男マンの日記

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世界最強タッグ開幕!11・13全日本プロレス、いきなり諏訪魔&石川修司VS宮原健斗&ヨシタツ!

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 2018年もいよいよ最強タッグの季節。世界最強タッグリーグが始まるとそろそろ冬本番、年末になったな~という印象を受けます。そして今年の参加チームは全11チーム。全チーム総当たりのリーグ戦を行い、一位と二位のチームが優勝決定戦を行います。参加チームは以下のとおり。 

  • 諏訪魔&石川修司
  • 秋山準&関本大介
  • 宮原健斗&ヨシタツ
  • ゼウス&ボディガー
  • 野村直矢&青柳優馬
  • 大森隆男&征矢学
  • ジェイク・リー&崔領二
  • ジョー・ドーリング&ディラン・ジェイムス
  • TAJIRI&ギアニー・ヴァレッタ
  • 真霜拳號&KAI
  • パロウ&オディンソン

 全11チーム、定番チームが揃ってますが、諏訪魔&石川修司の暴走大巨人は現世界タッグチャンピオン、大日本&全日本タッグの秋山準&関本大介組、新合体技「ヨシケンサンバ」を開発した宮原健斗&ヨシタツ組、「ビッグガンズ」ことゼウス&ボディガー、二度この世界最強タッグを優勝している大森隆男&征矢学の「GET WILD」...。

強豪揃いの世界最強タッグ決定リーグ戦 2018。全日本プロレスTVで観戦した公式戦全4試合を振り返ります。

 

 

 

第4試合 2018 世界最強タッグ決定リーグ戦 公式戦 30分1本勝負

パロウ&◯オディンソン【1勝=2点】
(4分10秒 エンド・ザ・ワールド→体固め)
野村直矢&✕青柳優馬【1敗=0点】

 EVOLVE等で活躍し、この最強タッグで初来日のパロウ&オディンソンの「THE END」とノムヤギチームの対決。とにかくTHE ENDが見た目からしてハッタリ効いていて良い。パロウは193センチ140キロ、オディンソンが190センチ125キロ。わかりやすくでっかい外国人選手。しかも動ける太マッチョ。

試合に入っても2人で野村を軽々とスープレックスで投げ捨て、ラリアットでなぎ倒し、合体攻撃を食らってもなんのその。野村をタックルで場外に排除して、パロウが青柳を肩車してからオディンソンがコーナーからのダイビング・エルボースマッシュという合体技(エンド・オブ・デイズ)で3カウント。超あっさりと勝利をおさめてみせました。

デカくて強い。これは楽しみなタッグチーム。早くトップどころとの対戦も見てみたい。うまく行けば常連外国人タッグとなり、ジョー、ディラン組と渡り合うところなど大型外国人対決として大きなウリになるはず。THE ENDへの期待が膨らむ試合となりました。ノムヤギは、なんというか頑張れ!

 

第5試合 2018 世界最強タッグ決定リーグ戦 公式戦 30分1本勝負

大森隆男◯征矢学【1勝=2点】
(9分14秒 ワイルドボンバー→片エビ固め)
ゼウス&✕ボディガー【1敗=0点】

 世界最強タッグといえばGET WILD!というわけで、大森と征矢のタッグが復活。2012,2016と優勝を飾っているこのタッグ。組むのは久々になりますが、しかし組んだら流石に抜群のコンビネーション。

一方のビッグガンズも4度の世界タッグ王者に輝く全日本の定番タッグチーム。その二組の対戦だけに安定感はさすが。互いに連携を駆使して一進一退の攻防を繰り広げていきます。

しかし今回は途中からボディガーのローンバトルが続く展開に。征矢をラリアットなどで攻め込んでいくボディガー、必殺技バウンスを狙いますが着地され、合体式のアックスギロチンドライバーを喰らい、征矢のジャーマンはカウント2で返すも、たてつづけにデスバレーボム、ワイルドボンバーを喰らってカウント3。GETWILDが幸先の良い勝利をあげました。

 

久々に全日本プロレスで見る征矢学は充実、試合後に大森との合体ポーズを見せるなどテンションの高さも健在。一方ビッグガンズはゼウスが力を出せずに終わってしまった印象。地力のあるチームだけにこれから踏ん張って首位戦線に残って欲しいものです。

 

   

 

第6試合 2018 世界最強タッグ決定リーグ戦 公式戦 30分1本勝負

◯秋山準&関本大介【1勝=2点】
(13分49秒 リストクラッチ式エクスプロイダー→片エビ固め)
真霜拳號&✕KAI【1敗=0点】

 今回注目の秋山&関本の越境タッグ。関本は先日の大日本プロレス両国大会でタフなレスリングマッチの末鈴木秀樹からストロングヘビーのベルトを奪取したばかり。秋山との合体が注目されます。

