブロック公式戦
諏訪魔vsジョー・ドーリング
野村直矢vsジェイク・リー
橋本大地vs吉田隆司
4月6日(土)千葉・木更津市民会館中ホール
Aブロック公式戦
石川修司vs青木篤志
崔領二vsディラン・ジェイムス
青柳優馬vs岡林裕二
Bブロック公式戦
野村直矢vs吉田隆司
橋本大地vsジョエル・レッドマン
4月7日(日)愛知・名古屋国際会議場イベントホール
Aブロック公式戦
石川修司vs崔領二
ゼウスvsギアニー・ヴァレッタ
Bブロック公式戦
ジョー・ドーリングvsヨシタツ
ジェイク・リーvs橋本大地
4月9日(火)島根・くにびきメッセ多目的ホール
Aブロック公式戦
宮原健斗vsゼウス
ディラン・ジェイムスvsギアニー・ヴァレッタ
Bブロック公式戦
ジェイク・リーvsジョエル・レッドマン
野村直矢vsサム・アドニス
4月10日(水)広島・JMSアステールプラザ多目的スタジオ
Aブロック公式戦
ゼウスvs青柳優馬
Bブロック公式戦
諏訪魔vsヨシタツ
野村直矢vsジョー・ドーリング
サム・アドニスvsジョエル・レッドマン
4月11日(木)福岡・アクロス福岡
Aブロック公式戦
宮原健斗vsディラン・ジェイムス
青柳優馬vsギアニー・ヴァレッタ
Bブロック公式戦
諏訪魔vsサム・アドニス
ジェイク・リーvsヨシタツ
4月13日(土)大阪府立体育会館・第二競技場
Aブロック公式戦
ゼウスvsディラン・ジェイムス
石川修司vs青柳優馬
崔領二vsギアニー・ヴァレッタ
Bブロック公式戦
諏訪魔vs吉田隆司
野村直矢vsジョエル・レッドマン
4月14日(日)大阪府立体育会館・第二競技場
Aブロック公式戦
宮原健斗vs石川修司
ゼウスvs崔領二
Bブロック公式戦
ジョー・ドーリングvsサム・アドニス
吉田隆司vsジョエル・レッドマン
4月15日(月)石川・金沢流通会館
Aブロック公式戦
ゼウスvs青木篤志
青柳優馬vsディラン・ジェイムス
Bブロック公式戦
野村直矢vsヨシタツ
サム・アドニスvs吉田隆司
4月16日(火)静岡・アクトシティ浜松
Aブロック公式戦
青柳優馬vs真霜拳號
岡林裕二vsギアニー・ヴァレッタ
Bブロック公式戦
諏訪魔vs橋本大地
ジョー・ドーリングvs吉田隆司
4月17日(水)新木場1stRING
Aブロック公式戦
宮原健斗vs青柳優馬
崔領二vs青木篤志
Bブロック公式戦
石川修司vsギアニー・ヴァレッタ
ジェイク・リーvs吉田隆司
4月20日(土)北海道・ホテルエミシア札幌
Aブロック公式戦
ディラン・ジェイムスvs岡林裕二
宮原健斗vsギアニー・ヴァレッタ
Bブロック公式戦
野村直矢vs橋本大地
諏訪魔vsジェイク・リー
ヨシタツvsサム・アドニス
4月21日(日)北海道・ホテルエミシア札幌
Aブロック公式戦
ゼウスvs岡林裕二
Bブロック公式戦
諏訪魔vsジェイク・リー
ジョー・ドーリングvs橋本大地
ヨシタツvsジョエル・レッドマン
4月23日(火)宮城・仙台PIT
Aブロック公式戦
石川修司vsディラン・ジェイムス
崔領二vs岡林裕二
青木篤志vsギアニー・ヴァレッタ
Bブロック公式戦
ヨシタツvs橋本大地
4月24日(水)新潟・アオーレ長岡
Aブロック公式戦
宮原健斗vs崔領二
真霜拳號vs岡林裕二
Bブロック公式戦
ジェイク・リーvsサム・アドニス
ジョー・ドーリングvsジョエル・レッドマン
4月25日(木)東京・後楽園ホール
Aブロック公式戦
宮原健斗vs岡林裕二
石川修司vsゼウス
青木篤志vsディラン・ジェイムス
青柳優馬vs崔領二
4月28日(日)東京・後楽園ホール
Bブロック公式戦
諏訪魔vs野村直矢
ジェイク・リーvsジョー・ドーリング
橋本大地vsサム・アドニス
ヨシタツvs吉田隆司
4月29日(月・祝)東京・後楽園ホール≪最終戦・優勝決定戦≫
優勝決定戦
Aブロック1位vsBブロック1位
とりあえずもう始まりましたが、長丁場のチャンピオン・カーニバル。大型選手を集めたシングルマッチのお祭り、といった趣のリーグ戦になっております。試合が進むにつれ色々感想、結果等書き足して行こうと思ってますので、そのつど見て頂けると幸いです。
ちなみに私の優勝者予想はAブロックからゼウス、Bブロックからヨシタツ、ゼウスVSヨシタツの決勝戦で優勝はゼウス!当たったらなんかください!それではまた!