 

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一方の真霜&KAIの凸凹コンビ。モメつつも試合になるとなんだかんだで絶妙なコンビネーションを発揮するこのチーム。真霜の肩のケガとTAKAの件でテンションオチてないかが不安材料ですがどうなるか。ポテンシャルは高いチームなので、どのくらい上積みがあるかで今後の展開が決まりそうなチームです。

試合は早速秋山&関本チームの鬼っぷりが炸裂。右肩に大きいテーピングをしている真霜の肩をとにかく攻め込む。秋山はヒザ連発し、関本はショルダーバスターで痛めつける。一点集中が得意な真霜のお株を奪われる形で動きが止まってしまう真霜。KAIがそれをカバーして連携で攻め込みますが、トラースキック誤爆で失速。KAIがエクスプロイダー、ヒザ連打を喰らうも真霜のアシストを受けて秋山にフロッグ・スプラッシュ。しかしその後の連携も同士討ち。その後コーナーへの串刺し攻撃を食らったKAI、秋山がエクスプロイダーで投げようとしますがこらえる、そこで何と!

関本が秋山ごとKAIをジャーマンでブン投げる!!

眉山ならぬ・・・なんだろう?とにかく説得力抜群の投げ技から秋山が改めてリストクラッチ式エクスプロイダーでKAIをフォール。秋山&関本組が幸先の良い勝利を飾りました。

秋山もダメージ深そうでしたが、とにかく勝利した秋山&関本組。いきなり新必殺技を披露するなど期待大なタッグチーム。正直、普通に組むだけかな~と思っていたのでプラスアルファが生まれるのは嬉しいところです。

真霜&KAIは誤爆でペースを握れず敗北しましたが、それでもポテンシャルの高さは見せれたと思います。真霜の肩もまだ不安ですが、尻上がりに良くなってくれることを願います。なんというか、見ていてワクワクするチームはなかなかない。自由に暴れまわって欲しいところです。

 

メインイベント 2018 世界最強タッグ決定リーグ戦 公式戦 30分1本勝負

◯諏訪魔&石川修司【1勝=2点】
(24分13秒 ラストライド→体固め)
宮原健斗&✕ヨシタツ【1敗=0点】

世界タッグチャンピオンの「暴走大巨人」諏訪魔&石川修司、宮原健斗&ヨシタツの「ヨシケン」タッグとは8月18日に防衛戦を行って勝利しています。しかしヨシケンも新必殺技「ヨシケンサンバ」を開発して雪辱を狙います。好勝負必至のメインイベント。入場時、諏訪魔と石川が色違い、おそろいのコスチュームにしてきたのでビックリしましたが、なにはともあれ試合開始。

試合は予想通り白熱。諏訪魔VSヨシタツの静かな展開から、石川VS宮原はいきなり場外戦になだれ込む荒れた展開に。しかしその後はヨシタツが捕まり、ローンバトルを強いられる展開が長く続きます。

とにかく暴走大巨人の強さが際立つ展開。ヨシケンも反撃しますがなかなか流れをつかめない。暴走大巨人は勢いに乗り、交互にラリアットを乱れ打ち、フロント・スープレックス→ヒザの連携も見せていきます。

しかし20分過ぎ、ヨシケンもヨシタツのコードブレイカーから宮原のジャーマン、「ヨシケンサンバ」をついに初披露!

しかしこれは試合権利がヨシタツだったこともありカウント2。すかさずヨシタツ幻想で締め上げるも石川のカットにあい石川、ヨシタツにファイヤーサンダー!諏訪魔も宮原、ヨシタツ2人を同時にジャーマンで投げ捨てる無双っぷりを発揮し、ラリアット、ジャーマン、石川のドラゴン、諏訪魔のドロップキックとヨシタツを攻め立てますがカウント2。しかし朦朧とするヨシタツをラストライドで投げ捨てて押さえ込み3カウント!暴走大巨人がヨシケンを返り討ちする形で勝利を飾りました。

 

   

 

こうして勝利した諏訪魔&石川の暴走大巨人。石川が試合後に「俺たちのほうがサンバです!」と混ぜっ返してみせ、諏訪魔が「お揃いのコスチュームが似合うかどうか・・・。」とはにかんで見せる可愛さ。最後は「俺達が全盛期だ!オイッ!」で締め。大盛り上がりの後楽園ホールを締めてみせました。

 

これからも続く最強タッグ、今後に十分期待させる試合を見せてくれました。新日本ではワールドタッグリーグが開催中ですが、やはりここは世界最強タッグ、元祖の意地も見たいもの。できるだけ自分も(全日本プロレスTVで、になりそうですが)追いかけていこうと思います。熱い冬がこれから始まる!